『絹雲』
(剱岳早月尾根にて 2014.8撮影)
2014年”チ~ム Bigover” のお盆休みは劔方面に決定、春のGWに続いて剱岳ピークを目指した。
山行記録
山域 北アルプス剱岳
目的 テント泊ピークハント山行
日程 2014年8月13日(水)~15日(金)
天候 8/13 曇り 8/14 曇り時々晴れ又は小雨 8/15 曇りのち雨
メンバー ”チ~ム Bigover” 2名
登山口 富山県上市町馬場島
ルート概況 ・累積標高(上り): 2240m ・累積標高(下り): 2240m ・総歩行距離:14.0km
・行程時間 一日目 7.5時間、二日目 7.0時間、三日目 5.0時間
・ルート状況 無雪期・一般ルート
・山行形態 BCテント泊・二日目ピークまでピストン トレック登山!
行程
8/13(水) 1:40自宅発→彦根IC→立山IC→6:00馬場島P
1日目 6:30登山口(760m)入山 ~早月尾根下部~
14:00早月小屋(2220m)BC設営テント泊
2日目 4:45BC(2220m)発 ~早月尾根上部~9:00剱岳(2997m)~往路下降~
12:45BC(2220m)テント泊
3日目 5:15BC(2220m)発 ~早月尾根下部~10:30登山口(760m)下山
8/15(金) 11:30(入浴)馬場島P→立山IC→彦根IC→18:00自宅 帰宅
トレース地図
○ ○ ○ ○ ○ ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ○ ○ ○ ○ ○
劔の早月尾根はたくさん思い出のある山だ。
はじめて行ったのは雪のある初冬の頃、
所属していた大津岳士会のメンバーでこの尾根からピークに登頂した。
まだこの山岳会に入会仕立てで、帰路の尾根でひどくバテた思い出がある。
二回目も同じく山岳会で、冬山新人合宿山行としてリーダーだった僕が企画した山行だ。
この時は、悪天のため2600mくらいで敗退した記憶がある。
でも二日間通して疲労感は無く、
ナイフリッジの雪稜/岩稜も怖いなんて全然思わなかった。
強烈な風雪への恐怖も無く、あの頃は体力気力結構あったんだな~。
(今は、山は怖い!と思うようになった)
三回目の時は、2名パーティでGW時に小窓尾根を登攀して、早月尾根を下降した。
結構シビアな山行だったので、
早月の松尾平まで降りて安堵した時に見たカタクリの花にすごく癒された。
温和な春の訪れを告げるこのピンク色の可憐な花に、
山の自然の厳しさと優しさを享受される。
この時の小窓~早月尾根が、僕の山岳を通して得た人生観をきめた。
そして今回、カミさんと行く馬場島~早月尾根~劔岳のピストン山行。
考えてみたら夏は初めてじゃないか。
2000mを超える高低差と急傾斜を重荷背負って、
我慢しながら二人でえっちらほっちら昇り降りする。
山行中、花を見て尾根を見て、岩稜を登りピークに立つ。
天候が刻々と変化する様子を観察しながら、高山でのBCテント生活を満喫する。
山行中は雲とガスに覆われた劔だったが、
今から思うと今夏の荒れ気味の天候の合間を都合良く縫って行けた感がある。
最終日、松尾平からの下り40分間だけ大雨に打たれたが、
それを除けば終止冷涼で快適な山中だった。
四回目の早月尾根は、山と僕らと調和のとれた上出来の山行だった。
はじめて行ったのは雪のある初冬の頃、
所属していた大津岳士会のメンバーでこの尾根からピークに登頂した。
まだこの山岳会に入会仕立てで、帰路の尾根でひどくバテた思い出がある。
二回目も同じく山岳会で、冬山新人合宿山行としてリーダーだった僕が企画した山行だ。
この時は、悪天のため2600mくらいで敗退した記憶がある。
でも二日間通して疲労感は無く、
ナイフリッジの雪稜/岩稜も怖いなんて全然思わなかった。
強烈な風雪への恐怖も無く、あの頃は体力気力結構あったんだな~。
(今は、山は怖い!と思うようになった)
三回目の時は、2名パーティでGW時に小窓尾根を登攀して、早月尾根を下降した。
結構シビアな山行だったので、
早月の松尾平まで降りて安堵した時に見たカタクリの花にすごく癒された。
温和な春の訪れを告げるこのピンク色の可憐な花に、
山の自然の厳しさと優しさを享受される。
この時の小窓~早月尾根が、僕の山岳を通して得た人生観をきめた。
そして今回、カミさんと行く馬場島~早月尾根~劔岳のピストン山行。
考えてみたら夏は初めてじゃないか。
2000mを超える高低差と急傾斜を重荷背負って、
我慢しながら二人でえっちらほっちら昇り降りする。
山行中、花を見て尾根を見て、岩稜を登りピークに立つ。
天候が刻々と変化する様子を観察しながら、高山でのBCテント生活を満喫する。
山行中は雲とガスに覆われた劔だったが、
今から思うと今夏の荒れ気味の天候の合間を都合良く縫って行けた感がある。
最終日、松尾平からの下り40分間だけ大雨に打たれたが、
それを除けば終止冷涼で快適な山中だった。
四回目の早月尾根は、山と僕らと調和のとれた上出来の山行だった。
ヤマレコ記録はこちら(写真/行程詳細記載)
BIGOVER Photoへもどうぞ
最近は、気象情報がたくさん手に入るので、条件の良いときしか山に入らなくなってしまいました。
天気が多少悪くても、山に近づく気持ちが必要だと思いました。
今回の早月は好天とはいかかなったものの、降り籠められて痛い目に会うこともなく、まずまずの山行が出来ました。がおろさんが言うように、最近はネットで多くの情報が事前入手出来るので、リスクが軽減されていい面もあります。でもその分、山行中のワイルドさも半減されて、そんなメンタル部が弱くなったと感じています。私も今一度、山中で自然界を感じながらの登山を目指したいと思います。