新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
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濃い葉色に目立つ花、ハグロソウ:葉黒草

2005-09-14 06:59:10 | 植物観察1日1題
ハグロソウ:羽黒草(キツネノマゴ科)は、山の木陰に生える多年草。関東地方以西、四国、九州、朝鮮南部、中国に分布します。
高さ20~50cmで、対生する葉は侠卵形または広披針形で、緑が濃く透かすと針状の結晶体が見えます。羽黒草の名は、もともと濃い緑の葉が乾くと黒くなることから来ています。花は、8~10月ころ、枝の頂や葉腋から出た花柄の先にある1~2cmくらいの卵形、緑色の苞片一対に包まれ、花冠は薄い紅紫色で、長さ3cmくらい、中央まで2唇形に2裂し下部に細い花筒を作ります。枝先に次々に1個ずつつく花は小さいですが、濃い緑の葉のなかで結構目立っています。