宇江佐真理著『紫紺のつばめ』文春文庫2002.9.30 第5刷 540円
伊三次捕物余話の第二作である。
お文と別れたかたちで終わった第一作、果たしてふたりの恋の行方は?
ま、ふたりが再びくっつくであろうことは間違いないところであろうが、どのように復縁するのか?が興味深いところであった。
「菜の花の戦ぐ岸辺」のくだりはなかなかよろしい♪。「菜の花の戦ぐ岸辺」そして「鳥瞰図」で見せた伊三次の“男気”に伊三次を見直した感じ。
この男、たんなる色男で小手先が起用なばかりではない、男としてなかなか見上げた根性を持っている。第一作ではあまり印象が残らなかったが第二作では“男を上げた”のではなかろうか。これでまた第三作が楽しみになってきた。
伊三次捕物余話の第二作である。
お文と別れたかたちで終わった第一作、果たしてふたりの恋の行方は?
ま、ふたりが再びくっつくであろうことは間違いないところであろうが、どのように復縁するのか?が興味深いところであった。
「菜の花の戦ぐ岸辺」のくだりはなかなかよろしい♪。「菜の花の戦ぐ岸辺」そして「鳥瞰図」で見せた伊三次の“男気”に伊三次を見直した感じ。
この男、たんなる色男で小手先が起用なばかりではない、男としてなかなか見上げた根性を持っている。第一作ではあまり印象が残らなかったが第二作では“男を上げた”のではなかろうか。これでまた第三作が楽しみになってきた。