Soulful Bigover

「自由」と「ロマン」を求めて、creativeなアウトドアライフをめざす。

山スキーのこと

2008年03月28日 | essay
          新雪面を滑る、フリーであることの醍醐味を感じて・・・  
                             (立山 雷鳥沢にて)


二枚の板をそれぞれ足につけ、雪の積もった斜面を滑る。
ただそれだけ。
それだけなのに、どこまでも奥深い。
スキーという道具は不思議である。
(中略)
煎じ詰めるところ人間の為しえる「成果」というものは「発想」とそれを具体化する「技術」という両輪のバランスの上にできあがっていると言っていい。
発想がより高い技術を求め、技術が新たな発想を生む。
スキーの底なしの奥深さもその例に漏れないことのひとつである。
(中略)
どう登ってどう滑るか、それはそれぞれの登山者と現場の状況次第だ。
登山のすべては、登山者のものだということである。

         『ハイグレード山スキー』最新ルート集 岳人編集部編
                              はじめに よりの抜粋転記

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2 コメント

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good (freeman)
2008-03-29 11:06:29
「成果」というものは「発想」とそれを具体化する「技術」という両輪のバランスの上にできあがっている
良い言葉です。
創造力。イマジネーション。が、豊かな人は楽しい。
技術。テクニック。が、すごい人は、えらい。
両方持っている人は、すばらしい。
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クリエイティブな成果を求めて (bigover)
2008-03-31 13:34:26
『ハイグレード山スキー』最新ルート集の巻頭に、普段思っていることが上手く記されていたので紹介しました。
「成果」を得る為には、現場での状況判断や行動もさることながら、それに至るまでの本人のプロセスが如何に大切か、ということなんでしょうね。
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