穴村久の書評ブログ

漫才哲学師(非国家資格)による小説と哲学書の書評ならびに試小説。新連載「失われし時を求めて」

サルトルがノーベル賞を拒否した本当の理由

2017-04-14 14:38:21 | ノーベル文学賞

物好きにもほどがあると言われるかもしれませんが、

サルトルがノーベル文学賞の受賞を拒否したことは有名です。そのとき色々と理屈をつけていますが、あれは上辺の体裁ですね。

 前回取り上げた「革命か反抗か」でのサルトルの文章があまりにも品がない、嫉妬丸出しの低級なものなのでちょっと引っかかったのです。彼の子分の文芸評論家の文章はもっと幼稚でしたが。

 カミユのノーベル文学賞受賞は1956年

 サルトルの受賞拒否は1964年、年齢はサルトルのほうがたしか八歳ほど年長。

 これ以上書くこともないでしょう。