極寒の飛騨の山中、けっして標高は高くないが油断は禁物
雪山の危険は標高に関係なく、厳しい寒気が人を追い詰める
(白弓スキー場上部1400m付近にて)
季節はいま寒中真っただ中、おまけに冬型気圧配置が強まって北陸方面は大雪の予報だった。
そんな中でもカミさんと僕は24日、飛騨の御前岳目指して山スキー登山した。
登山口となる白弓スキー場。
朝から降り出したと思われる雪が、アイスバーンの上に10センチほどの新雪を被せていた。
登りはじめは、暑いぐらいの体感気温だった。
しかし、高度を上げるにつれ気温はどんどん低下し降雪量も増して来た。
急傾斜面ではズルズル滑る雪に、シール登高もままならならない。
低温であるにも関わらず、登高中大汗をかいてしまう。
それでもがんばって、シール+クトーで1400mの主稜線に這いずり上がる。
バテ気味なのと時間を考慮して、今回はここで登高終了とする。
休息しているわずかな間に、濡れた帽子やアウターグローブはすぐさま凍り付いていく。
こうした時にも、しっかりとしたレイヤードシステムは機能していて、寒気から体を保護してくれるので助かる。
僕はアンダーシャツにノースフェイスの吸汗速乾性の高いTシャツ+パタゴニアのレギュレター0.5、その上にモンベルのクリマウール(ウール75%+ポリエステル25%)を使用したプルオーバーを着る。
そしてアウターに、モンベルのゴアテックス製のハードシェルで装備する。
発汗の湿気でアウターの内側はまだドボドボだったが、極寒であるここでも肌は常に乾いた状態で快適である。
また手袋はウールを使用しているので、濡れてもはめている限り暖かい。
フリース手袋だと、濡れてしまうとこうはいかない。
冬の装備は、こうした悪天に機能しないと意味がない。
機能不全は死に直結すると再認識する。
下降は、新雪で見えない荒れたアイスバーンにスキーが翻弄される。
足首故障を抱える僕は、急斜面をキックターンで慎重に降りる。
けっして面白いとは言えない狭い谷の滑降が、旧ゲレンデTOPまで続く。
そこからは、ようやく傾斜も緩み快適なパウダーとなった。
下山時の白弓スキー場 なかなかいいゲレンデだと思うが人は疎ら
スキー場の駐車場に付いたのが15:00。
それから逃げ込むように平湯温泉街に向かう。
ここの「しらみずの湯」で入浴して、冷えきった体をほぐす。
寒中の雪山山行後の温泉での入浴は、絶対かかせない装備の一つ。
いいお湯でほっこりした心持ちで、雪の飛騨路を見ながら家路に付いた。
真新しい施設でいいお湯だった。絶対お薦め!
記録
山域・目的 飛騨 御前岳 山スキー登山(途中敗退)
日程 2009/1/24 日帰り
メンバー カミさんと二人
データ 積雪 100センチ、雪質 新雪(20センチ)
行程 1/24(土)雪
1:30 自宅発 → (名神経由) → 白川郷IC → 白弓スキー場駐車場(5:10着)
・スキー場の駐車場には車なし
6:00 ゲレンデより入山(650m)
7:40 旧ゲレンデTOP(1000m)
11:45 主稜線(1400m)
12:30 滑降開始
14:10 旧ゲレンデTOP(1000m)
15:00 ゲレンデ(650m)下山
15:40 白弓スキー場駐車場発 → しらみずの湯入浴 → 白川郷IC → (北陸自動車道経由)
彦根 帰宅(10:00着)
トレース地図
平湯温泉「しらみずの湯」付近
雪山の危険は標高に関係なく、厳しい寒気が人を追い詰める
(白弓スキー場上部1400m付近にて)
季節はいま寒中真っただ中、おまけに冬型気圧配置が強まって北陸方面は大雪の予報だった。
そんな中でもカミさんと僕は24日、飛騨の御前岳目指して山スキー登山した。
登山口となる白弓スキー場。
朝から降り出したと思われる雪が、アイスバーンの上に10センチほどの新雪を被せていた。
登りはじめは、暑いぐらいの体感気温だった。
しかし、高度を上げるにつれ気温はどんどん低下し降雪量も増して来た。
急傾斜面ではズルズル滑る雪に、シール登高もままならならない。
低温であるにも関わらず、登高中大汗をかいてしまう。
それでもがんばって、シール+クトーで1400mの主稜線に這いずり上がる。
バテ気味なのと時間を考慮して、今回はここで登高終了とする。
休息しているわずかな間に、濡れた帽子やアウターグローブはすぐさま凍り付いていく。
こうした時にも、しっかりとしたレイヤードシステムは機能していて、寒気から体を保護してくれるので助かる。
僕はアンダーシャツにノースフェイスの吸汗速乾性の高いTシャツ+パタゴニアのレギュレター0.5、その上にモンベルのクリマウール(ウール75%+ポリエステル25%)を使用したプルオーバーを着る。
そしてアウターに、モンベルのゴアテックス製のハードシェルで装備する。
発汗の湿気でアウターの内側はまだドボドボだったが、極寒であるここでも肌は常に乾いた状態で快適である。
また手袋はウールを使用しているので、濡れてもはめている限り暖かい。
フリース手袋だと、濡れてしまうとこうはいかない。
冬の装備は、こうした悪天に機能しないと意味がない。
機能不全は死に直結すると再認識する。
下降は、新雪で見えない荒れたアイスバーンにスキーが翻弄される。
足首故障を抱える僕は、急斜面をキックターンで慎重に降りる。
けっして面白いとは言えない狭い谷の滑降が、旧ゲレンデTOPまで続く。
そこからは、ようやく傾斜も緩み快適なパウダーとなった。
下山時の白弓スキー場 なかなかいいゲレンデだと思うが人は疎ら
スキー場の駐車場に付いたのが15:00。
それから逃げ込むように平湯温泉街に向かう。
ここの「しらみずの湯」で入浴して、冷えきった体をほぐす。
寒中の雪山山行後の温泉での入浴は、絶対かかせない装備の一つ。
いいお湯でほっこりした心持ちで、雪の飛騨路を見ながら家路に付いた。
真新しい施設でいいお湯だった。絶対お薦め!
記録
山域・目的 飛騨 御前岳 山スキー登山(途中敗退)
日程 2009/1/24 日帰り
メンバー カミさんと二人
データ 積雪 100センチ、雪質 新雪(20センチ)
行程 1/24(土)雪
1:30 自宅発 → (名神経由) → 白川郷IC → 白弓スキー場駐車場(5:10着)
・スキー場の駐車場には車なし
6:00 ゲレンデより入山(650m)
7:40 旧ゲレンデTOP(1000m)
11:45 主稜線(1400m)
12:30 滑降開始
14:10 旧ゲレンデTOP(1000m)
15:00 ゲレンデ(650m)下山
15:40 白弓スキー場駐車場発 → しらみずの湯入浴 → 白川郷IC → (北陸自動車道経由)
彦根 帰宅(10:00着)
トレース地図
平湯温泉「しらみずの湯」付近
元気してやりますか?
走行距離は北回りが50Kmほど長いです。
でもどういうわけか高速料金は同じ。
夏なら近い岐阜経由で決まりですが、こっち側はこの時期夕方になるとスキー場からどっと車が出て来て、高速も下道も大渋滞。
去年えらい目に遭いました。
http://blog.goo.ne.jp/soulful-bigover/e/157fb080ffa3d86b17a184645181971e
今は二車線化がだいぶん進んで、ましになったとは思うんですが?
ちょっとトラウマになってるもんで、今回は迷わず北回りにしました。
金沢辺りで吹雪に遭いましたが、まずまず快適にのんびりドライブで帰ってきました。
サービスエリアの飯も美味いっすよ。
白川郷からでは、北陸道使うほうが便利ですか?それとも渋滞を避けての事ですかね?