「座って使えるキッチン」を計画した時、座りながら手の届く範囲が限られてくるため、通常の位置に取り付く水栓金具は使い勝手が悪いという問題に突き当たりました。
座ったままの姿勢だと手の届く範囲が決まってしまいます
壁よりカウンターを20~30センチ出して、そこに壁付水栓金具を取り付け、レバーハンドルに手が届くように設置しなければなりません。そうすると、通常の蛇口の吐水パイプだとシンクからはみ出してしまいます。シャワー水栓ならば良いかと思ったのですが、身障者だと片手でシャワーを持って、もう片方の手で作業をする事が可能なのかどうか・・・・
シャワー水栓が中空で固定できれば、両手が使えて便利・・
そこで考案したのが、自在フレキの先端にシャワーノズルを付けて中空で固定できる「ゾウさんノズル」です。
カクダイの自在フレキ
先端にシャワー水栓を取り付けます
実際にこの「ゾウさんノズル」を作るには、水栓金具を固定するためのカウンターと接続方法に一工夫必要です。大工と設備屋さんの共同作業によって、何とか実現したのでした。
「ゾウさんノズル」の装備された「座って使えるキッチン」です
「ゾウさんノズル」です
座ったままの姿勢で、使えるかテストしています
使い勝手はまずまずと言ったところでしょうか・・
洗い物をする時に、両手が使えるのは便利だと思われます。
計画当初では、このノズルとTOTOの「フットスイッチ」を連動させて、シンクの手元でコントロールするつもりだったのですが、浄水器が必要だという事で、そちらにフットスイッチを振り向けています。
実際に使っているお客さんのご意見もお聞きしたいところ・・・
座って使えるキッチンへ・・・
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