「寛容力 ~怒らないから選手は伸びる~」 渡辺久信・著、講談社、2008年11月10日
p.24 今の選手たちはこちらの意図を「理解」してくれさえすれば、それを現実にするための方法をを考える能力は、昔の選手たちより優れているように思います。
p.30 今の若い選手たちを動かすためには、なぜそれをやるのかをちゃんと説明し、動機付けを行い、目標を与えることが重要だと僕は考えています。
p.52 「ミスをしてしまった。取り返さなければ」というのは、僕らがいうまでもなく、当の選手たちが誰よりもわかっているのです。それをコーチ陣が耐え切れずに責めたりすると、逆効果になりかねない。
p.56 現代の若い選手は非情にシャイなところがあり、闘志を表に出すのが恥ずかしいという思い込みがあるだけ。ハングリーさが外に出ていなくても、まったく心配することもないし、僕がそのことで選手の扱いを変えることはありません。
p.63 若手は精神的に弱く、ミスもします。でもそんなミスを恐れて試合で使わなければ、原石は原石のまま。成長を見せているのなら、多少の失敗は恐れずどんどん使うべきです。
p.88 また、そういう立場を与えられ、仕事をさせるkとおで、「人」というものは非常に力を伸ばせるものです。本来その人が持っている実力が、立場に合わせて伸びていくこともあるのだな、ということを感じたのは、この経験からです。
p.108 解説者としての仕事において、僕が心に決めていたことがあります。それは「結果論でものをいわないこと」。選手にとって、結果でものをいわれることは、非常につらく、ときに腹立たしいものだと思います。
p.126 「こうでなければならない」という“お約束”や“凝り固まった考え方”は敵だと考える
p.138 常識や固定観念に従った決断ばかりしているようでは、成功しても失敗しても成長は望めません。
p.149 「失敗を恐れずに、どんどん挑戦していけ」
p.197 しかし、僕はあの1球とその後の体験から、今、若手の選手が悪い結果を出したときも「なぜ、あそこでこうしないのか」と、結果だけを見て話すことは絶対にしないという考え方を持つに至りました。
p.208 選手と話していて「少々この選手は、鼻が高くなっているな」と気づくことも時折あります。そういう場合は、その鼻をへし折ってやりたくなってしまうのが人情かもしれません。しかし指導者としては、その選手のプライドを必要以上に傷つけるような言動は、可能な限り避けるべきです。それをやってしまうと、選手のほうが無意味に不信感を抱いてくるのです。
p.209 試合の勝敗を左右するのは、選手の力がほぼ100%。監督は、その力を引き出してあげる手助けをするだけ。それが僕の中の「監督の力」です。
p.210 「試合に勝つこと」と「選手が成長すること」、どちらが嬉しいかと問われたら、「両方です」と答えます。勝つことで選手も伸びるし、選手が成長することが、直接的に勝つことにつながるわけですから。
でも「どうしてもどちらかひとつを選んでください」と言われるならば、僕は「選手が成長すること」を選ぶかもしれません。
p.24 今の選手たちはこちらの意図を「理解」してくれさえすれば、それを現実にするための方法をを考える能力は、昔の選手たちより優れているように思います。
p.30 今の若い選手たちを動かすためには、なぜそれをやるのかをちゃんと説明し、動機付けを行い、目標を与えることが重要だと僕は考えています。
p.52 「ミスをしてしまった。取り返さなければ」というのは、僕らがいうまでもなく、当の選手たちが誰よりもわかっているのです。それをコーチ陣が耐え切れずに責めたりすると、逆効果になりかねない。
p.56 現代の若い選手は非情にシャイなところがあり、闘志を表に出すのが恥ずかしいという思い込みがあるだけ。ハングリーさが外に出ていなくても、まったく心配することもないし、僕がそのことで選手の扱いを変えることはありません。
p.63 若手は精神的に弱く、ミスもします。でもそんなミスを恐れて試合で使わなければ、原石は原石のまま。成長を見せているのなら、多少の失敗は恐れずどんどん使うべきです。
p.88 また、そういう立場を与えられ、仕事をさせるkとおで、「人」というものは非常に力を伸ばせるものです。本来その人が持っている実力が、立場に合わせて伸びていくこともあるのだな、ということを感じたのは、この経験からです。
p.108 解説者としての仕事において、僕が心に決めていたことがあります。それは「結果論でものをいわないこと」。選手にとって、結果でものをいわれることは、非常につらく、ときに腹立たしいものだと思います。
p.126 「こうでなければならない」という“お約束”や“凝り固まった考え方”は敵だと考える
p.138 常識や固定観念に従った決断ばかりしているようでは、成功しても失敗しても成長は望めません。
p.149 「失敗を恐れずに、どんどん挑戦していけ」
p.197 しかし、僕はあの1球とその後の体験から、今、若手の選手が悪い結果を出したときも「なぜ、あそこでこうしないのか」と、結果だけを見て話すことは絶対にしないという考え方を持つに至りました。
p.208 選手と話していて「少々この選手は、鼻が高くなっているな」と気づくことも時折あります。そういう場合は、その鼻をへし折ってやりたくなってしまうのが人情かもしれません。しかし指導者としては、その選手のプライドを必要以上に傷つけるような言動は、可能な限り避けるべきです。それをやってしまうと、選手のほうが無意味に不信感を抱いてくるのです。
p.209 試合の勝敗を左右するのは、選手の力がほぼ100%。監督は、その力を引き出してあげる手助けをするだけ。それが僕の中の「監督の力」です。
p.210 「試合に勝つこと」と「選手が成長すること」、どちらが嬉しいかと問われたら、「両方です」と答えます。勝つことで選手も伸びるし、選手が成長することが、直接的に勝つことにつながるわけですから。
でも「どうしてもどちらかひとつを選んでください」と言われるならば、僕は「選手が成長すること」を選ぶかもしれません。
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