Soulful Bigover

「自由」と「ロマン」を求めて、creativeなアウトドアライフをめざす。

脱”ガスカートリッジ”

2008年12月04日 | life
携帯コンロやストーブは、ツェルトや雨具/ヘッドランプと共に、山登りには欠かす事が出来ない装備の一つである。
緊急時に火が熾せるか否かは、状況によっては生命に関わる事項となりうる。
また宿泊を伴う山行であれば、コンロは食事する為の必須アイテムである。

そのコンロ、火を熾す為に当然燃料が必要である。
僕はこれまで、火器関係の燃料はガスで賄って来た。
しかしこのガス燃料は、使い切りカートリッジ式で詰め足しが出来ない。
結果、山行が終わる度に使い差しの缶が増え続け、家にゴロゴロ転がっているという状態であった。
使い差しの缶は、次の山行に持って行くには残量が中途半端だし、結局これにプラスして新品のガスをザックにパッキングするはめになる。
ガスカートリッジは、そんな使用後の扱いが今ひとつである。
僕は、これが今までず~ッと気にくわなかったのだ。

そこで3年前ほどから、脱”ガスカートリッジ”を計画。
まずメインストーブをガソリンストーブにして、山行を実施して来た。(慣れないうちは怖い目にもあったが・・・)
また、この秋にサブとしてアルコールストーブを購入した。(非常用携帯コンロとしても使用)
これで火器系の装備は、圧縮ガス燃料から液体燃料に転換出来た。
あとはランタンを今流行のLEDライトにすれば、この計画も完結と言う事である。

そこで今回購入したのが、このブラックダイヤモンド社の「オービット」である。
単4の電池で約10時間点灯出来る?様で、図体もコンパクトでガスランタンよりは軽い。
それに加えて、これならテント内で使用してもガス爆発や漏れによる中毒の心配もない。

肝心の明るさだが、1ワットLEDの光量ではガスランタンよりも若干足りないように思う。
だが、テント内で本を読む程度の明るさはありそうだし、幕営地でマッタリ過ごすには十分な明るさであろう。
細かい作業が必要な場合は、ヘットランプと併用すれば機能的には全く問題ない範疇に思う。
暗闇の早朝出発山行の折、準備時にもスィッチを’ポチットな’で気軽に使えるし、使い勝手もなかなか良さそうである。

新しい装備が増えれば、それを使って山行するイメージが次々膨らんでくる。
それは、いくつになってもとても楽しいもんだ。
はやく足の故障を完治させて、また見知らぬ山への山行を決行したい。

真新らしいのランタンを眺めながら、今は家で創造を膨らます。

予防接種

2008年11月29日 | life
今日の夕方、ねこの予防接種に動物病院にいく。
大嫌いな車に乗せられてパニック状態のもんチャン。
ゲージの中で、ニャ~、ビャ~、ワァ~ンと怒りと悲哀に満ちた声で鳴き続ける。

病院に着いて、体重と体温測定/検便、そして触診の検査を受ける。
ねこの検診も、やる事は人間とだいたい同じのようだ。
先生によると、健康状態は”良”の様だ。
よかった、よかった。
その後、四種混合の予防ワクチンをおケツにブチュッと注射してもらって、この日は終了。
6400円余りの会計を済ませて、また大嫌いなクルマに乗って帰宅した。



家では怒り疲れたのか、注射の後遺症なのかは分からないが、ちょっとぐったり気味に大人しくしていた。
人間より医療費にお金掛ってるんだから、これからも元気で生きてくれよ、モンちゃん。


ゲージに詰め込まれ、ブーたれるモンちゃん

アーティスト気分満喫

2008年11月10日 | life
            「壁を這う蔦葉の紅葉」
                   ヘムスロイド村 工房の壁を撮影

カミさんがネットで創作手工芸のワークショップ開催を見つけて、昨日はこれに参加してきた。



場所は東近江市にある「平成の杜 ヘムスロイド村 」
中にはいくつかの工房があり、普段は作家さんがここで日々創作活動をされている。
この日は、これに何人かのゲストアーティストが加わって、一般の人に体験アートさせてくれるという趣向の催し。

敷地内をひと回りした後、カミさんは銅版画に挑戦する。
これがけっこう本格的で「図案の下書き~銅板への書き写し~薬品による腐食行程~インク付け~プレス機による印刷」と、なんやかんやで2時間を越える作業をさせてくれた。
これで材料費込みで2000円、ko-climb並みの安さだ。



その間僕は暇なんで、写真撮ったりカミさんの制作活動にチャチャ入れたりしていた。
それでも時間を持て余す。
それではという事で、自分もアーティストになるべく各ブースをまわる。

普段では体験出来ない事をやろうと思い、最初鍛冶屋工房に行く。
真っ赤に焼いた鉄棒をトンテンカン、ちょっと面白そうだ。
でもよく見ると、ここの体験はどうも金槌で叩くだけみたいだ。
金槌を振り回す事はいつもやっている・・・。
却下だ。

次に行ったのがガラス工房、これも火を使った作品作りだ。
出来れば実用を兼ねたコップなんかが出来ればいいな~と考え、火遊び大好きな僕はこの工房に向かう。
しかし、そこで作らせてくれるのはガラスの文鎮だった。
しばらく思案したが、これも”またの機会に”とする。

あと、粘土アートや皮工芸、彫金などあったが今一ピンと来ない。
いろいろ悩んだ挙げ句、結局最初絶対にやらないと決めていた木工アートにする。
木工は日常でやってる事にかなり近いことなんだが、実用品が手に入るのと500円という安さが決め手だった。
我ながらセコいな~と思った。

ここのブースでは、ウッドスプーンやブローチみたいな物を作らせてくれるようだ。
皆さん、手慣れない鑿やヤスリ使って仕上げ作業を懸命にされていた。



ぼくは、黒檀のような黒くて堅い木を選んで「箸」を作る事にする。
工程は、鉋で木を削りペーパーで仕上げる、という、わりかし簡単で単純なもの。
材質も道具も作業自体も全く新鮮さはないが、’もの創り’ はやればやっぱり面白い。

小一時間の作業で、形もかなりいい感じに整った。
カミさんも銅版画出来たようで、かなりご機嫌な様子で僕のもとにやって来た。
いい時間にもなったので、最後にペーパーで丁寧に仕上げてこれを自宅に持ち帰る。
最終仕上げに家にあったオリーブオイルを塗り込んで、ついに本日のアート作品が完成。
うん、なかなかの出来映えジャ!と自己満足。(完成品の画像はこちらで)

このアートなお箸は、この日の夕飯から実用品として使わせて頂くことになった。
かなり冷え込んだ日曜日だったが、アーティスト気分を満喫して心の中は温っかだった。

衝動買い

2008年10月30日 | life
足首を故障して、そろそろ2ヶ月経つ。
故障当初は全治1ヶ月と踏んでいたが、残念ながらまだ完治していない。
普段の生活や仕事には影響しないまで回復したが、アウトドアでの行動にはまだ不安が残る。
その間、僕のフラストレーションは溜まりまくりだ。

このストレスを物欲で解消、以前から気になっていたアルコールバーナーをネットで購入した。
品物は「TRANGIA/トランギア アルコールバーナ TR-B25」、昨日自宅に配送されてきた。

早速自宅で点火テストを行う。
本体タンクにエタノールを注いで、たまった液体に直接ライターで点火。
瞬時にそのエタノールが燃え、1分ほど待つ。
と、火口からきれいな炎が上がりはじめた。
いい感じである。

普段ガソリンバーナーに慣れているので、火力こそ物足りない感があるが、火の上がり方が穏やかでどこかやさしげで安心感がある。
それに、このバーナーのシンプルな構造と操作性には、ある種の感動さえ覚えた。



火が点いたところで、早速湯沸かしに掛る。
およそ300mlの水をコッフェルに入れて、バーナーに据える。
待つ事約5分、プクプク沸騰し出した。
火力がさほどでないので、お湯はグラグラとはならない。
このお湯の湧き方も、奥ゆかしくて情緒たっぷりだ。



せっかくお湯になったので、ここに先日購入した「酒タンポ」に日本酒を注いで湯煎する事にする。
静かに燃えるコンロとも相性がいいのか、とてもいい具合に燗酒が出来た。
この晩は、肴のちくわと貰い物の「豆腐よう」(沖縄名物)で、ご機嫌な晩酌を頂く。



このバーナー、無計画な衝動買いの割には試運転より絶好調で、その使用感にも大満足である。
しかしこの満足度とは裏腹に、まだ本格的な山登りに行けない僕のフラストレーションレベルは、またまた上がってしまったのだ。

早く足の故障を治して、このアルコールバーナーを持ってアウトドアに出かけたいものだ。

引続き「ゲージュツの秋」

2008年10月24日 | life
やっとこさ、イメージしていたphotスタンドが一つ出来た。

自分が撮った写真を使って、インテリアと実用を兼ねたアートなものが出来ればなと考えてこれを作ってみた。
3枚の写真をポストカードにプリントして、これスタンドにはさみ込んで1セットとする。
これは時期や好みで写真を変えてディスプレーして、必要に応じてはがきとしても使用できるというもの。

今回のテーマは「湖」。

しばらく暇に任せて、いろんな組み合わせでこんなphotスタンドを作っていこうと思う。


ゲージュツの秋

2008年10月17日 | life
どういうわけか、秋には食欲や読書、スポーツそして芸術といろんなお題が付く。
気候がいいので、なんでもお好きなように!と言う事だろうか。
そこでbigoverもちょっと「ゲージュツ」してみた。

このページでもよく紹介している、下手の横好きPHOT。
これをなんとか「アート」に出来ないかという事で、フォトスタンドを手作りしてこれにディスプレーしてみようと目論んだ。

フォトスタンドはシンプルな形のものを考え、その主な材料をホームセンターで調達する。
バックの板は桐の板、そしてクリアープレートは3ミリのアクリル板を使用する。
これをカットして、それぞれのエッジをくそ丁寧にサンダー掛けする。
そして、ネットで購入したステンレスの化粧ボルトを貫通させる穴をドリルであける。

ここに思わぬ落とし穴があった。
アクリル板は意外に粘りがなく、ドリルビットが貫通する手前で脆くも割れてしまうではないか。
最初は実用をかねて写真を絵はがきにして、それをディスプレーしようと目論んでいたのだが、本体のアクリル板が割れてしまい、そのサイズでは出来なくなってしまった。

しかたないので、サイズ変更して、とりあえずプロトタイプとしてこれを完成させる事にする。
再度双方をカットし直して、また懸命に研磨して最初から作り直す。
失敗した穴あけは、割れたアクリル板で何度か練習して、割れないコツをつかむ。
そしていよいよ本番、始め細いキリで馬鹿穴をあけて、もう一度所定の太さの穴を慎重にあける。
さすがに今度はうまくいく。

後は桐の板にニスを3度塗りして、乾かしてからお気に入りの写真を張っつけて、化粧ボルトで組んで完成。
途中アクシデントもあって意外に手間がいったが、初めての作品にしてはまずまずかな?

「工作」の域を出ていないという声も聞こえてきそうだが、自分としてはちょっとは「ゲージュツ」出来たと自己満足している。
もうちょっと作品が洗練してくれば、これも立派な「アート」となるだろう。

次作に期待・・・かな?




プレゼント

2008年09月18日 | life
時折登場する飼い猫の「モンちゃん」。
主な世話は、カミさんがやってくれている。
僕は、どちらかと言えばちょっかい出すだけ。
猫は生態的にそれが嫌らしく、悲しいかな僕にはなかなか馴染んでくれない。
そこら当りを良く理解しているカミさんに「モンちゃん」はべったり。
で、この状況は僕的にかなり悔しく、許せない想いであった。

そこで僕は、なんとか彼女の気を惹くようにしむける作戦に出た。
「モンちゃん」の朝ご飯を、今週から僕がやるようにしたのだ。
こうすれば僕も彼女の生活に欠かせない存在となり、少しは馴染んでくれるかもしれない。

そして早速、その効果が出た。
なんと、あの素っ気なかった「モンちゃん」が、特級のプレゼントをくれたのである。

それは昨夜の夕食時の事だった。
いつも夕刻になると、どこかに遊びに行って朝方まで帰ってこない「モンちゃん」。
その彼女が、珍しくこの時間帯に帰ってきたのだ。

猫ドアがカタンと開く音がした。
そして居間に入ってきた「モンちゃん」。
見ると、その口元にはつぶらな瞳がある贈り物がくわえこまれていた。

10センチくらいのドブネズミである。


                  (引用画像)

僕は感激のあまり「お~」と叫びながら立ち上がり、カミさんは「え~」と言いながら目に涙。
我が家は、ちょっとしたパニックである。
その可愛いプレゼントはまだ生きていて、彼女の口元でムニムニ動く。
長いシッポも”ぴょこぴょこ”はねる。
「モンちゃん」はそんな大きな獲物をくわえながら、こちらを向いて「これどうぞ」と言わんばかりだ。
その目は慈愛に満ちていた。

でも食事中という事もあって、そのプレゼントを今いただくのはあまりにも気が引けた。
「モンちゃん」には申し訳ないが、即刻外に持っていってもらう。

今朝起きると、「モンちゃん」はいつものように、2階の”モンちゃんベッド”でおやすみしていた。
ご飯の準備をすると、「にゃ~」と言って僕からのご飯を美味しそうに食べてくれる。
昨夜彼女からのプレゼントを受け取らなかったので、機嫌を損ねてやしないかと心配したが、どうも大事ないようである。

心のひろい「モンちゃん」である。(ありがとう「モンちゃん」)

ちなみにあのプレゼントの行方は、もうわからない。(南~無~)








ギブス

2008年09月05日 | life
            ギブス装着図

毎週水曜日は、KO-WALLでクライミング。
秋のシーズンに向けてのレベルアップを目論み、一昨夜もカミさんとここへトレーニングしに行っていた。

アップを終え、負荷の少ないガバ系のムーブ課題に取り付く。
その課題の途中、やや深めの左キョンを決めて右ホールドをとりに行く瞬間のことだった。
左足首が「プツッン」と鳴った。
と同時に左足が脱力、そしてそのままフォールした。

落ちた瞬間、痛みはなかった。
それより、いやな音が体に響き聞こえた事が気がかりである。
「やっちまったかな?」と頭の中は意外に冷静だった。
そして次に襲ってくるだろう痛みに備える。
しばらくすると、わずかではあったが血の気のひくショック症状がきた。
やはり軽症ではなさそうだ。
すぐにクライミングを中止し、ジムの氷バケツで一時間ほどアイシングさせてもらう。
そのあと、自分で患部をしっかりテーピングして帰宅した。

次の日は様子見、やはり足首には痛みがあって歩行に支障がある。
しかし、腫れは思ったほど大きくなってなかった。

そして今日、いつもお世話になっている整骨院で診察してもらう。
そこでの先生の見立ては「左腓骨筋腱の損傷」だった。
脱臼はしていないようだし、足首の靭帯も多分大丈夫だろうとの事。
しかしこの怪我を舐めてはいけない、全治一か月でこの一週間は絶対安静という診断だった。
そして、治療としてギブスを施して患部を固定するとの事。
しばらくはいろいろ不便するだろうが、・・・致し方ない。 
先生に入念にギブスを装着してもらう。

僕はこれまで、スキーで膝捻って松葉杖ついたり、ひじを痛めて腕吊ったりした事はあるが、ギブスするのは初めて。

初ギブスの感想は、患部を固定した分痛みは和らいだような・・・。
反面、歩きにくくなった不自由を身をもって感じる。
そしてその瞬間「9月はアウトドアもギブスされたな」と痛感した。

そういえば、飼い猫の「モンちゃん」も怪我してギブスしてたときは、おとなしく寝てたし・・・。
この写真を見て僕も「そうするか」と、今やっと覚悟を決められた。

ありがとう「モンちゃん」



ただいま計画中

2008年08月06日 | life
              いざ夏山へ! 今年も爽快な山風は吹いてくれるだろうか 
                             (一昨年訪れた薬師岳にて)

毎日うだるような暑い日が続いている。
気温は体温を越え、これを冷やす雨もない。
こんな日が長く続くと、涼しい山が恋しくなる。
「早くお盆休み来ないかな。」
暑い中仕事していると、つい子供のように思いが山に向かってしまう。

この前8月に入ったばかりだと思ってのんびり構えていたが、お盆休みまで後一週間ほどになった。
そろそろ夏山計画を具体化せねば。
カミさんとの家族会議で、目的地は「白馬三山縦走」に決まっている。
このコース、グレード自体は夏山入門コースで計画自体に特別な配慮は入らない。
うまく好天をつかまえれば、きっといい山行が出来るであろう。

でも気がかりは、ここ最近やけにこの山域で事故が多い事だ。
事故原因は、転倒や落雷など多岐にわたっているようだ。
しかしよく調べてみると、ちょっとした油断や体力を含めた技量不足、無知など人為的なものが事故の起因になっているようにも思える。
またその対象者のほとんどが中高年登山者であることも、なんだかな~って感じだ。

まあ僕もその年齢域にさしかかっているので、あまりえらそうな事も言えないのも事実。
最近ではこうした記事を自戒を込めて読み、情報収集に努めている。
特に雷は避けようない部分もあるし(対処法はあると思う)、大雪渓周辺での落石は今山行の最大リスクであろう。
このところ大気の状態が不安定で、関東方面は大雨が降って事故もあるようだ。
しばらくは天気予報から目が離せない日が続きそうだ。

こんな怖い部分もある山登りだが、それ以上の喜びを与えてくれるのもまた山登りである。
そしてこんな山行前の、「ただいま計画中」も山登りの大事な楽しみなのだ。