20日のお昼のニュースで近所の植物園の話題が取り上げられていた。
大温室で栽培しているショクダイオオコンニャクの花が開花したということだった。
葉を付けている時期に同時に開花したのは世界で2例めだそうだ。
花は2日ほどで萎むというので、翌21日に見に行った。
植物園はもちろん、散歩に行くのも久しぶりである。

いつもは閑散としている大温室の通路に行列ができていた。
ショクダイオオコンニャクの鉢は睡蓮池の横に置いてあった。
列に並んでいる間に、壁に貼ってあった説明文を読む。
インドネシアのスマトラ島に自生する希少植物(絶滅危惧種)で、サトイモ科・コンニャク属。
漢字で書くと燭台大蒟蒻で、いかにもの形状をしている。
花(正確には仏炎苞)はすでに萎みかけていた。
テレビを見たその日に来ればよかった。

開花の時に悪臭を放つのも特徴だが、虫を誘い込むためで、中心の茶色い茎(付属体)の下部に雄花と雌花があり、受粉してもらうのだそうだ。
悪臭はすでに希薄になっているので、体験したい人は温室出口に匂いを沁み込ませたコットンの瓶詰めがあるということだったが、それもずっと蓋が開いていて、ほとんど匂わなかった。
温室に咲いていた花もランダムにアップ。


見逃していた紅葉がわずかに残っていた。
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