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sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて
冷たいシャンパンとチーズと生ハム、
届いた本と手紙に気持ちが緩む、
感じ。

確定申告

2012-02-13 | Weblog
確定申告やってるうちに、ふと思ったんだけど、
いくらわたしがバカで数字にも弱くても、
ここまでわかんないのっておかしくないか?
去年税務署から記帳指導にきてくれた税理士さんが、
真面目で杓子定規すぎて、
それは仕事上仕方ないと思ってたんだけど、
彼女と一緒にやればやるほどわからなくなった・・・
こんな小さい店の経理なのに。

だって必要なことなんて、ホントにわずかなのです、
小さい店で人も雇ってないし簡単だもん、帳簿。
子どものお小遣い帳と変わらないくらい。
なのに彼女は多分知っとくといいけど実際は必要ないとうなことをたくさん説明して
必要なことは教えきれてなかった気がする・・・
悪気はなかったろうけど教えるのが下手な人だったんだろうなぁ。

例えば、何度も何度も繰り返しテンキー入力を勧められた。
その方がラクです、と。
でもうちの店の会計くらいなら、テンキー使おうがどうしようが、
全然スピード的にも大差はないのです。
メインのMacにはテンキーついてないので
会計ソフト用のWindowsのテンキーもさわったことがないわたしに、
ただ、彼女自身がいつもやってるやり方を勧めるばかりだったのよね。
マウスを使った方がいいとも。(わたし、マウス使わない派)
確定申告するのにそれって、別に税理士さんがあれこれ言うとこじゃないでしょ。
もっと必要なこと大枠だけでもきちんと教えてほしかったなぁ。
と、人のせいにしつつ会計ソフトを閉じる。

何で固定資産科目が書き出せないのかわからんけど、
ぼやきながら結局国税庁HPのフォームに入力して
なんとか書類揃えました。
後は税務署で若くて独身の男前に教わる!(いるのだろうか?笑)

うちみたいな小さい店は、青色申告にしなけりゃよかったんだろうけど、
初年度の赤字を持ち越したいと思ったのでした。
今から思うと、急にもうかるわけじゃないし、白色でよかったか、とも。
ま、いいや。税務署の男前、待ってろよ!www

・・・・・・・・・・・・・・・
という日記を書いたのは実は2週間前。
確定申告はもう出してきました。
税務署にそんな男前はいませんでしたが(笑)
気持ち晴れ晴れです。
あと10ヶ月くらいは、またすっかり忘れて
来年の今頃も焦ってぼやいていることでしょうが。

雨が降ると

2012-02-12 | つぶやき
>雨のときだけ車で送ってくれる人がいる、と
>友人が教えてくれた。晴れていると会う理由がないの。
>だからその時間だけ雨が降ってほしい、と。
>雨が降ると、会えたかな、と気になる私。彼女のおかげで、雨が温かい

・・・という呟きがあって、

クアラルンプールの道路もバンコクほどじゃないけど、
スコールのときは水浸しになり、機能しなくなる。
かなりしょっちゅうでした、雨期だと毎日夕方。
雨が強く降ると、わたしのバイオリンの先生から、
渋滞で今日は行けませんという電話が来たことを思い出した。
市内のプチ洪水は仕方ないけど、
バイオリンの先生の会社(昼間は会社勤め)とうちの間ではさほどの浸水はない。
雨降ると渋滞にはなるけど、そうでない時も稀にある。
でも雨が降ると大体いつも電話が来て、バイオリンレッスンは中止になる。
わたしはこのレッスンが大好きだったのでがっかりしたな。
そしてバルコニーから、灰色の空と容赦なく降るスコールを見ながら
きっと先生には、雨の日にしか会えない恋人がいるのかも、と想像した。
何やってる恋人かな。
雨が降ると仕事がなくなる仕事って何があるかな。
テニスのインストラクターなど、外での仕事の女性かなぁ。

普段仕事時間がすれ違いだけど雨の日にだけ会えて、
渋滞の中、動かない車の中でふたりの時間を楽しんでいるのかな、とか
他人事ながら、甘い妄想をしたものです(笑)

雨のときだけ送ってくれる人がいて
雨が待ち遠しいような人、他にもたくさんいるのかなぁ。

自分でプリントすると

2012-02-11 | 写真
いやぁ、写真、ホント下手だなぁと、わかる。
家の古いプリンタが悪いのかと思ったけど
この前ヨドバシ行った時そこのデジタルDPE機?でやってみても
やっぱり下手だった。(笑)

ただ家のと全然違うのは、自動補正のせいだけでもない感じがした。
家のプリンタは、モノクロがなぜか紫味がかっててぼんやりした感じだけど
機械のはちゃんと白黒で、輪郭もシャープで硬くて
家でプリントしたときより、ピントがあってるように見える。
かといって機械の方がいいかというと
表面のなんとなくぬるんとした質感が好きになれなかったり。
これはどうすればいいのでしょう?
紙、ちょっといいのにすると厚すぎるのか紙詰まりするし
紙、ちょっと安いのにすると途端に色がおかしくなって
白黒が紫以外の何モノでもなくなったりするし。
もっと高いプリンタを買って家でやるのがいいのかなぁ。

PCとプリンタを思い通り仲良くさせるための
何とか(キャリブレーションソフト?)を入れて
それで調整するってきいたけど、
フォトショも持ってないわたしにそれ、いるのか?できるのか?

などと疑問だらけで納得のいかないプリントをしてたけど
先月写真屋さんに出した写真が(→お店での写真プリント
思ってたよりさらにずっときれいにできてて
すごい感激してしまいました。
PCで見てるそのままで、白黒もすごくきれい!
家のプリンタや駅前のチェーンのDPE店や
ヨドバシやコンビニの機械のデジタルプリント機でしたものが
全部ゴミに見えてきちゃうレベル(笑)。
値段もほとんど変わらないんだから
ちょっと遠くても
これから大事な写真はちゃんと、こういう写真屋さんに行って
プリントしてもらおうと思いました。

1月のこと

2012-02-08 | Weblog
1月はブログは随分休みましたが
友達の歌うジャズのライブに行ったり
日本画のグループ展に行ったり
写真展に行ったりしてました。

写真展は、ひとつは去年も行った
写真家50人のグループ展 KOBE☆HEARTS。
去年は神戸の震災からの復興を記憶、記念する写真展だったのですが
今年は東北大震災も加わることになってしまいました。
意義のある写真展として続くといいと思います。

それから京都にドアノーの写真展も見に行きました。
美術館とかギャラリーとか、いつも最終日になって
あわてることが多いけど、今回も最終日(笑)
ドアノーは有名な「市庁舎前のキス」という写真が
学生時代の自分の部屋に貼っていましたが
良くも悪くも安心感のある暖かいユーモアの写真です。
ドアノーはアーウィットと似たところがあるけど
アメリカとパリの雰囲気の違いがよくわかるなぁと思います。



そして確定申告もしましたよ。。
去年は税理士さんがついてるのに
なんだかわからないことだらけで苦労しましたが
今年はさっくりやってしまいました。
去年教わって頑張った会計ソフトですが
うちのお店のレベルでは機能が多すぎ、細かすぎるのです。
しかも、青色申告のフォームでも
うちのお店の使う種類のものはないので
結局国税庁のHPに行って
そこのフォームにしたがって入力、ということになり
次はもう会計ソフトは使わないことにしました。
ソフト使わないと多少計算が増えますが
まあ、ソフトに悩む時間を考えるとたいしたことじゃないし
複式簿記がいらない申告だと、この方が早い気が。
1月のうちに税務署に持って行ってチェックしてもらい
2月早々に提出してきて、気分すっきりです。

こんな風に1月は過ぎました。
2月からは、ここも、毎日更新はしないかもしれないけど
ぽつぽつ更新していくつもりです。

1月の写真集:鈴木理策

2012-02-05 | 写真
鈴木理策「PILES OF TIME」
これも木村伊兵衛賞作家
この作家のインタビューを読んだら
写真と言うものについて
なんとなくもやもやしてたことがひとつ、
すっきりしたような気がした。
大学の先生らしく、わかりやすい言葉で語っていて
なんだか何かが腑に落ちて、写真自体の印象よりそちらが興味深い。


インタビューより抜粋。
>人は必要なことしか見ないから、何が写っているかわかると
>自動的に見ることを止めるんです。
>つまり写真の情報を伝えるという得意な部分が
>写真の本性を隠してしまっていて、
>僕は写真の本性を隠していることが気になっている。


彼は写真の、情報を伝えるという以外の部分を
大事にしたいんですね。
その部分と言うのは、人が実際にものを見るときの視点で
情報ではなく印象や自分の記憶の経験や
あいまいなものだったりすると言っています。
それを大事にするために↓
>今までの写真史のなかのある種の方法論を、
>僕はできるだけ削除したいという気持ちがあるんです。
>フレーミングによる安定した構図や絵画的な方法論を削除していくと、
>あたかもその場で自分がモノを見ている状態に重なってきたんです。
>だから、ある場所に行ったときに、自分がその場所で目にしたものや、
>ピントを合わせた場所にカメラをセットしておいて、
>構図をできるだけ考えないようにしているんです。
>シャッターを押すタイミングも自分自身が決定すると、
>決定したことが写真に写りこんでしまうように見えるので、
>たとえば風が吹いたり、鳥が鳴いたり、
>自分が体を動かした瞬間に折れた小枝の音だったり、
>自分の外にある要因でシャッターを押すようにしているんです。


これはつまり、写真を偶然性にゆだねているというよりも
自分の意志が関わるのを注意深く避けているということでしょう。
見えてわかって安心する情報を提示するのではなく、
そうすることで自分の枠の外のものも写し取り
自分の枠を無限に広げているということかな。
表現って、「自分」が見えちゃううちは
あざといものだと思うからなぁ。
>そうすることで、見る側からすると何が写っているのか一目ではわからない。
>写真を読み解かないとわからないから、写真に関わろうとする。
>そのことで、あたかも自分がそこに立っている錯覚が起こると思うんです。
>写真はイリュージョンだから、
>錯覚を誘発しなければならない。

>人はピントの合っていない絵を見ると、ピントを合わせたくて彷徨うんです。
>でも合わないんです。
>目では合っているんだけど、ピントがぼけている状態だから
>合っているところを探すんですよ。
>僕は必ずピントの合っているところを作っておくから、
>必ず見つけてピントの合っているところにとどまるんです。
>人はそこで絵が見えたと思うんです。

>フォーカスがあってないほうが人は焦る
>焦ったほうが感覚を開く


これは、無作為だったりピントがずらしたりした写真を
錯覚を誘発するものとして
新しい感覚を開くものとしてとらえているのですね。
現代美術見る時に、わたしは同じように思います。

>デジカメが動画と比較されて、写真の延長線上にあるというより、
>僕は動画の止まっている静止画として考えます。
>ちょっとカメラとは違う感じがしますよね。
>緊張感無しに生まれてきた写真に対して、僕は興味が持てないんです。

>暗いところが見えてしまうと、人は想像しなくなる。
>デジカメは、ある種の闇を無くしているんです。


結局、写真というものの一番の役割は情報ではなく
想像の余地、というか
想像を誘発するものと、この作家は考えているということですね。

このインタビューを読んだ後で
最初の佐内さんの写真集について改めて考えると
少し納得が行く感じがしました。

hope the stories that begin here continue on into your dreams.
(この物語があなたの夢の中へつづいていくことを)
これはこの写真集の冒頭のことばです。

写真は息子の学校。

1月の写真集:佐内正史、楢橋朝子

2012-02-03 | 写真
1月のカラープリント授業の日に紹介された写真集について。

佐内正史「生きている」
木村伊兵衛賞受賞作家の、デビュー写真集です。
対象物そのものではなく、写真を撮りたいのだ、
というようなことをおっしゃってるようです。
広告の仕事も色々活躍されているようですが、
この写真集の被写体は日常生活の中の何でもないもので
標識とかドアノブとか机の上とかで、
その少し黄色がかった写真たちは、
甘さはないけどノスタルジックな感じがする。
とても丁寧に静かに撮っている感じです。
写っている何でもないものに、ちょっと心を留める感じはわかるんだけど
それをこんなに丁寧な写真にするのは正直よくわからないのです。
たくさん撮って、薄い紙にプリントして
大量のボリュームで作品集にするなら、わかりやすい。
そうやって見ると、ものではなくそこに共通するもの
つまり作家の言う「被写体ではなく写真」が見えてくる気はするのです。
でもこんなに丁寧に静かに撮って
1枚1枚に完結した十分な意味があるように見せられるのは、わからないなぁ。
こちらも同じ丁寧さで読み解くように見ないといけないのかな。



楢橋朝子「half awake and half asleep in the water」
ホームページ
水中にカメラを持ち込んで画面の中程に水面が来る写真で
以前紹介された写真家のMartin Parrによる編集。
溺れた時に最後に見るシーン、という見方もできる写真で
わたしはぷかぷかと不思議な気持ちがしたけど
先生は不穏な、不吉な感じがすると言ってた。
水面は並行ではなく、波で揺れてたり
単に斜めになってたり、広くぼけてたり、で
スタイリッシュな感じではなく、撮ったままな感じだけど
だからこそ、コンセプトだけではない何かが心に残る写真ではある。

上の写真は近所の駐車場。
この石の「ね」の文字が謎で長年の疑問なのです(笑)。

お店での写真プリントの頼み方

2012-02-01 | 写真
1月最後の写真のクラスは、
甲東園にある「フレーム」というかわいい写真屋さんへ行き
プリントしてもらうときのオーダーの伝え方を練習する授業でした。



まずは学校で一旦集合し、一通りの説明。
オーダーで
コントラスト、色味、シャープネスなどを変えられるし
あと白いフチありとか、マットな写真とかもできるお店です。




写真屋さんに移動して、
どれくらい変えたらどれくらい変わるかのサンプル写真も見ながら
各自自分の持参したデータやネガに各自オーダー付きでプリント依頼。
わたしは、まずカラーのコントラストのはっきりした写真ひとつを
普通のそのままプリントと
少しハイキーでコントラスト弱くしたのと
それをさらにマットな紙にしたのと
3種類オーダー。
あと去年韓国に行ったときのモノクロの夜の写真を
まとめてマットな紙の写真にお願いしました。
これは全部白フチ付きで
黒いところはシャープな黒さでお願いします、と頼んでみた。

駅前のチェーンのDPEショップとかでは
できないことが多いかもしれないので
楽しみです。
出来上がりは次の授業なので、待ちきれない~。