何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

憲法九条、未来をひらく

2005-12-06 18:25:52 | Book Reviews
 耐震偽造問題や、小児が連れ去られて殺害される事件が続く中、やや話題が下火になりかかっている憲法改正論議。しかしその議論は“休止中”というか、水面下で燻っているかのようだ。

 『憲法九条、未来をひらく』 岩波ブックレットNo.664

 小泉大勝の9月の衆議院選挙。郵政民営化を問う国民投票のようであったが、そこには九条改正も潜んでいたという指摘。何が何でも郵政民営化を推し進める行動力には、身内への圧力も含めて目を見張るものがあるが、反論も“小声ですらできない”ようになってしまった現在、いったい来年の任期切れまで待てとでもいうのか。

 影で異を唱えようものなら、チクられて冷や飯を食わされるような自民党の態勢。トップはあそこまで強権を振り回していいものかと、気の小さく無能な経営者を勇気づけてしまったのではないかとも思える始末の悪さ。

 外国からの侵略にも黙って殴られているのはおかしいじゃないか、襲われても黙って痛い思いをしているのか、という戦争肯定派の思い。確信犯的に条約や国際法、取り決めなどを犯してくる者には、何を持っても対抗できないだろう。
 一度、開戦してしまえば、すべてにおいて必ずや円満な解決なんて望めない。落とす必要のない命が増えるだけだろう。

 攻めてきても軍などを持って立ち向かおうとしない勇気を持ちたいと思う 
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