goo blog サービス終了のお知らせ 

sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて
冷たいシャンパンとチーズと生ハム、
届いた本と手紙に気持ちが緩む、
感じ。

やまもみじ

2008-12-09 | 小さいもの
ミニ盆栽。
春前に買って、緑がやさしくて
かわいがっていたのだけれど
まず、苔がダメになり、
葉っぱも力がなくなって、
初心者のわたしはどうしていいかわからず
とりあえず、毎日水やりだけは
忘れずやってました。

退職後、田舎に広い土地を買い
植木屋さん顔負けの庭を
全部自分で1本1本植え作り上げてる
90歳近い知り合いのおじいさんに、秋頃、
「うちのやまもみじのミニ盆栽が枯れそうなんです」と訴えたら
「そりゃ、もう冬だもの」
「でも紅葉もしないで枯れるのは困ります」
「肥料はいらないよ。水やりだけ、忘れずにしなさいよ」

ちゃんと水やりする事ひと月、
ちゃんと紅葉しました!

このミニ盆栽には、モミイチという名前をつけたのだけど
モミイチというのは大好きな小説「星の牧場」(by庄野英二)の主人公。
中学で国語の授業に読まされた本でした。
作者の弟は庄野潤三で、彼は最近しみじみした随筆が売れているけれど
庄野英二は忘れられてる気がします。
いい小説なんだけどなぁ。
(児童文学に分類されてるのかな)

鮭の照り焼き弁当

2008-12-08 | お弁当や食べ物
もう、自分の卒業制作でいっぱいで
そうでなくてもワンパターンなお弁当が
開き直りの境地まで来ています。

来週、大学の授業のある日は多分
大きなおにぎり2つだけ、とかになりそう。
雑穀米で、自家製ふりかけ(いりこ、昆布、かつお、しいたけ、
のり、じゃこ、胡麻などのミックス)混ぜたら
パン買うよりはヘルシーなはず???

写真は、鮭の照り焼きと
ねぎと黒ごまの卵焼き、小松菜ナムル風、
プチトマト、白ご飯に自家製ふりかけ。

メタセコイヤ

2008-12-07 | Weblog
落葉樹だけど
夏には、あまりにふさふさと
明るい緑が柔らかく茂っているので
これが全部散っちゃうなんて想像できなかったけど
半分以上、茶色くなってくると
ああ、散るんだなぁと、わかります。

人間も似てるよね。

子どもの頃はおばあさんの自分なんて
物語の中でしか考えられなかったけど
今は、じわじわと今の続きにいる年寄りの自分に
想像の手が届くようになってきました。

葉っぱが散るのは、寂しいけど悲しくはないのと同じで
自分が年を取って行くのも、ちょっと寂しいけど
悲しくはないですね。
というか、むしろ、からださえ元気なら
何でもオッケーな感じです。
メタセコイヤより、しぶといです。

時間がない~

2008-12-06 | 芸術、とか
もともとせっかちで、何でも早めにすませるタイプだったのに
なんでか、どんどんテキトウになってきています。

12日から始まる京都の大学の日本画卒業制作授業のため
描きかけの絵のパネルを10日必着で送らなくてはいけません。
50号を2枚なので、いつもの宅配のおじさんに
早めに頼んでとりにきてもらうことにしたら
明日なら来れる、とのことで
きゃ~、今日中に少しでも進めておかなくちゃ~!と
前日になって焦って、膠とかしたり胡粉ねったりしていました。
そして今日は、たらたらと下塗り。
多分、クラスでわたしが一番遅れてる。
大丈夫なのか・・・?

1月末に、もう一度最後の集中授業があるのですが
この遅れ具合だと、年末年始は家で描いてる事になりそうです。
家で大きい絵描くのは、スペース的にすごく苦しいので
(床に置くので腰にも来る・・・)
できるだけ学校で描けたらいいんだけど
他のみんなは、すでに完成か?と思うほど描けてるのに
わたしは、まだ下塗りで、色も入れてない。はぁ・・・

写真というか、この絵は道のタイルです。
どこにでもある石のタイル、割れてたので
持って帰ってきてスケッチ。(あとで返します~)
どこにでもある大量生産規格品の地面や壁でも
古く汚れてすり減ったものは、よく見るときれいなのです。

帽子

2008-12-05 | 小さいもの
シラカシ?のどんぐりの帽子。
小指の先ほど小ささです。
かわいいなぁ。おわんみたい。

こんな小さいおわんを使うのは
中指くらいの背の高さの小人でしょうか。

今の季節、晴れた日には
からりと乾いた落ち葉がいっぱいなので
わたしがそんな小人だったら
明るい色の落ち葉で小さな遊び小屋を作るなぁ。

かさかさいう落ち葉を10枚も重ねて
上でジャンプ!とかして遊ぶ。

子どもの散歩みたい

2008-12-04 | Weblog
家に帰る道でいつものように、

あらかし、くぬぎ、しらかし、と
ドングリがついていないなぁ、
隣駅の実家近くの木は、たくさんなってたのになぁ、とか
あれ、これアラカシじゃない?
葉っぱが対になってる・・・この1本だけ!
ええ~じゃこれは何なの?とか
立ち止まって葉っぱに手を伸ばし
ひっくり返したりしてたら
ご近所さんにこんにちは、と挨拶されました。
あ、こんにちは、と返事を返しましたが

怪しいヒトかも、わたし。
3歩歩いてはまた戻り
どこにでもありそうな木の葉っぱに手を伸ばしては
難しい顔で考え込み
背伸びしてドングリに手を伸ばして届かないと
しゃがみこんで落ちてるのを探し。
古い桜の幹に突き出た不思議なモノに
もしやあなたはキノコさんの一種でしょうか、
と問いかけながらのぞきこみ。

幼稚園くらいの子どもなら
怪しまれない自然な行動なんでしょうが
スーパー帰りの普通のおばさんですから怪しいですよね。

写真は、桜の幹に突き出てたもの。
何かの、きのこ???

珍しい名前

2008-12-03 | Weblog
かわいいし覚えやすいし、
女の子らしさも少しあるし
うちのうさぎの名前「はてな」は、
中々いい名前だと思っているのですが
名前をつけるのは難しいものです。

白くて細長い iPod shiffle の名前は「もやし」、
並んだほうき草たちの名前は「もさーず」、
ぬいぐるみのブタはピエールとピグちゃん、
前に乗ってたフィアットのプントという車は「プン太」、
今乗ってるプジョーの自転車は「プ次郎」。

最近おどろいた名付けセンスの持ち主は
うちの14歳の友達で、
ケータイの中の、犬を育てるゲームで
自分の犬につけた名前が「珍しい」。

「珍しい」君ですか!

ありか?そんなの?
って、ちょっと目からうろこが落ちた。
形容詞だよ!

参りました、師匠と呼ばせて下さい。

アンが足りない:3

2008-12-02 | Weblog
アンのシリーズが大好きだったので
作者モンゴメリの他の本も、日本で出た翻訳は全部読みました。
その中で、わたしが一番大好きだったのは
実はアンではなく「パットお嬢さん」と「銀の森のパット」です。

これは当時ハードカバーはなかったので
子どもの頃から新潮文庫のものを持っていたのですが
マレーシアから帰って来るときになくしてしまいました。
でも文庫は、いつでも買えるし、と思っていたわたしは
甘かった。
とっくに絶版になっていたのです。

ネットで探してみると
オークションで何点か出ていて、安心したら
安い方はすぐ売れて、一万円とか、
ずごいぼったくり値段ばかり残っていました。
文庫本、元々700円くらいですよ。
10年前くらいまで、その値段で普通に売ってたんですよ。
個人じゃなく中古書店だったので、よけい
アコギな商売するなぁと思いました。

その後、無事、まともな値段の(ほぼ定価)を見つけて
手に入れました。
古びてるけど、カバーも懐かしい。
普段文庫本は、読むときカバーを取っちゃうのですが
この本は久しぶりに別のブックカバーをかけて
大事に読みます。

内容は、なんてことないんです。
パットという女の子の毎日のお話。
でも、暖炉の火にほっぺが赤くなる小さい台所や、
そこで見守ってくれる優しくもかしこいジョディばあや、
家を囲むたくさんの木などに
守られている感じが、とても懐かしく暖かいのです。

アンが足りない:2

2008-12-01 | Weblog
「赤毛のアン」は
もう、文章を覚えちゃってるくらいですが
今回読むのは、5年ぶりくらいでしょうか。
5年前に読んだのは第2巻あたりだったので
「赤毛のアン」自体(独立してるけど、その後第8巻まで続きがあり
さらに2冊おまけがある)は10年ぶりくらいかも。

今読むと、小説として、しみじみ上手いなぁと思い
また、はじめてアンを育てる側の視線で
アンを見るようになった自分に驚きました。
30歳過ぎても、アンに感情移入していたのに
今は自分の子どものように娘のように、見てしまいます。

10代最初の頃の女の子というのは
小学校高学年くらいでしょうか、
そう思って読むと、かわいくてなりません。
もう、昔以上にぽろぽろと
泣きながら読んでしまいます。

あれ?
子どもを見るというより
孫を見る視点になってるかも・・・
まだ、それには早いんですけど~

また、昔は読み飛ばしていた自然描写が
楽しいです。
街中に住んでいるので、こういう自然も
アン以上に、わたしには足りないんだなと思います。