べんりや日記

住まいのこと、情報発信!

旧栄町T邸 座敷

2007-03-08 21:42:31 | 旧栄町 T邸(越後杉)


雪です。すんごい降ってます。
先週までの天候が、うそのようです。

来週から1件、解体が入っているのですが、うまくいくかどうか・・

今週も予定が多く、更新がままならぬ状態です。
山古志村の復興住宅を見学したり・・その様子は後日・・

さて、カメラマンに撮ってもらった写真が出来上がってきました。
さすがです。
スナップ写真ではこうはいかない。
広角レンズだと、奥行きが強調されて、やはりイイカンジになってます。

座敷は全体が写せなかったのですが、この写真だと良く表現されています。
通し柱を結ぶ「指鴨居(あしがもい)」と縁側からの明かりを入れる「雪見障子(猫間障子とも言う)」と小国和紙を貼ったランマ。
奥に、書院と床の間。仏間は雲りガラスの入った建具で仕切られ、1間の奥行きがり、仏壇とお経を読むお坊さんがすっぽり入れます。(お経を読んでるときに建具を閉めると怒られるかも・・)

天井に2本の丸梁があり、天井(2階の床)を支えています。
通常の和室と少し、感じが違うのは、この2本の丸梁でしょう。

このあたりは、神棚と床の間のある座敷の隣に仏間のある部屋が続き間になっているケースが多く、お客さんは座敷に通され、奥の仏間のある部屋はほとんど遊んでいる状態になります。
そこで、その2つの部屋をひとつにまとめ、効率よく設計したのがこの座敷に仏間のあるスタイルです。
通常だと、10帖+8帖がオーソドックスですが、それを12帖の大広間にまとめたものです。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 旧栄町T邸 外観 | トップ | 高齢者用和室 »

コメントを投稿

旧栄町 T邸(越後杉)」カテゴリの最新記事