Soulful Bigover

「自由」と「ロマン」を求めて、creativeなアウトドアライフをめざす。

太鼓奉納

2008年04月14日 | essay
              字の太鼓を氏子達が神社に奉納する。
              春一番の一大行事である。  
                           (彦根 高宮神社にて)

今年の祭りはきつかった。

字で組まれた太鼓を神社まで担ぐ。
通常50人ぐらいで担ぐもんだ。
今年は人の集まりが悪く、出発時にはたったの20人。

重くて肩に入れるまでがもう大変。
それでも強引に担ぎ上げる。
そろりと進むが、肩に食い込む重みに耐えられず、かけ声も出ない。
降ろせの声で、沈むように太鼓を落とす。
危険だ、けが人が出るかも、と皆の顔に不安がつのる。
祭りを楽しむ余裕などない。

へこたれムードの中休憩してると、応援ありの知らせが届く。
他の字から10名近くが応援に来てくれた。
神社入りが遅れている我々を心配して、挙ってきてくれたのだ。

これでなんとか奉納出来る。
皆の顔に、ようやく笑顔が見え始めた。



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2 コメント

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Unknown (hutan-orang)
2008-04-16 15:47:59
団地育ちの私は祭りは見るばかりでいつも羨ましく思っていたけど、担いでる人の心のうちは大変だったんですねぇ。
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M (bigover)
2008-04-16 17:25:11
hutan-orangさん、こんにちは。

お祭りは山登りの感覚とちょっと似てるかも?

楽しみなんやけどプレッシャーもある。
当日はみんなで装束揃えて気持ちをひとつにして、もちろん気合いも入れて。
そして、苦痛に耐えて無事終わった時の達成感に満足する。(酒も飲める)
祭り好きにはそんなとこがいいんだけれど、そうでない人には苦痛でしかない。

Mっぽいとこ、やっぱり似てるなぁ。
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