新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
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触れると怖いセンニンソウ:仙人草

2005-09-12 06:26:53 | 植物観察1日1題
当たりの良い河畔の土手などで、沢山の真っ白な花をつけて目立っているのはセンニンソウ:仙人草(キンポウゲ科)です。
日本、朝鮮半島南部、中国南部に自生する蔓性多年草で、夏から初秋にかけて、茎頂または葉腋に集散花序をつけ、直径2~3cmの白色の花が多数つきます。白い花びらと見えるのは4枚の萼片で、花弁はありません。
果実(ソウ果)に宿存する細長い花柱にも長い白毛が密生し、羽毛状になるのが仙人の顎鬚に似るということから仙人草の名があります。
プロトアネモニン、サポニンなどを含む有毒植物で生汁が皮膚などにつくと数分で赤く腫れ水腫になるそうですから要注意です。そのためか、ドクカズラ、ハレグサ、タムシグサウシクワズなどと、綺麗な花に似ない恐ろしげな別名があります。