べんりや日記

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和室 床下収納

2009-06-10 22:39:02 | 長岡市中島 バリアフリー住宅(越後杉)
中島町H邸にて、和室を40センチ洋間よりも段差をつけ、この高さを利用して、引き出しを設けました。

40センチだと、丁度イスと同じ高さで、畳の上に座布団を敷くと立派な長椅子になります。
何人か座って、ついつい長居してしまうアイテムになっています。

また引き出しは、奥行きが70センチ以上は取れますが、あまり深いと奥の掃除が大変なのと、引き出しを引いたときの重量(荷物も入ると意外と重くなります)や部屋側に出すスペースに余裕ができないので、60センチくらいがベストだと思います。

4畳半の狭い和室ですが、介護するデイサービスの人の休憩所としての用途を考えているので、このくらいで十分だと思います。
また、中央の畳をはがして、掘りコタツにして、その廻りに4人位座れるスペースとしています。



段差を利用した引き出し



畳下の収納方には、以下の3パターンが考えられます。

1.引き出し式収納



2.ハッチボックスタイプ


3.置き畳式




どちらかというと、「置き畳式」がシンプルで壊れなさそうで、安く済みそうです。これをバリアフリーにして床と畳の段差を解消する場合は、床下にボックスごと埋め込んでしまえばいいのですが、1階の場合は床下換気が気になるところで、2階の場合は下階との天上とのスペースがあるかどうかが鍵になります。

また、パナソニックでは、畳1帖の下を、収納スペースにする装置も販売しています。座布団や暖房器具など和室の必需品をたっぷり収納できます。



電動で畳が持ち上がります。


和室の床下に、畳1枚分の収納スペースを確保。壁スイッチで、畳が約7cm自動で持ち上がるので、女性の方でも軽い力で開け閉めができます。開口部が大きいので、出し入れもラクにできて便利です。さらに、床下収納庫内の湿気や臭いを吸収する、「湿気ネーゼ」付き。200g/m2以上の湿気を吸収する優れた調湿性で、収納庫内の湿度を、カビの繁殖を抑える80%以下に保ちます。
写真の500Lの場合、143,955円 (税抜137,100円)。
※断熱材セットなし。

  以上パナソニック説明

このような和室の利用法も、考えればどんどん出てくるのでしょう。
和室の場合、どうしても押入れが必要です。座布団や布団を収納する必要があるためです。
どうしても収納スペースが採れない場合は、床下も検討してみてはどうでしょうか?




バリアフリーについて考える

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