しらの風景

自然と野鳥や生き物が大好き!自然の中には学びがいっぱい。
デザインの仕事をしながら、楽しく生きる智慧を探します。

ワカバグモ。(4/30*日)

2006-04-30 | 生き物大好き!
久しぶりにゆっくりと朝のお散歩です。
一週間ぶりに歩く散歩道ではシャガの花が咲き始めていました。
山道などでよく見かける花ですが
近づいてみると、より清楚な美しさが伝わってくる花です。
よく見ると、一つのシャガの花に緑色のクモがひそんでいました。
このクモは“ワカバグモ”というクモです。
名前からもわかるように全身鮮やかな緑色をしています。
草や木の上を歩き回って生活しているそうですよ。
こうやって待ち伏せして獲物を狙っているのでしょうが
なんてステキな場所を選んだのでしょう!
しかし、この花の中にこうしていると
獲物からも目立ちすぎると思うんだけどなぁ。
もしかしたらこのクモは食い気よりも花の彩りを選んだ
芸術家のクモなのかもしれませんね。

兼六園探鳥会。(4/29*土)

2006-04-29 | 野鳥大好き!
ちょうど今は夏鳥の渡りの季節。
鳥好きにとっては、たまらない季節だ。
朝6時から、野鳥の会石川支部の探鳥会で兼六園へ。
今日はリーダー役なので遅刻しないようにたどり着いたら
もう待ちきれない多くの人たちが集まっていた。
毎年この日に兼六園で行われる探鳥会を楽しみにしている人も多い。
今日は珍しく女性が多いぞ。あまり鳥の声が聞こえないが
木々の間をじっとみていると、鳥(ムシクイ達)が
あちこち飛び回っているのが見える。
鳥を驚かせないように、ゆっくり移動しながら歩く。
ブルーのきれいな鳥オオルリ、黄色が美しいキビタキ、
オレンジ色に包まれたコマドリと色とりどりの
野鳥たちをしっかり見ることができた。
おまけにカワセミも現れて、参加者たちは大喜び!
5月のバードウィークには夏の渡り鳥たちを見よう!と
県内各所で,同時探鳥会が催される。
新緑がまぶしいこの季節、あなたも鳥を見に出かけてみませんか。

神社の多い町。(4/28*金)

2006-04-28 | 人間大好き!
今週一週間は、デザイン専門学校の集中講義で
生徒たちにDM(ダイレクトメール:ハガキ)の課題を与えた。
月曜日から木曜日までの午前中の授業でアイデアを出し
パソコンで現場で使うように、本物に近い形で仕上げるというもの。
今日は最終日で、順番にプレゼンテーションをしてもらった。
たったの五日間の授業だったけれど、30人あまりの
生徒たちとたくさん話をしたり、笑ったりと楽しい授業だった。
生徒たちもしっかりとついて来てくれてうれしかった。
授業を通して生徒たちが前に前進してくれることがうれしい。
そして何よりも、世代を超えて仲良くなれることがうれしい。
人と人とはいろんな関係になるけれど、どんなときでも
この“仲良くなれる”というのが究極のテーマのような気がする。
それには好き嫌いせず、まず自分自身の心をオープンにする!
ということが大切なのかもしれない。

そして、今週はこの授業のおかげで
自転車で毎日遠出!いつもは通らない道を探検!
改めて金沢という町を新発見しました。
日頃、気にも留めていなかったけれど
金沢という町は前田利家が作った加賀藩ということもあり
とても神社やお寺、お稲荷さんなども多いんです。
裏道を走ると、いくつものそういう場所を通ります。
思わず自転車をとめて写真を移した場所も何カ所かあります。
朝のラッシュ時に自転車で走っていて
突然出て来た車とぶつかりそう~な恐いめにもあったけど
ぎりぎりセーフ!チャリは気をつけないと無防備、それも再確認!
何はともあれ,いい時間を過ごせたことに感謝!
生徒たちとの新しい出会いに感謝です。
(写真:自転車で見つけた安江八幡宮。これが縁ではじめて足を
 踏み入れました。屋根瓦が新緑とともにキラキラ光ってきれいでした。)



どじょうの蒲焼き屋。(4/27*木)

2006-04-27 | 食べもの大好き!
今週は非常勤で行っている専門学校の集中講義。
エコなイベントに合わせて、エコな試み。
自転車で片道40分かけて通ってみている。
通り道には、ひっそりと“どじょうの蒲焼き”を
売っているお店が裏通りにある。
“どじょうの蒲焼き”は、金沢ではなじみの味。
子どもの頃から食卓に上がり,よく食べた。
今は地元ではどじょうもだんだん捕れなくなり,中国からの輸入だとか。
川でどじょうすくいをしたのは夢か幻になろうとしている。
昔は1本20円とか30円だった蒲焼きの串が
今は100円もする高級珍味だ。

石の転がる浅瀬にどじょうはいた。
あき缶を1個手に持って通った夏休みの川。
どじょうとの知恵比べは何と楽しかったことか。
何故かそんな時はいつも私はひとりだった。
夢中で自然と向き合った大切な時間。
あのとき汗が額からスゥーと流れた感触は今も覚えている。
あの頃のあの場所、そして、あの時に戻れたらいいなぁ!と思う。

浅野川と天神橋。(4/26*水)

2006-04-26 | 自然大好き!
今日も自転車で金沢の町を走る!
私の住む金沢には、私の好きな風景・好きな場所がいろいろある。
金沢には犀川と浅野川と二つの川が流れているが
私の家はこの浅野川の近くなので
小さい頃からこの川が私の遊び場だった。
この浅野川から天神橋が見える風景も私のお気に入り。
ちょっと遠回りになってもこの川沿いの道をいつも通りたくなる。
この道の右隣はもう卯辰山。野鳥の声も時折聞こえて来る。
いつ見てもいいんだよなぁ、この風景!
いつも立ち止まってうっとりしてしまう風景なんです。

路地裏のタヌキ。(4/25*火)

2006-04-25 | 自然大好き!
昨日は黄砂で金沢の町全体が霧がかかったように白かった。
時折冷たい風が強く吹いていた。
昨日から始まったエコサイクルの
イベントで私の方は気合いが入っている。
なのにお天気はと云えば、朝から雷が鳴り雨が降ったり止んだり。
チャリで出かけようかどうしようかと迷ったが
これでめげたら晴れ女がすたるぞ!と思い
カッパ持参で今日もチャリで出かけることに!
チャリは自然や季節を直接肌で感じられる乗り物だ。

若い頃、仕事で東京に出て金沢には戻らないつもりだった。
故郷は遠きにありて思うもの・・・なんと上手い表現なのだろうか。
その言葉どおり、東京での生活は故郷を恋しく思う時間だった。
山や川に囲まれた町、お城のある町、お魚が美味しい町、
金沢弁で話す町、思い出が詰まったいろんな場所。
そして、後に私は今度は自分でこの地を選んだのだと思う。
今も旅行にでかけ金沢に帰ってくると
ここが好きという気持ちが湧き上がってくる。
そんな金沢は、自転車で走ればどこでも行ける大きさの都市。

今日は裏道を走ったらタヌキの像が立っていた。
駅裏のこの細い道路は、かつては商店街だったことを伺わせる。
きっと昔ここは人が出入りする賑やかな通りだったに違いない。
昭和の“三丁目の夕日”の頃の世界。それが、次々に小中の商店が消え
大型店に変わろうとしている。日本中にあちこちに見られる均一な風景。
それは町から個性が消せ、町の人の存在感やつながりも
消え失せることではないのか・・。
このタヌキの像はそんな時代の移り変わりをきっと見てきたのだろう。
写真を写しながらそんなことを考えながら、今日は自転車をこいだ。

金沢の町をチャリで走る。(4/24*月)

2006-04-24 | 自然大好き!
今日からECOサイクルプロジェクトのイベントが始まった。
これは地球温暖化防止のために自転車で
通勤、通学、お買い物をしようというプロジェクト!
身じかな人たちがこのプロジェクトに関わっているので、
さっそく私も周りの友人、お知り合いたちに声をかけて参加。
今日4月24日から6月30日まで、なるべく自転車に乗り
車の排出するCO2をおさえようとするエコな試みだ。

今週は仕事でちょっと遠出しなければならなかったので
さっそく、朝から自転車の空気入れ。
片道をチャリで40分くらいの道を往復して80分走った。
そこで偶然出会ったのが、金沢駅のそばでさえずるイソヒヨドリのペア。
車なら止まれない道も、さすがチャリの力。バックして間近かで観察。
幸せの青い鳥に会えるなんて朝からついてるぞ!!

せっかくなら自転車に乗ることを思いきり楽しもうと
いつもは通らない細い路地裏にも挑戦!
花の咲く公園、私の好きな川縁の道を通って帰宅。
今週は私のチャリで走る金沢の風景を紹介するのでお楽しみにね!
(写真:デザインで関わらせてもらったECOプロジェクトのポスター)

ヒイラギナンテンの花。(4/23*日)

2006-04-23 | 植物大好き!
春はやっぱり植物に目がいってしまう。
市立図書館の前を通りかかると、花の甘い香りが漂ってきた。
例のごとく、香りにつられて歩いていくと、
そこにはヒイラギナンテンの黄色い花がたくさん咲いていた。
近づいてこんなふうに写してみると
まるでランの花のように美しい。
葉がヒイラギのようで実が南天のようにつくので
この名になったらしいが、
他の植物の名を取ってつけたようでちょっと可哀想!
香りのする花に出会うと、自然とその場所を覚えてしまう私。
このヒイラギナンテンは、
そういう意味では花が房になって咲き、
香りも強いので他の植物の名をもらわなくても
充分個性的な花だと思う。
木の全体像を見ると、“あっ、知っているよ!”
という人もきっと多いだろうな。

アースディ石川。(4/22*土)

2006-04-22 | 人間大好き!
久しぶりに晴れ上がった金沢の空。
今日は石川ではアースディのイベントが県の中央公園であった。
いろんなイベントが行われる中、
今回は私も世界の自然保護活動家たちに影響を与えているという
ウェンデル・ベリー(作家・詩人・哲学者)の著書の輪読会を
一緒にやっている仲間たちとアースディ・イベントとして
飛び入りOK!の路上輪読会を行った。

いつもは仲間の一人の喫茶店でやっているので
新緑の木々に囲まれた中で話し合うのが気持ちよかった!
与えられていたテーマは
『車から降り、馬から降りて、歩く』~都市の持続可能性の問題~
というウェンデル・ベリーの著書の一部抜粋を読んで
感じたこと、イメージしたものを持ちよるというものだった。
今回与えられた文章から私自身が印象に残ったものを取り上げてみた。

『自分がどこに住んでいるかを知りたいなら
我々は宇宙船を降り、車から降り、馬から降りて、
大地の上を歩かねばならない』

『地域の暮らしを、想像力と愛情と慎みを持って
できるだけ自力で自立した自給自足的なものにしていくことが必要』

『本当の意味で地球を救う仕事とは小さくて目立たない、
控え目なものであるだろう。そして、その仕事は
(深く愛情に関わる限り)楽しくてやりがいのある仕事だろう。
もしも、地球を救うことを真剣に考えるなら、
それによって多くの人々に十分な雇用が生まれると考えることはできない』

結局、地球を守ることは自分の住む地域の自然や
コミュニティを守ること、それを愛する想いと大きくつながっている。
これは、私にとっては大切にしたいテーマ。
流れにのってこの輪読会に参加し学び合っているわけだが
ウェンデル・ベリーを学ぶことは自分のやりたいことを
明確にしてくれるようで今、私にとって貴重な時間となっている。

森の話、環境の話。(4/21*金)

2006-04-21 | 人間大好き!
昨日は高校の総合の授業で環境の話をしてきた。
私が環境問題に関心を持ったのは
1羽のカワセミとの出会い。野鳥好きな人たちの中では
野鳥を好きになるきっかけを作った鳥のことを
別名“きっかけ鳥”とも云っている。
初めて出会った時のイメージは鮮烈で、
河原を散歩している時に
突然、私の目の中にキラキラ光る
セルリアンブルーの羽の色が飛び込んできた。
そして、今度は私のすぐ目の前で空中飛翔しながら
何度も川に飛び込む姿。その時の私は、今思い返すと
アホのように口を開けて見とれていたに違いない。
これを運命の出会いと云わずして何といおう!

授業では、そんな私と野鳥との出会いから森の話、森の役割、
グループになって“森からの贈り物”のことを考えてもらった。
私たちは森からいろんなものをもらっているのだが
世界の森はあと50年しか持たないと云われている。
最大の原因は先進国の商業伐採。

たとえば木の気持ちになって、
たとえば森で暮らす生き物たちの気持ちになってみると
いかに人間中心に森が失われているのか
見えてくるのかもしれない。
若い世代の高校生に、少しでもそんなことを
考えてもらえたら私としてはとってもうれしい!
(写真は昨日の授業風景)


カンアオイの花。(4/20*木)

2006-04-20 | 植物大好き!
ギフチョウの食草がこのカンアオイ。
しっとりとした厚みのある葉はいかにも食べごたえがありそう!
花は地面すれすれに咲く地味な色なのでなかなか見つけにくい。
地面を歩く小さな虫たちが受粉の手助けをしてくれるのかな?
春はピンクや黄色、白や赤と鮮やかな花が多いので
この花はそんな中では、形も色も異質な花なのかもしれない。
だから面白いなぁ~と私は思う!

カモシカの日向ボッコ。(4/19*水)

2006-04-19 | 生き物大好き!
カタクリの群生地のそぼで
まどろんでいたのがこのカモシカちゃん。
去年は2頭の親子を見かけた。
カモシカは定住性の動物なのでこのあたりに
テリトリーを持つ同じ個体なのかもしれない。

このニホンカモシカ、一度は狩猟や密猟で数が激減したが
国の天然記念物に指定されてからは数が増えてきているらしい。
バードウォッチングで山へ行くと時々出会うが
急な崖の山道も難なくスイスイと歩いていく姿に驚くやら羨ましいやら。
小さな角があるこのカモシカは優しい雰囲気だったので女の子かな?

ここから見える山里の水田では、もう水が張られ
カエルのはしゃぐような声がにぎやかに聞こえてきていた。

カタクリの花。(4/18*火)

2006-04-18 | 植物大好き!
今日は版画で仲良しになった友人たちと4人でお花見!
みんなで我が家に集合して、
いつも歩く私の好きな3通りの道の中から
リクエストにお応えして“金沢情緒編”を歩くことにした。
桜は満開、朝からあたたかくていい日だ。

浅野川から卯辰山に登り、途中の神社でタイミングよく
宮司をしている友人に会って神社の歴史の話を聞いたり、
神社のまわりに咲いている植物を一緒に観察して楽しんだ。
高台から金沢の町を見下ろすお花見は本当に気持ちがよかった。

お昼を食べてから、今度は場所を変えてカタクリの花を見に行った。
ラッキーなことにカタクリの花はちょうど満開!!
この花は年に一度は見ないと後悔してしまう花だ。
まるでお花の絨毯を敷いたようにきれいで見事だった。
里山のあちこちに見られたこんな風景がどんどん姿を消しつつあり
こんなふうに保護地域にしないと生き残れないのは何とも悲しい。
春の女神、ギフ蝶の姿もちらほら見える。
目の前に日向ボッコをしているカモシカにも遭遇。

今日はカタクリの赤紫色で自分まで染まった感じ。
春のやさしさをいっぱい感じさせてくれたカタクリの花だった。

へび。(4/17*月)

2006-04-17 | 生き物大好き!
親しい友人はヘビが大の苦手!
ヘビという言葉を聞いただけでも身の毛がよだつという。
のどにヘビが入っていく感じがあって前世はヘビ使いだったかも・・
と、まっこと真剣な顔で云うので笑っちゃいけないと思い
こちらもいつもフンフンと真剣にその話をうなずいて聞く。

昨日は川縁の散歩道に小さなヘビが死んでいた。
今年初めてのヘビとの遭遇。
どうして死んだのかわからないけど
子どもたちと傘でつついてみたが動かなかった。
調べてみるとこれはアオダイショウの幼蛇らしかった。
私も蛇が好きではないけど、彼女ほどの恐怖心もなく
ましてや、夢の中に蛇がでてきた時には
必ずいいことがあるので夢の中では大歓迎だ!
今朝のウォーキングでも大きめの蛇が半分身体をかじられて
転がっていたので、いよいよ蛇が目覚める季節が来たのだと思った。

そういえば最近マヤ暦のことを知る機会があり
自分の誕生日の力と意味を調べると
“赤い宇宙の蛇”というものだった。
これは超越する力をもとにして、
生命力をコントロールするという意味だという。
何のことか、よく分からないが
これから思い当たる出来事に遭遇していくのだろうか。
う~ん、赤い宇宙の蛇か・・・
ちょっとカッコイイような、恐いような!

桜満開。(4/16*日)

2006-04-16 | 植物大好き!
金沢の桜は満開。
でも昨日も今日も雨が降ったり止んだりの肌寒~い日。
せっかくのお花見もこの雨じゃね~、
といいながらも、晴れ間を見つけてお花見にでかけた。
どこに行こうか?と言いながら
兼六園は人でいっぱいらしいので山の方の桜を見に出かけた。
山の坂道を降りて行くと急に視界が開けて
谷間に植えられた桜の色が目に飛び込んでくる。
染井吉野の白い花としだれ桜のピンクの花が混ざりあって美しい!
年に一度だけ、ぱっとあでやかに咲く桜。
考えてみるとこんな花は他にないよね。
街も山もこの桜色に染めてしまう桜の花のパワーは本当にすごいな。

ついでに山の林道を鳥見もかねて歩いていたら
雑木林の中で、忙しく木に登ったり降りたりしているリスを発見!
まるで軽業師のように身が軽い。
長い尾をフリフリしながらあっちに行ったりこっちに行ったり。
立ち止まって身動きもせずに、
久しぶりに会ったリスが見えなくなるまで見とれてしまった。
来週は晴れ間もあるらしい。

桜の花が散って地面に溶けて消えるまで
なんども桜の花を楽むことにしよう。