何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

心の雨の日の過ごし方

2012-03-08 22:05:11 | Book Reviews
「心の雨の日の過ごし方 失意の時こそ、人生味わい深くなる 岩井俊憲・著、PHP研究所、2009年11月30日

p.2 いま挫折感を味わったり、失意の時を送っていたとしても、それによって生きる勇気まで失う必要はありません。焦らず、落胆せず、これまで外側にばかり向けていたエネルギーを、しっかりと内側に向けることが大事です。充電の時、癒しの時ととらえ、リラックスして再創造に備えるのです。

p.49-50 「お願い(あなたの側側)+協力(相手の側)=成就」になるのです。
 お願いし、相手が協力してくれたら、必ず感謝すること。お願いの頻度よりも多く感謝すること、すなわち、「お願い<感謝」です。

p.65 外的にはコントロールできないことではあっても、そのことを巡っての心構えは、自分でコントロールすることが可能です。

p.112 私なりの解釈では、「とにかくやり始めようと思う心」が「発心」、「やり始めたらやり遂げようと思う心」が「道心」です。

p.164 「偶発的な変化」は、「自分の身に起きることはベストなこと」だと認識する限りは、「意味のある偶然=必然」になるのです。

p.174-5 勇気のある人は、非常に激しい心の雨の日の辛く苦しい状態にもかかわらず、さらには、身体的・経済的・社会的・心理的なハンディキャップがあるにもかかわらず、加えて、失敗を体験したにもかかわらず、時としてユーモア精神を発揮して、否定から肯定へと自分自身を導く意志と行動力を備えています。

p.176-7 機能体に属すべき企業でありながら、社員は、職場に居心地の良さを感じ、結束感も仲間意識もありました。お互いに助け合う職場風土もありました。ところが、組織としては機能体であるけれども、その風土に共同体的な結束感や仲間意識を伴う「共同体的機能体」としての日本的な経営は、バブルの崩壊とともに否定され、機能体になりきりました。おの行き着く先が1995年頃から各方面で採り入れられた成果主義の制度です。職場に個人主義が蔓延し、協力者が、仲間がライバルになり、助け合う職場風土が競争的な雰囲気に変わってしまったのです。

p.178 家族を例に取れば、家族の中で絆を感じ取れるのは、私は、家族の中での所属感・共感・信頼感・貢献感だと思います。

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