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言の葉

2008.11.28 開設
2022.07.01 移設
sonnet wrote.

ホリディ

2022年12月26日 | 懐かしの映画
クリスマス近くになると、よく「ホーム・アローン」や「天使にラブソングを」が洋画劇場で放送される。
自分が見たくなるのは「ホリデイ(2006年)」だろうか。
大人のロマンティック・コメディである。
 
ロスで映画の予告編制作会社を経営しているアマンダ(キャメロン・ディアス)は、恋人が浮気したので別れる。
ロンドンの新聞社に勤めるアイリス(ケイト・ウィンスレット)は、会社のクリスマスパーティで、同僚の元恋人で想いの残っているジャスパー(ルーファス・シーウェル)と他の女性との婚約を知りショックを受ける。
休暇を取って旅行しようと決めたアマンダは、インターネットで自宅交換サイトを検索。
ロンドン郊外のコテージを見つけてアクセスする。
それは傷心のアイリスがアップした物件だった。
こうして二人は休暇中にお互いの家や車などを交換することにして旅立つ。
 
雪の積もる小さなコテージに着いたアマンダは、寒さと退屈とで翌日には帰ろうと思う。
アイリスはプール付きの豪邸に大喜び。温暖でスイミングもできる。

アマンダはアイリスの兄グレアム(ジュード・ロウ)と出会い、アイリスはアマンダの仕事仲間で映画音楽の作曲をしていマイルズ(ジャック・ブラック)や、近所に住む元脚本家の老人アーサー(書斎にはオスカー像が)たちと知り合う。

映画や映画音楽に関するセリフがふんだんにあって愉しめる。
アーサーが失恋したアイリスにかけた言葉。
「映画には主演女優とその親友が登場する。君は主演女優だ。なのに親友役を演じている。」
もうひとつ、ネタバレになるので誰が言ったか伏せておくが、
「バービー人形みたい。」
秀逸のセリフだった。
ジュード・ロウは他の映画の役どころや、端正な顔立ちだけになんだか冷徹なイメージがあったが、このグレアム役はとても素敵だった。
これはネタバレになるが、アイリスとマイルズがビデオ店に行ったシーン。
映画音楽のレクチャーをするマイルズが「卒業」のミセス・ロビンソンを口ずさむと、棚の向こうにダスティン・ホフマンが来店していて、「顔がバレたか・・・」と呟く。
何度見ても笑ってしまう。
こういう有名人の一瞬の出演を「カメオ出演」と言うのだそうだ。
ウィキペディアによると、撮影現場のビデオ店にたまたま彼が通りかかり、急遽出演を承諾したらしい。
 
結末は予想通りのハッピーエンドである。
カテゴリー「映画」を「懐かしの映画」に変更した。
これまでのラインナップだと当然である。

散歩点描57 世界で一番大きな花♫

2022年12月26日 | さんぽ
20日のお昼のニュースで近所の植物園の話題が取り上げられていた。
大温室で栽培しているショクダイオオコンニャクの花が開花したということだった。
葉を付けている時期に同時に開花したのは世界で2例めだそうだ。
花は2日ほどで萎むというので、翌21日に見に行った。
植物園はもちろん、散歩に行くのも久しぶりである。
 
 
           
いつもは閑散としている大温室の通路に行列ができていた。
ショクダイオオコンニャクの鉢は睡蓮池の横に置いてあった。
列に並んでいる間に、壁に貼ってあった説明文を読む。
インドネシアのスマトラ島に自生する希少植物(絶滅危惧種)で、サトイモ科・コンニャク属。
漢字で書くと燭台大蒟蒻で、いかにもの形状をしている。
花(正確には仏炎苞)はすでに萎みかけていた。
テレビを見たその日に来ればよかった。
開花の時に悪臭を放つのも特徴だが、虫を誘い込むためで、中心の茶色い茎(付属体)の下部に雄花と雌花があり、受粉してもらうのだそうだ。
悪臭はすでに希薄になっているので、体験したい人は温室出口に匂いを沁み込ませたコットンの瓶詰めがあるということだったが、それもずっと蓋が開いていて、ほとんど匂わなかった。
 
温室に咲いていた花もランダムにアップ。
            
 
見逃していた紅葉がわずかに残っていた。