min-minの読書メモ

冒険小説を主体に読書してますがその他ジャンルでも読んだ本を紹介します。最近、気に入った映画やDVDの感想も載せてます。

雨の暗殺者

2005-04-12 08:51:18 | 「ナ行」の作家
鳴海章著・光文社kappa novels

「冬の狙撃手」の続編で4年後を描いている。前回のストーリーの大半を忘れ去ってしまった我がカラス頭に先ず当惑してしまった。本編の主人公である警視庁機動捜査隊員・加藤裕子って前回出ていた?ま、出てきたらしい?ということで前作の主人公、公安特殊部隊のスナイパーに恋をしてその主人公は死んでしまった(らしい?)

雨の降る夜、東京都下の小さなスナックで店主、客7名が銃撃を受け全員殺された。同時にある議員宅が銃撃され更に中国系銀行も銃撃された。この3つの事件に関連があるのか。
機捜の裕子と相棒の岸本は不眠不休で事件を追うのであるが、やがてかって恋人が属した公安特殊部隊(さくら銃撃隊)が現れ、この一連の事件の実行部隊である「鉄虎会」のメンバーの“抹殺”を始める。やがて裕子は背後に、公安内部や政財界に生まれた「闇の勢力」の存在を知る。その闇を白日の下に知らしめる為に途方も無い計画を立てるのであった。
この作品において鳴海氏はあたかも大藪春彦ばりに「銃器オタク」となる。拳銃、狙撃銃の詳細な解説に熱がこもる。その筋の方々は充分に満足するかも知れない。

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