新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
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良く見れば興味ある草、エノキグサ:榎草

2005-09-27 06:23:10 | 植物観察1日1題
田んぼの縁を歩いていると、少し赤っぽい目立たない草を見かけ、写真に撮って詳しい知人に名を聞きました。葉の形も葉脈もエノキ似ていることから名がついたエノキグサ:榎草(トウダイグサ科)でした。その人に言うには一見変哲も無い雑草だが形態的には面白い植物だと聞いてあわててもう一度見に行きました。
日本全国からアジア大陸東部に分布する一年生の草本で、生育する場所は広範です。
特徴があるのは、8~10月に咲く花で、雄花は淡紅色~褐色の細く長い穂を作り、その下部に少数の雌花があって、編み笠状の苞葉に抱かれています。このことからアミガサソウという別名でも知られています。この苞葉は、やはりトウダイグサ科の特徴を示しているといえます。
子房は3室に分かれ、表面意は小さなこぶ状の突起があり、その上に軟毛が密生しています。3通に分かれた子房の上に付いているのが花弁に相当する花被です。
も一度行って撮り直してきた写真ですが、そこまで詳しく写し切れていないのが残念です。