何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

成功者に学ぶ「決断」の技術

2011-01-26 22:23:25 | Book Reviews
成功者に学ぶ「決断」の技術 夢をかなえる最強のコーチング 鈴木義幸・著、講談社+α文庫、2006年10月20日

p.5 選ぶ「対象物」は毎回変わったとしても、その「選び方」はほとんど変わることがありません。つまり、選ぶにあたっての「あり方」はすでに決断しているのです。
 選び方を決断しているがゆえに、どちらの対象を選択するかいつでも迅速に判断することができる。それが成功者なのです。

p.17 じつは、決めるというのは、「ひとつの言葉」に対して「ひとつの意味」を選択する、ということなのです。
 たとえば、「部下の話に耳を傾ける」という言葉に対して、「それは部下のモチベーションを高めるためになくてはならないことだ」という意味を付してしまえば、その行動は間違いなくおきます。

 p.17-8 「目から鱗が落ちる」というのは、ある言葉に、これまで自分が与えていた意味に加えて、まったく新しい、考えてもみなかった意味が第三者から提示されるがゆえに起こる現象です。

p.18 目から鱗が落ちたはずあのにうまく実行できないとき、それがじつは、無意識下に隠された、多数のほかの意味づけが邪魔しているがためであったりするのです。

p.19 つまり言葉に新しい意味を与え、実際の行動に繋げ、かつそれを継続するには、それまで自分がその言葉に与えていた意識上の「意味」をそぎ落とすだけではなく、無意識下の意味を顕在化させ、それをもそぎとる必要があるのです。そうしてはじめて、新しい意味が自分のものとなります。

p.85 「リーダーというのは、基本的に“外”に向いていて、闘いに勝つために戦略をつくり、チームに方向性を与え、鼓舞する人です。それに対してマネジャーは、“内”に意識があり、リーダーが闘いを仕掛けたときにいつでもスタッフをきちんと送り出せるよう、彼らを管理し、システムを整備し、さまざまな気がかりを取り払うことができる人です。 #MNG

p.118 「プライベートは『WANT(~したい)』が多いのに、会社は『MUST(~しなければならない)』ばかりですね。なぜなんですか?」

p.140 ボールも楕円形でどこに転がるかわかりませんから、細かい動きのシミュレーションは立てようにも立てられない部分があります。
 先の先まで読んでフォーメーションをつくることは難しい。だから、先取一人ひとりの自発性、自律性というものがたいへん強く要求されることになります。

p.160 「社長」という言葉に彼が与えている意味は、「社員を大切にする人」

p.180 帰り際、T先生はドアのところまで送ってくださり、「鈴木さん、今日は遠いところをありがとうございました。なにか気になることがあったら、いつでも言ってくださいね」とひとこと。

p.199 彼にとって「マネジメント」するということは、とりもなおさず「一人ひとりを見て、それぞれに違った動機づけをする」ということです。

p.206 彼は間違いなく“決めて”いました。人を支援するということは、相手が成果を出すまでつきあうことだと。風が吹こうが、雨が降ろうが関係ない。必ず成果をあげさせるのだと。

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