今朝のニュースでは、結婚50周年を迎えた天皇・皇后両陛下の記者会見の模様が放映された。その中には、両陛下の結婚当時のパレードの映像も流されていて懐かしい。この映像を見て、私には当然のことながら、その当時の想い出が甦ってきた。あの時、私は大学生で、当時、東京・神田の鍛治町にあった丸石自転車の本社の一室で、アルバイトをやっていた。顧客に出す封筒への宛名書きが任務だった。たしか、女性社員一人と男性社員4~5人が同居していたその部屋では、みんなが、ときどき世間話を交えながら、比較的ゆったりと仕事をしていた。アルバイト生は私一人だった。
あるとき、隣室に新しいアルバイト生らしき一人の女性が配属されらしい、ことを目にした。私は何度か、彼女の姿を見かけたが、都会の女性には見られない純朴さ、素朴さというか、その田舎っぽい物腰に魅力を感じて、一目で好きになってしまった。恐らく、私にとっては、それまでで初めての強烈な恋心を感じてしまった、ことだけは確かだ。ときどき隣室から洩れてくる会話で、彼女の名前は、たしか「コンノ」さんというらしかったが、じかに私は彼女と話したことはなかった。というのも、思っただけでも、なんかしら切ない思いにかられ、ドキドキして、彼女に積極的に話しかけるなど、絶対にできなかったからだ。
今後とも、天皇・皇后両陛下の結婚のことが、話題に上がるたびに私は、紺色の社員服に身を包んだ「コンノ」さんのことが頭に浮かんでくるだろう、ことは間違いない。それと、今でも街でたまに見かける、カンガルーマークの丸石自転車のお店や自転車を目にした時さえ、彼女の思い出が頭をよぎる。
あるとき、隣室に新しいアルバイト生らしき一人の女性が配属されらしい、ことを目にした。私は何度か、彼女の姿を見かけたが、都会の女性には見られない純朴さ、素朴さというか、その田舎っぽい物腰に魅力を感じて、一目で好きになってしまった。恐らく、私にとっては、それまでで初めての強烈な恋心を感じてしまった、ことだけは確かだ。ときどき隣室から洩れてくる会話で、彼女の名前は、たしか「コンノ」さんというらしかったが、じかに私は彼女と話したことはなかった。というのも、思っただけでも、なんかしら切ない思いにかられ、ドキドキして、彼女に積極的に話しかけるなど、絶対にできなかったからだ。
今後とも、天皇・皇后両陛下の結婚のことが、話題に上がるたびに私は、紺色の社員服に身を包んだ「コンノ」さんのことが頭に浮かんでくるだろう、ことは間違いない。それと、今でも街でたまに見かける、カンガルーマークの丸石自転車のお店や自転車を目にした時さえ、彼女の思い出が頭をよぎる。