Soulful Bigover

「自由」と「ロマン」を求めて、creativeなアウトドアライフをめざす。

新境地

2009年01月22日 | climb
            新しく得た感覚でクライミングする事の幸せを感じたい
             ポジティブなイメージは広がるばかり


昨夜は、カミさんと水曜KO-WALL
行くと店長のkoさんが熱心にお客さんにムーブ指導していた。
その話を近くに寄って傍耳を立てて聞く。
と言っても有料講習を盗み聞きしたわけではない。
僕もお客さんの一人なので、きっとお叱りは受けないだろう。

koさん、実践と解説で持論を展開する。
概要は概ね次の通り。
 1.壁に取り付いて、次のホールドを取り保持する
 2.ホールドの位置/形状に反応し足をさばいて重心移動
 3.膝を使い重心を沈み込ませる
   注意;ここでいわゆるムーブの型(カウンターやキョン)を作って静止しない
 4.沈み込んだ状態から膝をバネのように伸縮させて重心移動させなが
  次のホールドをとりに行く
 5.1にもどる

この一連の動き、ムーブとムーブのつながりがリズミカルでクライマーの動きも澱みがなく、クライミングがやわらかく見える。
実際やってみると、バネのように使う膝が上に向かう推進力にプラスされ、また保持したホールドで型を作って静止しないのでパワーがセーブされる。
ずっとクライミングムーブのリズムに悩んで来たので、これはまさに「目から鱗」である。
重力からの解放といえばちょっと大げさだが、長い事クライミングしている僕にとっては久々の「新しく得た感覚」だった。

う~ん、いい感じだ。
koさんありがとう、この日は僕にとって素晴らしい一夜となった。

しかし、聞いたからと言ってすぐに上手く出来るわけもなく・・・。

この動き(ムーブ)、見た目より動きが早い。
ポイントが”スムーズな重心移動”なので、”リズムに乗って連続するムーブを瞬時に反応させていく”というのが言葉で書くように簡単には行かない。
この登りを自分のものにするには、比較的簡単な課題で反復トレーニングして、このリズムで登ることを体得するしかないようだ。
地味なトレーニングとなるだろうが、これが自力となると信じて続けてみよう。

出来ない事が出来るようになる、また新しい感覚を得る事はクライミングを続ける上で大きなモチベーションとなる。
この夜「新境地」を得て、僕のクライミングへの念いは右肩上がりの急上昇。

あ~、早く外岩行きて~!