新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
目標は毎日1記事です。

初秋の栂池高原(6)チョウジギク:丁子菊

2005-09-09 06:58:40 | 植物観察1日1題
チョウジギク:丁子菊(キク科)は、山地~亜高山帯の湿った草地に生える高さ20~70cmの多年草です。和名は、頭花が香料を取るフトモモ科の丁子の花に似ることから来ています。
茎の上部と頭花柄に白い縮毛が密生します。花期は8~10月、頭花は散房状に多数つき、頭花柄は長くて白くなっています。総苞は約1cmの筒形で総苞片は2列、黄色い小花はすべて両性の筒状花となっています。
写真は、花の数はひとつでしたが、栂池自然園の散策コースでただ1本だけ見かけたものです。白い毛が密生した長い花柄が印象的でした。

初秋の栂池高原(5)オオバタケシマラン:大葉竹縞欄

2005-09-09 06:55:26 | 植物観察1日1題
7月に淡緑色の小さい花をつけていた、オオバタケシマラン:大葉竹縞欄(ユリ科)が、早くも葉腋ごとに赤く色づいた実を吊り下げています。
北海道と本州中部地方以北の亜高山帯の林内に生える高さ0.5~1mの多年草で、葉の長さ3~10cm、幅1~1.5cmの卵形で、基部で茎を抱きます。
花柄の途中に関節がありここで捩れて下向きに花をつけていたのですが、吊り下がった赤い実も、そのまま柄の途中で90度に折れ曲がってついています。
写真は葉裏に吊り下がる果実です。
8月下旬の八方尾根は確実に秋でした。