![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/e1/9276c361c7113b349af199fe434559f4.jpg)
2007年のGW前半は、白馬岳周辺で山スキーに興じた。
入山2日目は、寒気の影響でBCの白馬尻でも荒れた天候となった。
28日早朝から降り始めた湿雪は一日降り続き、積雪は20センチに達した。
この影響で大雪渓では雪崩れが発生し、悪天の中突っ込んだボーダーが巻き込まれたようだ。
被災者のボーダーは幸い大事には至らず、この日の中に無事下山されたようだ。
(雪崩の事は帰宅してからネットで知った、本当に良かった)
また30日の午後からは、この新雪が生コンクリートのような悪雪となりスキー滑降にはホンマ難儀した。
春とはいえ気圧配置や寒気の影響で、状況は一変し変化する。
厳しい面も持ち合わせた四日間、まさに「冬山 山行」だった。
状況判断がホントに難しい山行で、いろいろ考えさせられる事の多い「白馬山スキー」であった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/40/c72ed709f058637ce66cfa601c29d92b.jpg)
初めての白馬が美しい姿で我々を迎えてくれた
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/ea/bd679922a355eb785895df3e9fa6a0a3.jpg)
重荷を背負ってのスキー登高
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/52/733d5279b54ecd43425cf589b1f1c958.jpg)
白馬尻BC 大雪渓右岸の台地にて設営
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/3e/0585c3d24c6864368997048ee4b60b61.jpg)
28日、風雪のBC付近の林間 厳冬期のような一日だった
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/3c/c756c27ca73653175b95597fc35562da.jpg)
29日、大雪渓登高 写真は三号雪渓に向うスキーヤー
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/10/e3125764ac5aa6251d9f1dc857c3cc78.jpg)
大雪渓上部の大景観、紺碧の空と天狗菱の岩場
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/85/eb9ee76801ca6e9da4a6b183c4d0fed0.jpg)
小雪渓を登高する登山者
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/e3/5a72d676db5e8039d6f0fddc187ac20b.jpg)
大雪渓を滑降するカミさん、上部は雪煙舞う強風
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/02/87eda06775f648e46249ceab6f54dc04.jpg)
大きなダケカンバと栂池の山容、杓子尾根方面で撮影
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/a9/f051fd7835bbd284849754c24944804a.jpg)
登高するスキーヤーと長走沢
記録
山行 北アルプス 白馬岳周辺 山スキー登山
日程 2007年4月27~30日
メンバー カミさんと二人
行程 27日(金)晴れ
猿倉~林道~白馬尻BC
標高差 約350m 行動距離 約2.6km 行動時間 約3時間
4:30 自宅発→10:50 猿倉駐車場(車は一台のみ)
11:50 入山 1230m
・最初からシールで林道を行く
13:00 長走沢手前
・長走沢は徒渉
・金山沢は末端部で沢が出ていた、単独スキーヤーが滑降してくる
・山荘上の台地目指して重荷に耐えて登高
15:00 白馬尻BC 1580m
・ベース設営、豪華鍋でくつろぐ
28日(土)風雪時々曇り 雷
白馬尻BC 停滞
積雪量 約20センチ 顕著な弱層あり
・早朝より降雪、雷やあられもあり寒気の影響と考察
・5時に本日の行動を中止と決める
・10時ごろ小康状態、シールつけて散策に向かうがすぐに雷が、早々にテントに帰る
・白馬尻大雪渓内にテントがちらほら、上に向かう登山者もいるのだが・・・
29日(日)快晴 強風
白馬尻BC~大雪渓~頂上宿舎~大雪渓スキー滑降~白馬尻BC
標高差 約1150m 行動距離 約6km 行動時間 約11時間
5:00 BC発 1580m
・モルゲンロートの白馬を観て大雪渓に降りる
6:50 三号雪渓出合 1900m
・傾斜が増して来たのでクトーを装着
8:45 葱平付近 2200m
・ここからスキーを外してアイゼン/ピッケルで登高
・天狗菱の岩場など景観が壮大である
11:00 小雪渓 2500m
・ここで再びスキー登高に変える
・稜線に近づくにつれ風が強くなる
13:00 頂上宿舎 2730m
・ようやく小屋に到着、ここまで予想以上に時間がかかった
・強風と時間を考慮し、ここからスキーで下降する
・最初の100mは雪質良で超快適スキー滑降
・急斜面からは重い雪になり、斜滑降キックターンの連続
14:15 葱平付近 2200m
・デンジャーゾーンを抜けちょっと安堵
・この後は生コンクリートのような雪、難儀する
・稜線を見返すとガスかかり雪煙が舞っている、上部は厳しい様相である
15:40 白馬尻BC 1580m
・テントが風でひしゃげている、疲れた体に鞭打って防風ブロックを積み直す
・出発前に作り置きした「杏仁豆腐」を食べてようやく一息、長い一日を終える
30日(月)快晴
白馬尻BC~杓子尾根方面~1900m付近~同ルートスキー滑降~白馬尻BC~猿倉
標高差 約670m 行動距離 約4.6km 行動時間 約3時間
6:30 BC発 1580m
・今日は一人で杓子尾根方面に向かう
・きれいな沢から稜線に出て小日向山/双子尾根方面を一望
・栂池方面も遠望出来、気分は上々
8:00 1900m付近
・ザラメ雪を快適に滑降、15分ほどでBCに帰る
8:15 BC着 1580m
・最後にラーメンを食べて、BC撤収
10:00 BC発 1580m
・重荷に耐えて、大雪渓~林道をボーゲン滑降
11:00 下山 猿倉駐車場 1230m
・駐車場は満車に近い、カミさんと無事下山を祝う
11:40 猿倉→白馬村(入浴・食事)→21:00帰宅
記録地図
入山2日目は、寒気の影響でBCの白馬尻でも荒れた天候となった。
28日早朝から降り始めた湿雪は一日降り続き、積雪は20センチに達した。
この影響で大雪渓では雪崩れが発生し、悪天の中突っ込んだボーダーが巻き込まれたようだ。
被災者のボーダーは幸い大事には至らず、この日の中に無事下山されたようだ。
(雪崩の事は帰宅してからネットで知った、本当に良かった)
また30日の午後からは、この新雪が生コンクリートのような悪雪となりスキー滑降にはホンマ難儀した。
春とはいえ気圧配置や寒気の影響で、状況は一変し変化する。
厳しい面も持ち合わせた四日間、まさに「冬山 山行」だった。
状況判断がホントに難しい山行で、いろいろ考えさせられる事の多い「白馬山スキー」であった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/40/c72ed709f058637ce66cfa601c29d92b.jpg)
初めての白馬が美しい姿で我々を迎えてくれた
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/ea/bd679922a355eb785895df3e9fa6a0a3.jpg)
重荷を背負ってのスキー登高
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/52/733d5279b54ecd43425cf589b1f1c958.jpg)
白馬尻BC 大雪渓右岸の台地にて設営
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/3e/0585c3d24c6864368997048ee4b60b61.jpg)
28日、風雪のBC付近の林間 厳冬期のような一日だった
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/3c/c756c27ca73653175b95597fc35562da.jpg)
29日、大雪渓登高 写真は三号雪渓に向うスキーヤー
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/10/e3125764ac5aa6251d9f1dc857c3cc78.jpg)
大雪渓上部の大景観、紺碧の空と天狗菱の岩場
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/85/eb9ee76801ca6e9da4a6b183c4d0fed0.jpg)
小雪渓を登高する登山者
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/e3/5a72d676db5e8039d6f0fddc187ac20b.jpg)
大雪渓を滑降するカミさん、上部は雪煙舞う強風
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/02/87eda06775f648e46249ceab6f54dc04.jpg)
大きなダケカンバと栂池の山容、杓子尾根方面で撮影
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/a9/f051fd7835bbd284849754c24944804a.jpg)
登高するスキーヤーと長走沢
記録
山行 北アルプス 白馬岳周辺 山スキー登山
日程 2007年4月27~30日
メンバー カミさんと二人
行程 27日(金)晴れ
猿倉~林道~白馬尻BC
標高差 約350m 行動距離 約2.6km 行動時間 約3時間
4:30 自宅発→10:50 猿倉駐車場(車は一台のみ)
11:50 入山 1230m
・最初からシールで林道を行く
13:00 長走沢手前
・長走沢は徒渉
・金山沢は末端部で沢が出ていた、単独スキーヤーが滑降してくる
・山荘上の台地目指して重荷に耐えて登高
15:00 白馬尻BC 1580m
・ベース設営、豪華鍋でくつろぐ
28日(土)風雪時々曇り 雷
白馬尻BC 停滞
積雪量 約20センチ 顕著な弱層あり
・早朝より降雪、雷やあられもあり寒気の影響と考察
・5時に本日の行動を中止と決める
・10時ごろ小康状態、シールつけて散策に向かうがすぐに雷が、早々にテントに帰る
・白馬尻大雪渓内にテントがちらほら、上に向かう登山者もいるのだが・・・
29日(日)快晴 強風
白馬尻BC~大雪渓~頂上宿舎~大雪渓スキー滑降~白馬尻BC
標高差 約1150m 行動距離 約6km 行動時間 約11時間
5:00 BC発 1580m
・モルゲンロートの白馬を観て大雪渓に降りる
6:50 三号雪渓出合 1900m
・傾斜が増して来たのでクトーを装着
8:45 葱平付近 2200m
・ここからスキーを外してアイゼン/ピッケルで登高
・天狗菱の岩場など景観が壮大である
11:00 小雪渓 2500m
・ここで再びスキー登高に変える
・稜線に近づくにつれ風が強くなる
13:00 頂上宿舎 2730m
・ようやく小屋に到着、ここまで予想以上に時間がかかった
・強風と時間を考慮し、ここからスキーで下降する
・最初の100mは雪質良で超快適スキー滑降
・急斜面からは重い雪になり、斜滑降キックターンの連続
14:15 葱平付近 2200m
・デンジャーゾーンを抜けちょっと安堵
・この後は生コンクリートのような雪、難儀する
・稜線を見返すとガスかかり雪煙が舞っている、上部は厳しい様相である
15:40 白馬尻BC 1580m
・テントが風でひしゃげている、疲れた体に鞭打って防風ブロックを積み直す
・出発前に作り置きした「杏仁豆腐」を食べてようやく一息、長い一日を終える
30日(月)快晴
白馬尻BC~杓子尾根方面~1900m付近~同ルートスキー滑降~白馬尻BC~猿倉
標高差 約670m 行動距離 約4.6km 行動時間 約3時間
6:30 BC発 1580m
・今日は一人で杓子尾根方面に向かう
・きれいな沢から稜線に出て小日向山/双子尾根方面を一望
・栂池方面も遠望出来、気分は上々
8:00 1900m付近
・ザラメ雪を快適に滑降、15分ほどでBCに帰る
8:15 BC着 1580m
・最後にラーメンを食べて、BC撤収
10:00 BC発 1580m
・重荷に耐えて、大雪渓~林道をボーゲン滑降
11:00 下山 猿倉駐車場 1230m
・駐車場は満車に近い、カミさんと無事下山を祝う
11:40 猿倉→白馬村(入浴・食事)→21:00帰宅
記録地図
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/6a/94400b581fae6bfba59902a9ecb56e68.jpg)
日帰りの山スキーでもアップアップのワタシには
テント山行は夢のまた夢です・・・
シーズン終了まで、また雪山に行かれるのでしょうか?
レポートを楽しみにしています(^^)
テントを張ってのベース式山行は、日程的にも精神的にも余裕が出来ていいです。
特にベースに帰ってきた時食べる作り置きしたゼリーや杏仁豆腐は格別です。
高い山はまだまだ雪がたっぷりですが、うちはこれからはクライミングと山登りにジャンル替えです。
この遊び、いっぱい課題があって飽きることがないでス。
お互いがんばりましょう。
では、またあそびにきてください。