sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて
冷たいシャンパンとチーズと生ハム、
届いた本と手紙に気持ちが緩む、
感じ。

映画:キャバレー日記

2023-12-21 | 映画
わたしの周りの変態な人たちの中でも、最も着実にコツコツと我が道を歩む友達(褒めてる)が、
西九条の映画館シネ・ヌーヴォのクラウドファンディングで、
名画発掘シリーズ リクエスト特集第三弾(好きな映画を上映できる!)というのに参加して、
選んだ映画が上映されるということで、その映画のチケットを1枚いただきました。
これ、なんだか面白い企画で、一人映画祭のもっともミニマムな形と考えると、
なんかいろんな遊びの可能性が浮かぶよね。

でもプログラム見るとヌーヴォっぽいセレクトになっててそれなりにまとまりがあります。
チケットをもらったので見に行くけど、
これが今年わたしが映画館で見る最後の1本になるのはどうかな…という映画だった…
「キャバレー日記」1982年の日活ロマンポルノ!

久しぶりに映画館で見る古い邦画、久しぶりに行くシネ・ヌーヴォが日活ロマンポルノ…笑
根岸吉太郎監督、荒井晴彦脚本。
(荒井晴彦といえば最近話題になった映画「福田村事件」(友達が出てる)の脚本もしてますね)
コメディタッチの軽いお色気映画かと思ったら、結構ちゃんとポルノだった…笑
「軍隊式管理のキャバレーの日常を哀感たっぷりに描いた」と解説されてるけど
主人公の伊藤克信がなんか不思議な人物造形で、見えてるところにしか人格がないような
マンガチックというか、よくわからないキャラクターを不思議な演技で演じてて面白かった。
冒頭の風鈴売りのおじさんと画面を横切る主人公のシーンとかすごく良くて、
いいシーンも多かったけど、後半はいろいろ驚いてそれどころじゃなかった。
なにより、昭和のキャバレーってこんなとこだったの!?という驚き!
店は昭和のクラブやラウンジの雰囲気で小さいテーブルに向き合う小さなソファという席が
特に仕切りもなく並んでて、
客はそれぞれの席で飲みながら、店の女の子を脱がせたりさわったりしながら
手や口や本番で接客してもらう仕組みなんだけど、席には仕切りがないから乱行パーティみたい。
そして店の男性たちはマイクの掛け声や音楽でディスコみたいに場全体を盛り上げる。
行ったことないけど、映画や本で知るわたしのイメージでは、
キャバレーって踊り子とかがいるとこと思ってて仕切りもなく本番するのはびっくりしたので
ググって見たけど、やっぱりいわゆるキャバレーは舞台があって踊れる場所で
この映画で見たキャバレーはピンクキャバレーという種類のようでした。
のちのピンサロというのになるみたい。ピンサロが何かもよくわかってないけど
なんとなく納得はした。
というようなこともあり、また内容的にも今日的ポリコレや風営法問題などからも
あまりあれこれ語ることは差し控えますが(笑)
当時の風俗を知る映画として、自分では見ないような映画を見られたのはよかったです。

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