『白馬来光』
(白馬岳ピーク手前稜線より撮影)
長く山登りしているが、白馬岳のピークにはまだ立った事がなかった。
昨年の春に、山スキー山行でこれを狙った。
その折には、天候不良と時間切れで村営宿舎までで敗退した。
今回は、カミさんが縦走に初チャレンジすると言ってくれたので、二人で白馬三山の縦走計画を実施した。
山行は天気予報がはずれ、思いのほか厳しい山行となった。
しかし、最終日そんな思いを忘れさせてくれるような快晴となり、今回の山行も気持よく成功できたと思っている。
その反面、下山した翌日に起こった葱平付近で発生した土砂崩れで、遭難者が出たことはとても残念である。
前日同じコースを辿った者としては、今回の事故はとても他人事とは思えない。
いろんな意味で、考えさせられる事の多い山行でもあった。
以下山行中に撮影した写真で、今回の山行を紹介する。
(山行記録編はこちらで)
登山口となる「猿倉山荘」。
休み後半という事もあってか、人の数は思ったより少なかった。
小日向~鑓温泉までのトラバース道は、急峻な沢をいくつか渡る。
写真は、雪渓とお花畑が美しい「鑓沢」。
初日は「鑓温泉小屋」の幕営地でテント泊。
温泉も良かったが、この足湯は超快適だった。
”ビール片手に足湯”と思ったが、この後雨が降り出しそれからはずっとテント暮らし。
山行二日目、「大出原」のお花畑は、今回の山行の楽しみの一つだった。
しかし、あいにくの濃いガスと降雨で、このお花畑の爽快感を感じる事は出来なかった。
それでも、この幽玄な風景に何度も魅了された。
「白馬鑓ケ岳」~「杓子岳」を縦走中。
強い風雨に叩かれ、それでも「杓子岳」のピークに立つカミさん。
二泊目は、「村営頂上宿舎」。
幕営地は小屋裏であったが、良く整備された景色のいい所であった。
夕方ようやく天候回復の兆しが見られ安堵する。
白馬岳のピーク近くの稜線でご来光を待つ登山者。
雲海広がるこうした広大な景観にはいつもながら圧倒され、またダイナミックな山の自然に感激させられる。
「白馬沢」の雪渓と朝日に輝くイワツメグサ
いろ鮮やかなチシマギキョウ
姿可憐な「ハクサンイチゲ』
爽快な白馬の稜線。
こうした風景の中に自分の身を置く事が出来るのは、山屋の特権。
まさに、夏山登山の醍醐味をリアルに感じる事が出来る瞬間である。
「葱平」の急斜面を降りきると白馬大雪渓となる。
ここからは、アイゼンを装着して雪上歩行となる。
美しいお花畑がある「葱平」と大雪渓。
いつまでも居座りたいような気持のいい場所だが、多方から落石が集中する実はとてもデンジャーな場所でもある。
今回起こった崩落事故もここで起こった。
合掌。
急峻な岩稜を見せる杓子岳の「天狗菱」。
良く観察すると、岩全体において風化が進み岩はボロボロ。
ブロック崩壊が起これば人などひとたまりもない。
大雪渓コースは簡単だが実はデンジャーな所、そのリスクをきちんと認識する事が大切である。
帰宅し自宅で装備を乾燥/整備する。
跡片付けも大切な山行の一つだと思う。
飼い猫も家族が無事下山して安心したのか、シュラフカバーの上でうたた寝である。
白馬岳 地図
(白馬岳ピーク手前稜線より撮影)
長く山登りしているが、白馬岳のピークにはまだ立った事がなかった。
昨年の春に、山スキー山行でこれを狙った。
その折には、天候不良と時間切れで村営宿舎までで敗退した。
今回は、カミさんが縦走に初チャレンジすると言ってくれたので、二人で白馬三山の縦走計画を実施した。
山行は天気予報がはずれ、思いのほか厳しい山行となった。
しかし、最終日そんな思いを忘れさせてくれるような快晴となり、今回の山行も気持よく成功できたと思っている。
その反面、下山した翌日に起こった葱平付近で発生した土砂崩れで、遭難者が出たことはとても残念である。
前日同じコースを辿った者としては、今回の事故はとても他人事とは思えない。
いろんな意味で、考えさせられる事の多い山行でもあった。
以下山行中に撮影した写真で、今回の山行を紹介する。
(山行記録編はこちらで)
登山口となる「猿倉山荘」。
休み後半という事もあってか、人の数は思ったより少なかった。
小日向~鑓温泉までのトラバース道は、急峻な沢をいくつか渡る。
写真は、雪渓とお花畑が美しい「鑓沢」。
初日は「鑓温泉小屋」の幕営地でテント泊。
温泉も良かったが、この足湯は超快適だった。
”ビール片手に足湯”と思ったが、この後雨が降り出しそれからはずっとテント暮らし。
山行二日目、「大出原」のお花畑は、今回の山行の楽しみの一つだった。
しかし、あいにくの濃いガスと降雨で、このお花畑の爽快感を感じる事は出来なかった。
それでも、この幽玄な風景に何度も魅了された。
「白馬鑓ケ岳」~「杓子岳」を縦走中。
強い風雨に叩かれ、それでも「杓子岳」のピークに立つカミさん。
二泊目は、「村営頂上宿舎」。
幕営地は小屋裏であったが、良く整備された景色のいい所であった。
夕方ようやく天候回復の兆しが見られ安堵する。
白馬岳のピーク近くの稜線でご来光を待つ登山者。
雲海広がるこうした広大な景観にはいつもながら圧倒され、またダイナミックな山の自然に感激させられる。
「白馬沢」の雪渓と朝日に輝くイワツメグサ
いろ鮮やかなチシマギキョウ
姿可憐な「ハクサンイチゲ』
爽快な白馬の稜線。
こうした風景の中に自分の身を置く事が出来るのは、山屋の特権。
まさに、夏山登山の醍醐味をリアルに感じる事が出来る瞬間である。
「葱平」の急斜面を降りきると白馬大雪渓となる。
ここからは、アイゼンを装着して雪上歩行となる。
美しいお花畑がある「葱平」と大雪渓。
いつまでも居座りたいような気持のいい場所だが、多方から落石が集中する実はとてもデンジャーな場所でもある。
今回起こった崩落事故もここで起こった。
合掌。
急峻な岩稜を見せる杓子岳の「天狗菱」。
良く観察すると、岩全体において風化が進み岩はボロボロ。
ブロック崩壊が起これば人などひとたまりもない。
大雪渓コースは簡単だが実はデンジャーな所、そのリスクをきちんと認識する事が大切である。
帰宅し自宅で装備を乾燥/整備する。
跡片付けも大切な山行の一つだと思う。
飼い猫も家族が無事下山して安心したのか、シュラフカバーの上でうたた寝である。
白馬岳 地図