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言の葉

2008.11.28 開設
2022.07.01 移設
sonnet wrote.

ついでに袱紗も

2025年02月02日 | ハンドメイド
ついでに袱紗も作った。
本来の袱紗は小風呂敷に対角線状に台(盆)があり、四方を畳み込んで止め具が付いている。
これがどうにも使いにくく、法事の受付でモタモタすることがある。
「本来の」と言うより「旧式の」と言ってもいいのではないか、現在は財布状のタイプが主流になっている。
 
喪服の縫い目をすべてほどいて反物状にしているのがあった。
フリマで買ったのか、誰かに頂いたのかよく覚えていない。
白の内布は、頂き物で長いこと引出しにしまっていた正絹の生地を使うことにした。
調べたら2008年に頂戴していた。
100cm×100cmでゴージャスだが、どのように活用したらいいのかわからないまま17年も経っている!
「群馬は富岡製糸場もあるから絹の特産地なんだ…」
頂いた時そう思った記憶がある。
ちなみに世界文化遺産に登録されたのは2014年。
 
YouTubeの動画で「袱紗の作り方」を検索、参考にした。
 
サイズは12cm×20cm。
作ってはみたが、これもまた出番はなるべくない方がいい。

喪のトートバッグ

2025年02月01日 | ハンドメイド
 
リメイク用の古い着物や帯がたくさんあるが、長いこと制作を怠ってなかなか減らない。
喪服の帯を解体したのがあり、弔事用のトートバッグを作った。
それしか思いつかない。
中袋も黒でよかったが、抑えめの赤い千鳥格子の生地を使った。
これもリメイク用の黒のロングスカートで、表地より裏地のこれが気に入ってゲットした物だった。
 
喪服用のバッグはほとんどが小ぶりである。
ハンカチ・ティッシュ・数珠・熨斗袋・財布・スマホ・キー …
それら最低限の物でいっぱいいっぱい、財布は長財布から二つ折りに替えたりもする。
しかしペットボトルも持参したい、天候によっては折り畳み傘も必要。
万が一ストッキングが伝染したらと思うと、予備もあった方がいい。
厳粛な席での立ち居振舞いは大事で、あたふたすることようなことは避けたい。
そんなこんなで必須用品と言える。
 
タテ34cm × ヨコ30cm × マチ7cm
撮影時のライティングで刺繍の凹凸が光ってしまったが、全体に黒一色。
元が帯なので和柄であるが、洋服に合わせても違和感はない。
 
撮影小物で数珠を添えたら、内布が同じ色だったと気づいた。
 
両面で計3つのポケットを付けた。
 
作ってはみたが、出番はなるべくない方がいい。

井上防衛戦

2025年01月25日 | スポーツ観戦
昨夜、井上尚弥選手の防衛戦があった。
本来なら昨年12月24日、クリスマス・イヴににサム・グッドマン(豪)と対戦する予定だった。
しかし、グッドマンが左目負傷で1カ月延期になった挙句に対戦中止。
試合13日前に挑戦者変更で、キム・イェジュン(韓国)に。
それらの経緯をネットニュースでこまめにチェックしていたが、今回も地上波では観戦できず 英語実況によるYouTube動画で観戦した
 
4R、ダウンを奪った瞬間をスクショで拝借
深夜12時過ぎには削除されていた。
 
詳細はYahooニュースで。

2025冬麗戦観戦記 決勝戦

2025年01月20日 | 俳句
上位3名で行われた決勝戦のお題も「大ピンチ」だった。
(ということは、全員同じお題で2句ずつ提出したということか。
どちらを1stステージ用にするかでも迷ったに違いない。)
 
優勝 病窓は暗闇 慣れぬ尿瓶凍つ  千原ジュニア(永世名人)
【自 解】若い頃バイク事故で意識を失い、一般病棟に移って目が覚めると夜中で真っ暗だった。
トイレを自分でしなければならず、尿瓶を持ったらとても冷たかった。
この先闘病生活がどのくらい続くのだろうと思い、まさに人生の大ピンチだった。
【解 説】まず「病窓」と場所から始まる。
「慣れぬ」とは何が?と思うと「尿瓶」である。
このモノの力に「凍つ」という季語の力を合体させている。
ガラスの尿瓶の感触や暗闇の冷気、それらが下五「尿瓶凍つ」にグッと凝縮していく。
実に生々しい大ピンチであって、季語を主役に立てていて、添削の必要なしと3拍子揃ったこの句こそが「大ピンチ」の優勝句と言える。
今回の評価は、
●季語が主役に立っているか
●「大ピンチ」、特に「大」のテーマ性をどこまで押さえることができるか
●添削の有無
そういう意味で3句を較べた結果、こともあろうに「尿瓶」の優勝となった。
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地上波の放送では3名の自解と優勝句の解説だけで終了した。
TVerで他の2句の解説があったが、2位・3位の順位は明言されていなかったので、放送順に記す。
(センエツながら、俳句の出来からしてこの順位だと思う
 
開演ブザー チケットは 着膨れのどこ  森口瑤子(名人9段)
【自 解】演劇を観に行った時、着いたのが開演ギリギリの時間だった。
もう始まるというのにチケットがすぐには見つからず、寒い日で厚着をしているので、いくつもあるポケットを焦りながら探した経験を詠んだ。
【解 説】上五を「開演ブザー」にしたのは良かった。
映像だけでなく、読者のみんなに同じ音を再生させる力がある
そして「チケット」というモノに語らせて、季語「着膨れ」の選択。
最後に「どこ」として余白を持たせているのもとても上手い。
 
終電の聖菓 保冷剤は温し 横尾渉(永世名人)
【自 解】クリスマスに予約していたケーキを受け取りに行き、その後も買い物がいくつもあって結局終電になり、保冷剤が生ぬるくなってしまった状況を詠んだ。
【解 説】なぜ遅くなって、終電にまでなってクリスマスケーキを持って帰っているのか、この状況は確かにピンチである。
「保冷剤」というモノを使って、「温し」ということで時間経過を語っている。
必要な言葉がきちんと必要な位置に置かれている。
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1stステージの10位以下もTVerで順位発表と添削があった。
自解はなく、ナレーションで要約されていた。
 
11位 締め切りは昨日 冬暁の部屋 蓮見翔(特待生4級)
【 N 】締め切りに追われながら迎える朝のことを詠んだ一句。
【解 説】締め切りは明日でもピンチなのに昨日というのが面白い。
「冬暁の部屋」として時間と場所を表現しているが、場所の情報をやめ、もう少し切迫感を出して心情に切り込んでみてはどうか。
添削 締め切りは昨日 冬暁が痛い
 
12位 冬麗や 鈍色の影 父は逝く 的場浩司(特待生2級)
【 N 】冬のうららかな病室が、父の訃報を聞いてからはショックのあまりモノクロのように感じてしまった時の一句。
【解 説】これはとても惜しい句。
お父様を悼む句なので、きっちり完成させたいと強く思う。
詠嘆の「や」は「父逝く」に持ってきた方がよかった。
語順を変えると追悼句としてとても良くなり、当然上位に食い込んでくる一句だった。
添削 父逝くや 冬麗を鈍色の影
 
13位 子の薬手帳は厚く 春を待つ 村上健志(永世名人)
【 N 】病気にかかりがちな子どもの、お薬手帳のことを詠んだ一句。
【解 説】俳句としてはきちんとできており、どこを直さないといけないということはない。
「春を待つ」という季語も主役としてちゃんと立っている。
ただお題の「大ピンチ」を考えた時、「風邪を引いたりしたけど、寒い冬を耐えてよく頑張ったね」と、むしろ幸せな労りの味わいがある句になっていて、そこで損をしている。
俳句そのものはとてもいい句。
 
14位 すりの標的 きび返す 赤コート 中田喜子(名人10段)
【 N 】買い物中にスリの標的になっていることに気づき、思わず引き返した時の経験を読んだ一句。
【解 説】これは問題点がはっきりしている。
スリに遭っている人が赤コートなのか、スリ本人が赤コートなのかがはっきりしない。作者は敢えて曖昧にしているのかもしれないが。
添削 すりの残像 きび返す 赤コート
 
15位 凍つ夜や 涙が出ずに テイク10 大友花恋
【 N 】泣く芝居でなかなか涙が出なかった時の、ピンチの瞬間を詠んだ一句。
【解 説】惜しいのは「凍つ夜」の表記が文法的に間違っている。
連体形なので「凍つる夜」である。
添削 凍つる夜や 涙の出ない テイク10
 
16位 蒲団剥ぎ青息 こむら返りかな 野村麻純
【 N 】寝ている時にこむら返りの激痛で目覚めた経験を詠んだ一句。
【解 説】こむら返りの痛さは誰もがとてもよくわかる。
季語「蒲団」を立てようとしている意識もある。
ただ、全体の調べががこむら返りの割には悠長、落ち着き過ぎている。
特に「かな」という詠嘆の辺りが。
下五を強い言い方にすると、上下のバランスが釣り合う。
添削 こむら返りの青息 蒲団剥ぎ捨てる

2025冬麗戦観戦記 1stステージ

2025年01月19日 | 俳句
兼題は「大ピンチ」だった。
1stステージの上位3名だけがが決勝戦に進む。
今回も地上波では10位までしか紹介されず、以下はTVerで順位、解説があった。
夏井先生の解説と添削。
 
1位 本番は明日 風邪蔓延の 稽古場  森口瑤子(名人9段)
【自 解】高校時代、演劇部だった。
日々みんな頑張って練習していたが、公演前に風邪が流行って体調の悪い部員が何人もいた。
いったいどうなるんだろうと焦っていた当時の思い出を詠んだ。
【解 説】季語は「風邪」。
稽古場にマスクの人がいるに違いない。咳の人、鼻水の人、鼻声で歌えない人…。その人たちをこの季語が伝えている。そしてまさに「大ピンチ」。
季語を立てることとテーマを生かすこと。この2つのポイントが同じくらいなら、添削のない人を上位とするというルールで、今回は順位をつけた。
 
2位 新札は不可 凍星の パーキング  横尾渉(永世名人)
【自 解】2024年に新札に変わった。
財布にそれしかなかった冬の夜、コインパーキングに停めた車を出そうとしたら、機械はまだ旧札しか使えず、近くに両替できる店もなくピンチだった。
【解 説】面白い切り口で来た。
いきなり「新札は不可」と、現場の貼り紙に書いてある文言をそのまま書いているようで、ちゃんと俳句になっている。
この句を五・七・五にしようとしたら簡単にできる。
「凍星や 新札不可の パーキング」と。
ただ作者として何を一番表現したいか、それを考えてどの型に入れようかと工夫してこうなった。
時事を俳句にするのは難しいが、季語「凍星」の力が発揮できる位置においてある。
 
3位 難病や 膝の外套 握り締む  千原ジュニア(永世名人)
【自 解】股関節が痛くなり、1〜2年経ってから病院で診察を受けたら「難病です」と言われた。
その瞬間「えっ!?」となり、膝の上にあったコートをギュッと握り締めていた記憶がある。
【解 説】いきなり「難病や」と詠嘆している。
五・七・五にしっかり入れ込んでいるのもさすがである。
驚いて何かを握りしめるという句はなくはないが、「外套」という季語を選んだのがよかった。
どっしりと重い季語をこの場所に置くことで、難病に立ち向かう気持ち、ドッと落ち込む気持ちなどをが季語によって表現されている。
最後に「握り締む」と言い切ったところにも作者の心理が入り込んでいる。
 
4位 冬帝のライブ 血指のストローク 清春
【自 解】自分は30歳を過ぎてからギターを始めた。
下手くそだった頃指先から出血して、ライブが終わるとギターや洋服が血まみれになっていた。その時の体験から。
【解 説】「冬帝」は冬を擬人化した季語。
「冬帝のライブ」というフレーズが面白い。まさに王のように舞台上を支配しているアーティストがいるかのようなイメージを抱かせる。
型を押さえておくと、句またがりになっている。
正直「血指(けっし)」という言葉を知らなかったので調べてみた。
漢和辞典に出てくる言葉で「不慣れ」という意味だった、
まさに不慣れなゆえに指が血に染まるということで、よくぞこの言葉を見つけてきたと感心し、相当俳句を勉強してくれていると感動した。
 
5位 千五百グラムや 春を待つ嬰児 矢柴俊博
【自 解】私は1,500グラムの未熟児で産まれてきたそうで、それが自分の人生の最初の大ピンチだったと思う。
そのことを詠んでみた。
【解 説】思い切った型である。
千五百グラムの数詞に「や」と詠嘆し、残りのフレーズに季語を入れて音数を整えるという結構難しい型で、これは褒めないといけない。
五・七・五で、「春待つや 千五百グラムの 嬰児」とも詠める。
しかし作者が何を表現したいかが大事。千五百グラムの体重を詠嘆したかった。
そして「春を待つ」の季語に希望を乗せている。その辺りのバランスもよかった。
 
6位 冴ゆる夜の ロストバゲージ 星条旗  森迫永依(特待生2級) 
【自 解】アメリカに留学していた時、ロストバゲージをされたことがあった。
その時の体験をそのまま読んだ。
【解 説】今回のテーマの「大ピンチ」をどのように盛り込んでいくかというのがあるが、「ロストバゲージ」という音数の多い単語をドンと置くことでテーマをクリアしている。これもひとつのアイデア。
冴えた冷たい夜空に星条旗だけがはためいている。
「荷物」の映像もない、季語「冴ゆる」は皮膚感なのでこれも映像がない。
夜という時間の中に星条旗しか映像がない。それでも言いたいことをきっちりと言えている。強く褒めたい。
 
7位 トランジット失敗 寒影のモーテル  藤本敏史(永世名人)
【自 解】15年ほど前、アラスカに一人でロケに行くという仕事があった。
マネージャーも同行せず、チケットだけ渡されて「シアトルで乗り換えてください」と言われた。
飛行機が遅延してシアトルに着き、アナウンスしていたが英語なので理解できず、なんとかカウンターに行ったが乗り換え便は飛び立った後だった。
仕方なく自力でモーテルを見つけて泊まった。
【解 説】テーマの大ピンチに、最初に「トランジット失敗」と打ち出している。これも一手である。
季語「寒夜」は映像でありながら、トランジットに失敗してすごすごと安ホテルに辿り着いた作者の心情が託されている。
 
8位 ビストロは師走 ソムリエ 鼻詰まり  水田信二
【自 解】以前、料理人として働いていた。
料理人・ソムリエなど飲食店の人間にとって、鼻詰まりは料理やお酒の味が分からなくなり能力ゼロに近くなる。
師走の忙しい時に鼻詰まりになると大ピンチである。
【解 説】ソムリエはその店の接客の花形、要になる人。
その人物の鼻が効いてないと、店としても本人としてもピンチの状況である。
実体験を詠むのが一番良いと繰り返し言っているが、そのいい例。
 
9位 再検査告知 さらりと クリスマス 犬山紙子(特待生1級) 
【自 解】年齢を重ねてくると健康診断でよく引っかかるようになって再検査と言われる。
こちらとしてはドキッとして大事に受け取るが、医師はみんなに伝えていることでさらっとした口調の印象がある。
【解 説】「再検査告知」と「クリスマス」の取り合わせは対比が効いてとてもいい。
問題点は一点だけ。「さらりと」が「クリスマス」に流れていくので、「再検査と言われたが、例年のようにクリスマスを楽しんだ」と解釈され、作者の意図と文字面に齟齬が生まれる。
添削 デスクに聖樹 さらりと 再検査告知
 
10位 朽野(くだらの)や 我が病の名 ひとづてに  梅沢富美男(特別永世名人)
【自 解】人生で初めて入院した。3日間で10キロほど痩せた。
仕事で山形に向かう新幹線の中で、窓に映った自分の顔が痩せて不安に思った時、後部座席の二人が知人がガンで長くないらしいという会話をしていた。
マネージャーに「本当のことを教えてくれ。俺はガンなのか?」と聞いたら、「いいえ、普通の病気です。」と言われた。
【解 説】マニアックな季語をよく知っていた。
冬の季語「朽野」は、あらゆる草木が枯れきった野原のこと。
惜しいのは1点。上五が「や」でしっかり切れているので、そういう時は残りのフレーズの調べをスルスルと流して欲しい。
ところが中七の「名」で半拍ほどの呼吸が生じる。そこを繋げるだけ。
添削 朽野や 我が病名を ひとづてに

2025冬麗戦観戦記 参加者選出

2025年01月17日 | 俳句

昨日、プレバト俳句タイトル戦の「冬麗戦」が放送された。
去年1年間に番組で詠まれた全313句の中から、優秀句を詠んだ16名が参加した。
今回も名人・特待生以外で5名が選ばれていた。
まずはどんな句で選出されたのかを記しておこう。
ちなみにこれらは年間優秀句の15句ということではないだろう。
一人が秀句を複数詠んでいる場合もあるのだから。
また、優秀句の順番ではなく、段位順に表記(敬称略)している。
 
●梅沢富美男(特別永世名人)
  苗代の桜や 鬼の住まいする 
   兼題「桜」 2024.3.28放送
 
●村上健志(永世名人)
  星明かりほどの 重さの子に 汗疹
   兼題「幼少期の写真」 2024.8.22放送
 
●千原ジュニア(永世名人)
  故郷の 苜蓿(もくしゅく)の香は 濃かりけり
   兼題「ふるさと」 2024.4.25放送
 
●藤本敏史(永世名人)
  弟に 秘密の秘密基地 真夏
   兼題「秘密基地」 2024.8.1放送
 
●横尾渉(永世名人)
  雪渓のピザ屋 品川ナンバー来
   兼題「好きな観光地」 2024.7.11放送
 
●中田喜子(名人10段)
  ケーナの音 麦の風吹く 秘密基地
   兼題「秘密基地」 2024.8.1放送
 
●森口瑤子(名人9段)
  ふわっとふらここ 水平になる手前
   兼題「ブランコ」 2024.4.18放送
 
●犬山紙子(特待生1級)
  生家のこでまり 甘やかな退屈  
   兼題「ふるさと」 2024.4.25放送
 
●森迫永依(特待生2級)
  薄めたシャンプー 朝冷のワンルーム 
   兼題「一人暮らし」 2024.9.12放送
 
●的場浩司(特待生2級)
  三日月や 真朱(まそほ)の隠岐に 藍の波 
   兼題「自分で撮った写真」 2024.10.3放送
 
●蓮見翔(特待生4級)
  夏暁の納沙布 FMのノイズ  
   兼題「好きな観光地」 2024.7.11放送
 
●矢柴俊博
  網棚に 置きし卒論 冬の朝  
   兼題「うっかりミス」 2024.11.14放送
 
●清春
  良夜なり フロアを包む アルペジオ  
   兼題「大観衆」 2024.11.7放送
 
●大友花恋 
  風爽か 豚骨臭の シーン8  
   兼題「ケータリング」 2024.9.5放送
 
●野村麻純
  まどろみの 友は臨月 夏氷  
   兼題「かき氷」 2024.8.15放送
 
●水田信二
  夕虹の列 前の男の 傘当たる  
   兼題「雨の行列」 2024.6.20放送

迎春

2025年01月03日 | ノンジャンル
 
新しい年が明けた。
前回の投稿は12月18日だった。
暮れに1件投稿しようとしたが、入力途中で下書き保存して越年。
タイミングを逸した。
今年はもっと頻度を上げようと意を決した昨日、終日ブログにアクセスできず、出鼻をくじかれた。
あまりに長時間接続できなかったので検索してみると、Yahooニュースに以下の記事があった。
**********************************
NTTドコモは、サイバー攻撃により2日午前5時半ごろから続いた情報ポータルサイトなど一部のサービスへのアクセスしづらい状況が回復したと発表しました。  
NTTドコモによりますと、午前5時27分ごろから、情報ポータルサイト「goo」のサービス全般、及び「d払い」ショッピングの検索機能などドコモの一部サービスにアクセスしづらい状況が続いていました。  
原因は大量のデータを送り付けるサイバー攻撃(DDoS攻撃)によるもので、午後4時10分に回復したということです。
*********************************
実際gooブログの編集画面にログインできたのは午後10時過ぎだった。
 
年頭にふさわしい画像が見つからず、以前帰省した時に高千穂神社で買った干支「巳」の土鈴を撮影した。
深大寺の参道売店でも同様のものがあり、そちらは十二支すべて揃えている。
しかし、高千穂神社のそれの方がデザインも色使いも好みである。
もうひとつ「酉」があるので、酉年に帰省して自分の干支の土鈴も併せて買ったと記憶している。
 
早生まれの私は数日後に誕生日を控え、歳女。
ずいぶん以前、義理の叔父から義母宛ての年賀状に俳句が書かれていたのを思い出した。
叔父はリタイア後に俳句を始めたそうで、地元で賞を獲ったりしていたようである。
いい句だなぁと思ってしっかり憶えていた。
 
初春や 六度(むたび)の干支の こころざし
 
さて、自分はこころざしを何としよう…。

散歩点描77 紅葉を撮りに

2024年12月18日 | さんぽ
前回の散歩の時植物園の紅葉がイマイチだったので、11月末に再度行ってみた。
12月半ばになってしまったがアップしておこう。
11月13日には黄緑色だったメタセコイアも、月末には紅葉していた。
 
メタセコイアと言えば…。
1月に放送された「新・美の巨人たち」で、夭折の詩人にして建築家立原道造の「ヒアシンスハウス」が紹介されていた。
埼玉県浦和市の別所沼公園にある。
ロケは晩秋の頃で、大樹メタセコイアの並木の紅葉が見事だった。
是非とも行ってみたいと思い録画保存していた。
行くなら紅葉の季節と決めていたのに、うっかりして機を逃してしまった。
今年はもう落葉しているだろう。
来年の秋こそ!
 
テレビ番組つながりで、2009年〜2011年にNHKで放送された「坂の上の雲」が再放送されているが、先日は「子規、逝く」だった。
一昨年、上野の東博で開催された国宝展に行ったついでに、根岸の「子規庵」に行ったが閉まっていた。
ブログ記事(2022.11.14「東博 国宝展に行く」)の末尾に、
「庭に糸瓜がなる頃にもう一度行ってみたい。」と書いていた。
こちらはふた夏やり過ごしていた…。
来夏こそ!
 
だがしかし…と思う。
桜の季節に高齢の人が「あと何回桜を観られるだろうか」と、言わば常套句のように感想を述べたりするが、この年になると冗談でも軽口でもなく、リアルな感慨を伴ってくる。
ヘチマの実る夏も、紅葉の秋も、今度という確証はない。

世界野球プレミア12 8戦全勝で臨んだ決勝

2024年11月27日 | スポーツ観戦
スーパーラウンドに進出したのは、グループAからは4勝1敗のベネズエラと3勝2敗のアメリカだった。
3位のパナマも3勝2敗だったが、勝敗で並んだ場合は直接対決の結果で決めるという順位決定方式があるそうで、アメリカがパナマに勝っていた。
グループBからは5勝0敗の日本と、4勝1敗の台湾である。
 
 
 
 
 
日本はスーパーラウンドもすべて勝ち、8戦全勝で決勝に臨んだ。
2位は台湾。日本以外の国はいずれも1勝2敗だったが、総得点の順か?
順位決定方式によると、厳密には「チームの成績指標が高い順」。
得点を攻撃イニングで割った値から、失点を守備イニングで割った値を減算して計算するとある。
確かにこれまでの台湾の活躍は素晴らしかった。
日本が初戦のオーストラリア戦をバンテリンドームで戦っていた同時間帯、台北ドームで韓国を6−3で破ったという情報があり「お〜」と思った。
その時は、これで韓国が日本戦で躍起になってくるという思いの方が強かったが。
ドミニカ戦を2−1で、キューバ戦を2−0で、オーストラリア戦に至っては11−3で勝っている。
対日本1ー3 も拮抗した試合内容で「侮れない」と思った。
スーパーラウンドではアメリカを8−2で破った。
日本は9−6で台湾に勝ったが、翌日連戦で台湾が相手となり、チラと不安がよぎった。
 
ちなみに3位決定戦はベネズエラVs.アメリカで、アメリカが6ー1で勝っている。
 
11月24日、決勝は今大会3回目となる台湾とのカード。
日本の先発は戸郷。4回まで5つの三振を奪い、無失点の好投だった。
台湾は、前日予告先発変更で罰金3,000ドルを払って温存したリン・イクビン投手。
こちらも4回まで内野安打1本に押さえ込み、中盤まで投手戦。
5回表、戸郷が先頭バッターにホームランを打たれ1点を先制される。
さらに、1アウト1・2塁でスリーランホームランを打たれ、0−4になる。
追う展開となった日本は、そのウラの攻撃で台湾の2人目ピッチャーから2アウト1・2塁のチャンスになったが、2番の小園選手がファーストゴロに倒れ、無得点。
6回からピッチャーは2番手の隅田に替わり3者凡退に。
 
7回表、二者連続ヒットを許しノーアウト1・2塁となるが、5回でホームランを打ったチン・ケツケンを三振に。
1アウトになったがダブルスチールされ2・3塁。
次のバッターがライトポールの上に長打。ファールと判定されリプレー検証でもファール。三振にして2アウト2・3塁。
 
3塁ランナーがホームスチールを狙うシーンもありヒヤヒヤ
次のバッターがショートゴロを打ち、源田が捌いてファースト牧に送球。
バッターがスライディングしてセーフと判定される。
今度は日本がチャレンジ。リプレー検証の結果はアウト!
追加点を免れた。
しかし6・7・8回、日本はランナーを出すことができなかった。
9回ウラ。先頭打者辰巳がライト前ヒットで出塁。
次の4番森下は二遊間の当たりで、2塁はアウト。
1アウト1塁で栗原がファーストライナー。
リードしていた森下戻るも間に合わず、ダブルプレーで試合終了。
日本は0対4で完封負けを喫し、2大会連続の優勝は叶わず。

世界野球プレミア12  オープニングラウンド無敗

2024年11月24日 | スポーツ観戦
 
10月26日から同時スタートしたMLBワールドシリーズと日本シリーズ。
朝はワールドシリーズ、夜は日本シリーズを堪能した。
観戦記をまとめてアップしようと思い、下書きに加筆しながらやっていたが間に合わず、ドジャースが優勝、横浜DeNAが下剋上を経て日本一になった。
 
大谷選手が第2戦のスライディングで左肩を負傷したときはヒヤリとしたが、亜脱臼ではなく「肩関節唇断裂」とわかり手術も無事成功したとのこと。
1シーズンでホームラン50本、盗塁50の「50-50」を達成した他、数々の記録と賞、そして3度目のMVPも。DHとしては史上初で満票の受賞である。
インタビュアーが「来シーズンはMVPとサイ・ヤング賞の2つ取りたい?」と尋ねると、「そうなれたらうれしい。」と応えていた。期待してます!
ついでに2028年はロス五輪で野球が復活するので、オリンピック金メダルも狙ってください!
 
日本シリーズは両者ホームで負け敵地で勝つという激闘が続き、横浜DeNAが第6戦で4勝した。
パ・リーグはソフトバンクがリーグ優勝したが、セ・リーグは1位巨人、2位阪神。3位DeNAだった。
以前にもブログで書いたが(2023年10月31日投稿「日本シリーズ開幕」)、CSのシステムはやっぱりまだ納得できていない。
監督1年目でリーグ優勝を果たした阿部監督以下各選手が、ファイナルステージ第6戦で敗れた時の悔しそうな表情を憶えている。
そのくせ、日本シリーズでハマの番長の涙の胴上げを見るとグッとしてしまう。
にわかファンは不和雷同、無責任なものである
そんなこんなをかいつまんで、それより今はプレミア12である。
 
「プレミア12」とは、WBSC(世界野球ソフトボール連盟)の主催で、トップチームの強さだけでなくアンダー世代までを含めた「国全体の野球力(野球国力)」上位12カ国が出場する大会とのこと。4年に一度11月に開催されている。
ちなみにWBCは、アメリカのMLBが中心で運営している国際大会。
 
オープニングラウンドは6チームずつに分かれ総当たり戦を行う。
日本はグループB。
各グループ上位2チームがスーパーラウンドに進出して、ここでも4チームの総当たり戦。上位2チームが決勝に進出して東京ドームで戦う。
 
今度こそ各試合の観戦記をちゃんと書こうと意気込んでいたが、これまた間に合わず、すでに今夜決勝戦である
 
まもなく決勝戦が始まる。
スーパーラウンドも終了しているが、取り急ぎオープニングラウンドの結果だけ、試合終了後のスコアだけアップして決勝戦を観戦しよう。