戦時中で何も食べるもののない子供のころ、春先に赤紫色の斑点の付いた小さいたけのこのような若い茎をポンと折り、酸っぱいので塩をつけて食べたものでした。
その時代、大人はこの草の葉を干して刻み煙草の代用品にしていました。
こんな思い出ばかりのイタドリ(タデ科)虎杖、疼取でしたが、先日道端で改めてその白い花を見て結構綺麗なことを発見し少しうれしくなりました。
雌雄異株で(写真は雄)、夏から初秋にかけ葉腋から花穂が伸び、複総状ときには円錐状に白色のの小花をつけます。花は、花弁は無く萼片だけです。花が紅色のはベニイタドリ別名名月草と呼ばれます。
どこにでも見られるイタドリは地方名も多く5百を数えるそうです。田舎(和歌山)でゴンパチといっていた草が一般にイタドリと呼ばれていることを知ったのはずいぶん後のことです。大阪へ出てからはゴンパチの語はまったく聞かなかったので気になってネットで調べて見ると十津川の方言集に載っていたので紀伊半島方面では使われていることがわかり少し安心しました。疼取とも書かれるので痛み取りから来た名の説があるそうですが、そんな薬効が無いとのことで少し怪しいようです。
写真の綺麗な蝶は実は蛾で、キンモンガ(チョウ目アゲハモドキ科)だそうです。
その時代、大人はこの草の葉を干して刻み煙草の代用品にしていました。
こんな思い出ばかりのイタドリ(タデ科)虎杖、疼取でしたが、先日道端で改めてその白い花を見て結構綺麗なことを発見し少しうれしくなりました。
雌雄異株で(写真は雄)、夏から初秋にかけ葉腋から花穂が伸び、複総状ときには円錐状に白色のの小花をつけます。花は、花弁は無く萼片だけです。花が紅色のはベニイタドリ別名名月草と呼ばれます。
どこにでも見られるイタドリは地方名も多く5百を数えるそうです。田舎(和歌山)でゴンパチといっていた草が一般にイタドリと呼ばれていることを知ったのはずいぶん後のことです。大阪へ出てからはゴンパチの語はまったく聞かなかったので気になってネットで調べて見ると十津川の方言集に載っていたので紀伊半島方面では使われていることがわかり少し安心しました。疼取とも書かれるので痛み取りから来た名の説があるそうですが、そんな薬効が無いとのことで少し怪しいようです。
写真の綺麗な蝶は実は蛾で、キンモンガ(チョウ目アゲハモドキ科)だそうです。