トヨタ自然の森を散策していると
あちこちにキノコが出ていました。
その中でもこのキノコは、芝生の上などで見かけました。
日本野鳥の会の理事長の佐藤さんがキノコに詳しくて
このキノコの説明をしてくれました。
名前はコツブタケ。香りはよかったです。
中を割って見せていただくと小さな粒粒が見えました。
へぇ〜!こんなの初めて見ました。
このキノコを砕いて庭に撒くと、菌が樹木にいい作用を
してくれるそうで佐藤さんは袋に集めていました。
ここで復習のため、少し自分でも調べてみました。
【コツブタケとは】コツブタケは、日本では全土に分布し、春から秋にマツ林や雑木林などでキノコが発生するとされています。里山では普通にみられるキノコといっていいと思います。 このキノコは、食用のマツタケやホンシメジと同様、樹木の根に菌根を形成して生活する菌根性キノコの一種です。
【菌根とは】菌根とは、菌類との複合体となった根のことをいいます。樹木と菌根性キノコとの間では、一般に樹木からは光合成でつくられた糖が、菌根性キノコからはリンや窒素などの養分が相手に供給され、お互いに利益のある関係といわれています。菌根の形成により、樹木は乾燥や病原菌などに対する抵抗性が増し、成長が促進されるといった事例があります。
食用でも薬用でもなく、
こんな作用をしてくれるキノコがあるのですね。
湿地帯で見つけたのは、このヒメタイコウチ。
とても珍しい水生昆虫らしく、幼虫は5月から7月にかけて、
成虫は主に5月から見られ、この辺りにだけ生息しているそうです。
今回、印象に残ったこの二種をここで紹介しました。