宇江佐真理著『今日を刻む時計―髪結い伊三次捕物余話』 文春文庫 2013.1.10第1刷
おススメ度:★★★★☆
前作「我、言挙げず」を読んだのは何年前だろう?確か伊三次とお文の住む家が焼けてしまったはず。一体これからどうやって生活するのであろう!?という思いをしたものだ。
他の方のブログを見ていたら本書の名前を見付けた。さっそく手に取って読み出したら、何とあれから10年も経っているではないの!
伊三次は厄年の42才となりお文もその年に近いはず。伊与太という息子がいたのを覚えているが、その後お吉という女の子が生まれていた。ちょうど家を焼け出された時の子であるから10才となる。
伊三次もお文も前のまんまの仕事を続け、お文のきっぷの良い啖呵も健在で思わずニヤリとしてしまう。
さて、今回の主人公は彼らではなく、伊三次の陰の商売の上司である不破友之進の息子龍之進である。それも嫁取りのストーリーである。
当初、はっきり言ってどうでもよい内容で途中で投げようかと一瞬思ったものの、これが意外と面白く、いつしか龍之進を応援し始めている自分がいた。
実際いくつかのコイバナ?があったのだが、最後の最後に全く意外な嫁さんをめとることになるのだが、その時だけは龍之進がカッコ良かった(笑)
さてこの後も物語は進むのであるが、さてどうしよう?
ドンパチ満載の冒険活劇小説から離れ、こうした江戸人情時代小説をたまに読むと、なんかホッコリと和むものです。
おススメ度:★★★★☆
前作「我、言挙げず」を読んだのは何年前だろう?確か伊三次とお文の住む家が焼けてしまったはず。一体これからどうやって生活するのであろう!?という思いをしたものだ。
他の方のブログを見ていたら本書の名前を見付けた。さっそく手に取って読み出したら、何とあれから10年も経っているではないの!
伊三次は厄年の42才となりお文もその年に近いはず。伊与太という息子がいたのを覚えているが、その後お吉という女の子が生まれていた。ちょうど家を焼け出された時の子であるから10才となる。
伊三次もお文も前のまんまの仕事を続け、お文のきっぷの良い啖呵も健在で思わずニヤリとしてしまう。
さて、今回の主人公は彼らではなく、伊三次の陰の商売の上司である不破友之進の息子龍之進である。それも嫁取りのストーリーである。
当初、はっきり言ってどうでもよい内容で途中で投げようかと一瞬思ったものの、これが意外と面白く、いつしか龍之進を応援し始めている自分がいた。
実際いくつかのコイバナ?があったのだが、最後の最後に全く意外な嫁さんをめとることになるのだが、その時だけは龍之進がカッコ良かった(笑)
さてこの後も物語は進むのであるが、さてどうしよう?
ドンパチ満載の冒険活劇小説から離れ、こうした江戸人情時代小説をたまに読むと、なんかホッコリと和むものです。
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