手打ち蕎麦をする私の徒然日記

2003年1月に手打ち蕎麦に初挑戦。手打ち蕎麦の事ばかりでなく、日常インパクトのあった事柄を思ったまま綴ったブログです。

気骨あるおじさんの訃報に驚く

2009-04-27 18:19:24 | 社会
最近は、社会を良くするために、積極的に自分の信念をものおじせず堂々と述べたり、行動・実践することができる人が少なくなっているようだ。というのも、例えば、迷惑行為をする相手を注意すると、逆に自分がからまれて、とんでもないしっぺ返しを喰らう、というのが近頃の世相になってきてしまっているからだ、と思われる。
しかし、こんな世の中でも、昔、兵隊さんだったような人とか80歳台くらいの人たちの中には、社会悪に対して、真っ向から立ち向かい、躊躇することなく、歯切れのよい意見を述べたり、行動を起こしてくれるなど、実に尊敬に値する面をお持ちの方がおられる。
私の家の近くにも、そんな筋金入りのおじさんがおられたが、昨日の回覧板で、突然そのおじさんの訃報に接した。私がそのおじさんと初めて顔を合わせたのは、3年ほど前、地元の自治会での集会の場であった。N山さんという名前の、そのおじさんは、戦時中は中国にいたようで、そこで覚えた中国語を集会の場で、流暢に披露されていた姿が思い出される。それと、近所の家で、数年前、母親が大声をはりあげて、わが子を執拗に虐待している家庭があったが、その際、N山さんは、すぐさま、その家をたずねて、堂々と母親に注意、激しく叱りつけていた、ことが、あったことも思い出される。
私の記憶に残っている、そんなN山さんが、84歳で亡くなった、とのこと。
そう言えば、2年くらい前だったか、N山さんが、肺癌を患って入院した、と言っていた。もしかすると、その病気で亡くなられたのかもしれない。
最近ではめったに見かけない気骨ある人、N山さんの告別式が明日行われる、というのが今朝の新聞の地方版に載っていた。心からご冥福をお祈りしたい。


コメント
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