新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
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大根には似ていない、ダイコンソウ:大根草

2005-09-20 06:17:26 | 植物観察1日1題
木陰の道端に黄色い花が咲いています。ダイコンソウ:大根草(バラ科)は、日本全土から中国にかけ分布し、根出葉は冬の間ロゼット状に地表に広がり、奇数羽状複葉で、托葉は卵形で長さ7~12mm、周りに鋸歯があり、頂小葉は多くは先が3つに割れています。時に付属小羽片を交えて大根の葉に似ます。このことから大根草の名がついたそうですが、見た目には八百屋で見かける大根とは似ても似つかぬ感じです。
7~8月ころ、枝先に径1.5cm内外の黄色い花をつけます。萼裂片は5個、花時には反曲し、小花柄とともに短毛が密生します。花弁は5個でほぼ円形、雌蕊・雄蕊が多数つきます。果実は、長さ約2mmで、毛があり、先に花柱の一部が残り鉤となっているため動物に付着し運ばれます。
大根草の園芸種、アカバナダイコンソウは園芸店でよく売られていますし、チリダイコンソウ、ヨウシュダイコンソウなど外来系の園芸種もあります。