しらの風景

自然と野鳥や生き物が大好き!自然の中には学びがいっぱい。
デザインの仕事をしながら、楽しく生きる智慧を探します。

春はまだか?(3/31*金)

2006-03-31 | 猫大好き!
春がそこまで来たかと思っていたら今日も雪の散らつく寒い日。
ストーブをつけると、サッサッとその前に座り込むのは
我が家の3匹のネコたち。ちゃっかりしているので笑ってしまう!

気分のいい日とそうでない日があるのなら
今日の私は何だか気分のいい日だった。
それは、仕事上でのやりとりでの思い違いで
ちょっとばかりぎくしゃくしたかな?と
思っていたことが私の思い過ごしだとわかったからだ。
用事で私のデザイン事務所に来てくれた相手の笑顔で心配が吹き飛んだ。
人は些細なことで気分が良くなったり悪くなったりするんだね。

そして、そのあとで久しぶりに環境教育に
取り組んでいる友人と一緒にランチを楽しんだ。
高校生向けの環境の授業をその友人から
依頼されたのでそのための打ち合わせだ。
これは、私が自然保護や地球環境の活動を通して
いろんな人に伝えたいと思っているテーマなので
依頼されたときはなるべく引き受けたいと思っている。
そして、ここでは日頃学んでいるワークショップ形式がとても役に立つ。
そうこう、彼といろんな話をしているうちにアッという間に
4時間が過ぎてしまっていて二人で苦笑してしまった。
興味あるテーマを、こんなふうに語れる友がいることが幸せ!

白い花のフキノトウ。(3/30*木)

2006-03-30 | 植物大好き!
あれっ?このフキノトウちょっと変わっている。
いつも見ているフキノトウは蕾が丸くて花は黄色。
でもこのフキノトウは、蕾が細くて白い花が見えている。
違う種類なの?と思い、さっそく家にある野草図鑑で調べてみる。
最近ブログを始めてからなるべく見過ごさずに
おやっ?と思った事はちゃんと調べようと心がけている。
それはいつも遊びに訪れている
インブリ高さんの影響だと思う。
我ながら、ちょっとエライゾ!とほめてやる。
だれも褒めてくれないときは自分で褒める。
これがなかなかいい感じ!(笑:試しにぜひやってみてね)

今まで知らなかったけれど、フキノトウは雌雄異株。
この白色のフキノトウは雌株で、見慣れたフキノトウは雄株らしい。
知らんかったぁ~。雌株は花のあとに花茎が45センチくらいのびて
白い綿毛を飛ばすらしい。そういえばその姿は林道で見かけた事がある。
今日は先日作ったフキノトウの味噌和えをおつまみに
この春をう~んと味わおうっと!

細長いクモ。(3/29*水)

2006-03-29 | 生き物大好き!
いつも歩く林の中で、ちょっと変わったクモに出会った。
体の長い緑色のクモ。糸を引いていたのでクモだとわかった。
写真を写そうとするけれど、
忙しく動き回るのでなかなかうまく写せない。
確か家にクモの図鑑があったな!と思い久しぶりに引っぱりだしてきた。
調べてみると姿形からきたと思える名前がついていて
【オナガグモ】という名のクモだった。
体長は確か20ミリくらいだったが、このクモは自分の張った糸に
伝わって歩いてくる別のクモ達を補食するクモキラーらしい。
こんなにか弱くきれいな姿のクモなのにね。
クモの網は基本形が12種類あり、
さらにそれが40種の網型に細分されているらしいが
その中でもオナガグモの網は、最も単純な条網といわれる型の
1本の糸から数本の糸を引いただけの網らしい。
しかも、このクモの糸は全く粘り気がないという。
さて、この【オナガグモ】、なかなか個性的なのでしっかり覚えたよ。
自然の中には、まだまだ知らないことがたくさんあるね。

能登島の水仙。(3/28*火)

2006-03-28 | 植物大好き!
今日も能登島で出会った植物の紹介。
実家の坂道のわきでたくさん咲いていた水仙の花。
金沢で見かける水仙とはちょっと違う花の形をしている。
香りはとてもいい香り。
島の人はどんどん増えていく丈夫な花だといっていた。
お墓にもこの水仙を手折って生けてあった。
この水仙の次に咲くのがラッパ水仙らしい。

・・・今回、能登島へ行って感じた事・・・
金沢の街から能登島へ向うと
だんだん暗くなる。夜になって来たのもあるが
電気の使用量が街と田舎ではずいぶんと違うのだ。
そして、この能登島の近くには先日騒がれた志賀原子力発電所がある。
田舎にある原発で作られる電力は街での消費がほとんどだ。
島に入ると人の住む家の灯りだけが所々明るい。
あとは道路沿いの電灯だけ。私の小さい頃の金沢の町もそうだった。
それが大型店がどんどん入り込んで来て
宣伝灯のための灯りが夜も昼間のようにまぶしく灯されている。
能登島の家について空を見あげると無数に輝く星のきらめき。
街中では見ることのできない星の数に
子どもたちは感嘆の声をあげている。
最近このブログでエネルギー問題を話題にしていろいろ
考え続けているので、この街と田舎との電気の使用量の差が
とても印象的に感じられた。

オオイヌノフグリ。(3/27*月)

2006-03-27 | 植物大好き!
私の春一番のイメージの花は
やっぱりこのオオイヌノフグリのブルーの花。
春にこの花を見ないと何だか落ち着かない!
昨日だんなさんの能登島の実家に家族で遊びに行って
家の手前で見つけた。年に数回しか遊びに来れないので
同じ季節にいつも来れるとは限らない。
能登島は金沢から車で1時間30分くらいの場所。
能登の入り口の島だ。島の人は素朴であたたかい。
この季節に来たのは初めてのような気がする。
それで気がついたのだが、季節が家のまわりにあふれている。
このオオイヌノフグリも家の入り口に咲いていたしフキノトウも
家のまわりをぐるりと一周するだけでたくさん見つかる。
水仙の花も家の前の坂道を5mくらい歩けば咲き乱れている。
きっとこれが日本の春の原風景なんだなぁ。
ここは金沢より春が少し早いようだ。

夕焼けの空。(3/26*日)

2006-03-26 | 自然大好き!
昨日の夕方、能登に向って車で走っていたら6時11分、
ちょうど海に太陽が沈む瞬間に海が見渡せる海浜道路に出た。
赤いオレンジに輝く太陽がみるみる海に沈んでいく。
その空の彩りの美しさにため息が出た。
こんなきれいな空は久しぶりに見たような気がした。
海と空だけの風景。空がとても大きくて広い風景。
空は宇宙につながっている。
写真はそのとき太陽が沈んだばかりの空の色。
写真はどうして実物よりきれいに写らないんだろうといつも思う。
一瞬に輝いて一瞬に消えていった風景だが
今も目に焼き付いているこの風景。
こんな一瞬々に心とらわれて人類は生きてきたのだと思う。

春の目覚め。(3/25*土)

2006-03-25 | 生き物大好き!
今朝、我が家の絵画教室まで歩いて来た女の子が
“暑かった”と言った。冬のコートのままでは暑いと
感じるほど今日は春の陽射しがあたたかい。
プランターを見るとアイリスの花が咲いていた。
午後から家の中に置いてあった観葉植物を玄関にだして
玄関に置いてある植木鉢と一緒に水をやっていたら
ノソノソ這い出して来たのが、このカナヘビくん。
我が家の小さな庭に住み着いてもうすっかり顔なじみ!
冬眠から覚めたのか、どことなく眠そうで
まわりについた水滴をぺろぺろ美味しそうになめだした。
しばらく見ていると、小さい虫が目の前に来て
ぺろりと食べた。そして、日向ボッコが幸せそう。
思わず指で触れてなででやると恐がりもせずにじっとしていた。
私の親愛の情が伝わったかな?
去年は我が家のネコたちにカナヘビ一家はもてあそばれたが
今年はうまく逃げてくれ!そんな訳で、さぁ今年もよろしくね!!

みそだれ料理。(3/24*金)

2006-03-24 | 食べもの大好き!
生協の組合員活動として『食と安全探検クラブ』を長年やっている。
始まりは、県の機関に出向いてダイオキシンについての現状を学んだり
食品添加物について学んだりした。ビデオの教材を使用して
輸入果物や野菜の残留農薬のことも学んだ。
県の農業短期大学の教授が堆肥作りに取り組んでいるので
その様子を見学にも行った。
最近はそこからスローフードに挑戦してこだわった素材を使って
手作りの味を家庭に!ということでお料理シリーズを続けていた。

今季最後のスローフードのテーマは『みそだれ』
*鶏肉の味噌だれ焼き
*千切りサラダの味噌だれソース
*ごぼうの炒り煮
*豆腐の味噌だれステーキ
おまけは私が持ち込んだ海老のお吸い物

というメニューだった。今回のメニューはNさんの考案。
身じかなお味噌をもっと生のまま使おうというアイデア。
特にサラダのソースにすると野菜がさっぱりとおいしかった。
毎回私とNさんと二人で交代で講師役を務めて企画していたが
若いお母さんに好評のシリーズだった。出来合いものの多い中で、
手作りを大切にしたい人はけっこういるのかもしれない。
来年は生協の要望もあり少し方向性を変えた企画になるだろうが
どんな企画にしても、また楽しくおいしくやりたいね!

バリの風。(3/23*木)

2006-03-23 | 人間大好き!
昆虫の標本業をしている友人と久しぶりに一緒にランチを楽しんだ。
彼は日本とバリを行き来して仕事をしている。
自分の趣味を生かし、とても個性的な生き方をしている彼だが
肩を張らずに自由にあっけらかんとしたところが
一緒にいて心地いい友人だ。
バリ人の奥さんと息子さんが先日来日したときも
一緒に食事をして楽しい時間を過ごした。
今日は我が家の娘も二人、一緒に食事に同行して
バリ島に遊びに行く話に盛り上がっていたが
日本人の常識がバリとは違うという話をいろいろ聞かされて
みんなで頷いたり笑ったり驚いたりしていた。
たとえば、バリのお家には女中さん
(日本では死語になっているかも)がいて
その女中さんが実は社長夫人でその家よりお金持ちの人だという話だったり
向こうの人は感情が激しいのでトラブルが起こった時には包丁を持って
追いかけられた事があるという話だったり。
ひょうひょうと話す彼の話は深刻な話でも笑えてしまう!
自分の目で見てみないと何がどうなのかわからないけどね(笑)
私はバリ絵画やバリの民族音楽にもふれてみたい。
向こうの自然も見てみたいし、バードウォッチングもしてみたい!
バリに行って体中の細胞が開いて
芸術家になった人の話も聞いた事があるので
何だかバリという地に体を預けてみたい気もする。
今日はバリの風に吹かれながらのランチだった。

ピースウォーク。(3/22*水)

2006-03-22 | 平和大好き!
昨日は金沢の市街地の中心で市民が企画した
ピースパレードが行われました。
子どもからお年寄りまで県外からの参加もあり
幅広い年齢の人が集まって楽しいウォークになりました。
私もNGOの仲間たち、絵画教室に来ている子どもたち、
友人たちを誘って平和をイメージした楽しい服装で歩きました。
今回はこの日のためにテーマソングも作られて
歩く前にみんなで練習し、みんなでうたいながら歩きました。

【いつもとちがう空を見よう!】

いつもとちがう空を見よう
見あげる空は つながっている
イラクの空と金沢の空
みんなで歩いて見あげる空は
いつもとどこかちがう空。

(イラクの空と金沢の空の地名が
 2題目3題目と変わっていきます)

この日は、集まった人の中で初めて出会った人と
ワークショップ形式でおしゃべりする時間もあり
それもまたよかったです!
みんなで歩くだけで平和をアピールできるピースウォーク。
この平和な思いがもっと多くの人に伝わっていきますように!

新聞投稿『クリーンエネルギー』(3/21*火)

2006-03-21 | 新聞投稿大好き!
日頃からコンスタントに新聞投稿をしています。今回のテーマは『クリーンエネルギー』でした。石川の方では今、風力発電が17基稼働しています。そして現在、能登半島では100基を越える申請があり、さらに金沢近郊でも20基を越える申請があります。能登半島は渡り鳥の大切な中継地。100基も乱立すれば能登の自然は破壊的でしょう。アメリカなどでは、風車に巻き込まれて多くの野鳥の被害が報告され始めています。風車の速度は近くではかなり早くて鳥の目からは見えないともいわれています。北海道でもオジロワシの首が切断されて風車の下に落ちていたらしい。これだけ風力発電に人気が集まるのは、クリーンなエネルギーというだけでなく助成金が出るからだとも聞きます。クリーンエネルギーについて、あなたはどう考えますか?

テーマ:【クリーンエネルギー】~未来に残そう自然との共存~

 できるなら地球に優しいエネルギーは大いに歓迎したい。今の日本はまだまだ原発に比重を置く政策を続けているが、ヨーロッパなどではチェルノブイリの事故以来、脱原発の社会を目指している。核廃棄物の処理も完全にできないまま稼働している原発は決して未来を生きる子どもたちを幸せにはできないだろう。風力もソーラーもエネルギーとしてはとてもいいものだと思う。しかし、設置する場所には自然破壊がないのだろうか。私たちの国は決して広くはない。その中で開発という名の下に自然破壊が著しい。豊かな自然と共存しながら作り出されるクリーンなエネルギー。そんなエネルギーこそが未来の子どもたちに残していきたいエネルギーだ。

水仙の花。(3/20*火)

2006-03-20 | 植物大好き!
いつも歩く道のわきに植えられている水仙の蕾が膨らみ始めた。
一番乗りの花が一輪だけ咲いていた。思わず花に近寄り香りを楽しむ。
私は香りのする花が大好き!
どんなに豪華に見える花も香りがないとつまらない。
その中でも水仙の花の香りは、
早春のイメージで冬の間雪の下で春を待っていた香りだ。
雪の冷たい風景がこの香りの中に凝縮されているような気がする。
水仙の小さな花をアップで写すといつもの水仙と感じが変わって見える。
そして、この水仙の花を植えたおじさんを私は知っている。
毎朝、ここを訪れて花仕事をしている様子を見つけて
声をかけてお手伝いしたことがあるのだ。
『せっかく植えた花を盗っていく人がいるんだよ』
と寂しそうにもらしていた。
自分だけの楽しみで盗って行く人、
多くの人に楽しんでもらおうと植える人。
花からしたらどちらが本望なのだろう?
人が周りで何をしようとも、毎年同じ季節に忘れずに精一杯花をつける
そんな植物のけなげさからも充分人は学ぶものがあるよね。


卯辰山工芸工房作品展。

2006-03-19 | アート大好き!
金沢市には金沢卯辰山工芸工房という工芸家の育成機関がある。
ここは、金沢市制100周年事業として
金沢の伝統工芸に新しさや創造的なもの作りを取り入れ
時代の変化に対応する工芸家の育成に力を注いでいる。
今日はここで研究生の作品展があるというので見に行ってきた。
作品は陶芸、漆芸、染、金工、ガラスの5つの工房で創作された
全国から集まった研修生によって作られている。
もう自分のテーマを見つけている作者が多いようで
自分の世界の広がりに挑戦していると思える作品が多かった。
訪れる人がまばらでもったいないと思った。
なかなかいい刺激をもらったな。
(※写真は、ガラスのおりの中に入ったガラスのライオンの作品)

芸術家の忍者“ミノムシ”(3/18*土)

2006-03-18 | 生き物大好き!
雑木林の中で時々出会うのがこの“ミノムシ”。
ミノはいつも自然の素材で作られていて芸術的!
そして、忍者のように周りの風景に溶け込んでいる。
これほど、人に親しみを感じさせる蛾の仲間も少ないのではないかな?
小学校の理科の授業で、箱の中に色紙や毛糸のくずを入れて
その中に何匹かの裸にしたミノムシを入れた。
あとで箱を開くと、色紙や毛糸でミノを作った
ミノムシがいて感激したものだった。
その印象がミノムシは芸術家という印象を私に与えた。

ミノムシは知っていても、
この虫の成虫ミノガはあまりお目にかかる機会がない。
♂は口が退化していて機能せず、交尾のために♀を探し求める。
♀は足も羽もなく卵を抱えた体で交尾のあとは卵を産んで
干からびてミノから抜け落ちて死ぬらしい。
かわいいイメージのミノムシからは想像できない壮絶なクライマックスだ。
いろんな葉っぱをムシャムシャ食べてあちこち冒険している頃の
ミノムシの頃が一番楽しく幸せそうに思えるのは
あまりにも人間的な見方かなぁ。

リッチな手作りランチ。(3/17*金)

2006-03-17 | 食べもの大好き!
仕事の合間に友人と計画を立ててランチづくり。
毎日“作る人”ばかりをやっていると自分の中でマンネリ感が
出てくるので創作の新鮮な空気を入れなければ!
今日は手元にある自然料理人・船越康弘さんのレシピから
作ってみたいものを選んでみた。野菜の命を美味しくいただく!
というのがモットーの船越氏のお料理は
本当に野菜のうま味が生かされている。
今回、友人と二人で作ったのは下記のメニュー。

◎玄米と小豆のおかゆ
◎大豆のマリネサラダ
◎豆腐ステーキキノコのせ
◎ミルクゼリー
◎手作りの果樹酒

作り始めて50分、豪華なランチの出来上がり!
特に大豆に片栗粉をまぶして素揚げし、
野菜をのせてドレッシングをかけただけのマリネサラダは絶品だった。
美味しい発見は、自分を元気にしてくれる。