新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
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初秋の栂池高原(4)コバイケイソウ:小梅草 

2005-09-07 06:59:10 | 植物観察1日1題
栄養の関係とかで毎年咲くわけでもないというコバイケイソウ:小梅草(ユリ科)が、今年は当たり年だったそうです。
これも北海道と本州中部地方以北の亜高山帯の林内に生える多年草で、茎の高さ0.5~1m、葉は、長さ8~15cm、葉幅2.5cmの広楕円形で、基部は鞘になっています。
6~7月、白い花を円錐状に多数つけ、頂枝に両性花、側枝に雄花がつき、頂枝で結実します。
群落をなして、一面に白い花をつけ、緑の葉とも良く調和するコバイケイソウは、地味な花色の仲間のバイケイソウより有名で、夏山の人気者です。
そのコバイケイソウも、いまは葉先も枯れ、赤茶けた花茎に黄色い果をつけて広がっています。花の盛りとは異なる一種荒涼とした秋の景色でした。