しらの風景

自然と野鳥や生き物が大好き!自然の中には学びがいっぱい。
デザインの仕事をしながら、楽しく生きる智慧を探します。

栃尾山登山口まで。(10/31*水)

2007-10-31 | 自然大好き!
裁縫好きな友人が手作りのカエルのマスコットを
プレゼントしてくれました。そう、私は大のカエル好きです。
「祝」って縫ってあるので「何のお祝い?」と聞くと
「あのう、お誕生日の!」というお返事。
でも私のバースディは全然違うんですけど・・まっいいか!(笑)
彼女はすっごくぶっ飛んでて、そこがまた魅力なんです。

お天気が良かったので、最近行ってなかった
栃尾山への道を一緒に歩くことにしました。
こうして気ままに山を歩いている時が
私の一番好きな時間です。
ホオジロがあちこちにたくさんいました。


入り口の畑には千日紅の花が植えられていて
その花の周りをキチョウがたくさん乱舞していて美しかった!


しばらく歩くと、大きなキノコがありました。
高さが17cmくらいのキノコの集団です。
あとで手元のキノコ図鑑で調べてみると
オオワライタケ(猛毒)、キシメジ(食)、コガネタケ(食)
のどれかのような気がしました。
今度はネットで調べてみると、どうもコガネタケのようです。
触ってみた時に、粉がふいているように感じたのですが
それがこのキノコの特徴らしいです、絶品の味だとか。
でも素人は姿を楽しむところでやめておきましょう!


また歩いていくと、今度は道で行き倒れの
シュレーゲルアオガエルを発見!
日本のカエルの中では一番好きなカエルです。
どうしたのでしょうね、何だか同情する姿です。


今度は、岩が不思議な形をしていました。
わぁ~、大都会だ~!
ビルディングが建ち並んでいるね~!
空想の世界にはすぐに入れる二人なのです。


今日は道にたくさんのカマキリを見つけました。
卵を産んで次に命を託したら消えてしまう命です。
しゃがみ込んで触ったら、カマを持ち上げて
威嚇されてしまいました。迫力あるなぁ!


ジャ~ン!最後は友人のシルエットです。
年齢性別関係なくいろんな友人とお付き合いをしていますが
私が「魅力的だな!」と思うのは、
自分の世界をしっかり持っている人。
(本人が気づいていなくても!)いろんな人がいて、
しみじみと人間って面白いなぁ!と思います。

巨大ズッキーニ。(10/30*火)

2007-10-30 | 家庭菜園大好き!
山の畑に行くと、大きな葉の陰に隠れていたのは
巨大ズッキーニ!こんな大きなズッキーニは
お店では見かけることのない代物です。
大きくても皮ごと柔らかいので何にでも料理できます。

半分をズッキーニ好きな友人にお裾分け。
あとはシチューで煮込んだり、炒め物や焼き物に!
きっとこんなに大きなズッキーニは今年最後でしょう。

畑の足下では、自生しているセリを食草に
キアゲハの幼虫がいっぱい!
(カラフルな模様がステキでしょ!)

(照れているように見えるこの子はハニカミ王子?)
アゲハ類の幼虫はみんな好きなので
畑仕事の合間に触って遊んでしまいます。

畑の小さな池では、アキアカネが一生懸命産卵していました。
2匹の共同作業が何だか健気です。


虫に喰われっぱなしの大根、白菜、ターツァイですが
これから気温が下がって来ると虫に打ち勝って
生き返るはずです、うん、きっと!(希望を込めて)

セイタカアワダチソウ。(10/29*月)

2007-10-29 | 植物大好き!

まるで菜の花畑の絨毯のように
黄色が見事な花はセイタカアワダチソウ。
近づいて香りを嗅ぐとほんのりいい香りがします。
今朝は、そのアワダチソウに吸蜜する
ツマグロヒョウモン♂を見つけました。
風が強かったのですが、めげずにしがみついていました。

セイタカアワダチソウ、嫌う人もいるけれど
私はこの花が好きだな!

気がつくといつの間にか、もう年末に近づいてきていて
仕事も来月に入ると急に忙しくなりそうな予感!
今日は東京にいる仕事仲間とスケジュールの段取りをしました。


夜はWow-NET(ワークショップの勉強会)の定例会だったので
仲間たちと集まりました。今日のテーマは「叱ると怒る」。
ロールプレイも取り入れて、なかなか充実した時間となりました。
最後に、今日まとめ上げたばかりの私の作品(絵本のダミー)
もみんなに紹介することができました。

三方岩岳頂上。(10/28*日)

2007-10-28 | 自然大好き!

(白山スーパー林道から)

10月最後の日曜日、それも晴天!
これは見逃せない!と思ってだんなを誘って
白山スーパー林道へ向かいました。
子どもが小さい頃はよく来たのですが
最近は来ていなかったので15年ぶりくらいでしょうか。
白山室堂は、もう雪で白いので
白山スーパー林道にもあっという間に冬がやってきて
道は閉鎖されます。同じ思いからか、たくさんの車でした。

白山スーパー林道(料金¥3150)を走って
いつも行くのは三方岩岳。駐車場に車を置いて登れば
40分くらいで1.736mの山頂までたどり着けます。
仕事で腰を痛めただんなが「いっておいで!」というので
一人で山頂まで登りました。
(我が家のパターンはいつもこの調子です:笑)

足下は、昨日の雨でグチョグチョ。ちょっと急な登山道を
泥だらけになりながら、息を切らして登りきると
頂上では、白山の連なりが見渡せ、反対側は
立山連峰が頂きに白い雪を輝かせていて美しい!

(霊峰・白山の頂きもうっすらと雪が見える)

(立山連峰の雪が帯のよう!美しい!)

紅葉のピークを迎え、どこを向いてもドラマティックな
風景にただただ圧倒されたひとときでした。

アルバム「Coyote」佐野元春。(10/27*土)

2007-10-27 | 音楽大好き!
20代前半、その頃は東京に住んでいて
偶然聞いたライブで知ったアーティストは
佐野元春&ハートランド。

その時の演奏がいっぺんで心の中に飛び込んできた。
それから確かめるように、
新宿にあるライブハウスに行ってみた。
やっぱり良かった!曲やライブ感、声質も好きだし
それから彼の持つスピリットに惹かれて、
カッコイイ生き方にも刺激されたな。
そして、今でもトップクラスでずっと好きなアーティスト。

若い頃は、好きなものがずっと続くなんて思わずにいたけれど
振り返ってみると、20代の頃に好きだったものは
案外ずっと今でも変わらず好きだったりする。
そして、青春を佐野元春を愛して過ごしたな。

今でも大好きなアーティスト佐野元春。
やっと手に入れた新譜の「Coyoteコヨーテ」を聞きながら
ノリノリで仕事してます。

お茶の花(チャノキ)。(10/26*金)

2007-10-26 | 植物大好き!
いつも歩く卯辰山の道の途中で
咲き始めたのは、お茶の花
正式にはチャノキ(茶木)、今年も会えました。

白い小さな花びらの中で、はち切れんばかりの
黄色いおしべがひしめき合っているのがかわいい!

金沢はお茶湯が盛んで和菓子やさんへ行けば、
季節の花や自然をテーマにした上生菓子が並んでいます。
このお茶の花は、そんな美しい上生菓子のようにも見えます。

秘密の場所。(10/25*木)

2007-10-25 | 自然大好き!
(場所の持つパワーがあるとしたら
そんな森のパワーを感じる場所でした)
午前中の打ち合わせが、相手側のパソコントラブルで
急に延期に!私も経験があり、
文明の機器に頼る怖さを何度思い知ったことか!
ただ、デザイン納期は変わらないので
あとで私が大変な目に遭う予感!

そこへやって来たお気楽な友人。
彼はバリ島と金沢を行き来して仕事をしています。
もう家族ぐるみのお付き合いで
去年はバリ島へも遊びに行きました。

二人揃うと山の方へ遊びに行くのですが
今日も朝からの晴天、そのうえ仕事も延びたので
久しぶりに今日もやっぱり山へ行くことにしました。
今日は彼の秘密の場所に連れて行ってくれるそうです。

彼は、幼い頃から昆虫少年。
白髪になっても、タモを振り回している姿は
何だか見ていて笑えます。

今日、連れて行ってもらった秘密の場所は
ほんとうに他の場所と何だか空気が違う
神聖な雰囲気のする森で、渓流の流れが響き渡り
ひんやりとした森の匂いに体ごと
すっぱりと包まれる感じの場所でした。


帰りは、あちこちの山に寄り道をして
今季初の紅葉も堪能できました。

修行僧とくるみ。(10/24*水)

2007-10-24 | 人間大好き!
(大きな実を見つけたよ、とその人は言った)

毎朝、山を散歩しての帰り道は神社の石段を降りる。
そこでいつも会う人は、四季の変化の中で
変わらず、ただ黙々と毎日石段を掃いている。
神社の人でもないのに、何だか
私から見たら修行僧のようにすら見える。

挨拶をするだけの時間が長く流れて
それから少しづつ言葉を交わすようになり
今は会うと必ずおしゃべりをする。
野鳥の話、木の話、季節の話 etc。

先日は落ちてきたクルミの実を拾いながら歩いていたら
バッタリ!その人もクルミを拾っていたので
収穫物の見せ合いっこ。お手製の竹ぼうきは
とても使い心地がいいらしい。朝のささやかな会話が、
いつも心地いいひととき。

爬虫類の山。(10/23*火)

2007-10-23 | 生き物大好き!
昨日は秋晴れでした。こんな日に誘惑されると弱い!
それを見計らっているように友人から電話がかかってきた。
話をしているとルリタテハの幼虫を見たというので
うずうずして仕事を一段落させて一緒に山へ。

ここは金沢市の奥山で架かっている橋の名が
熊が走るというネーミングの「熊走大橋」。


お目当てのサルトリイバラに幼虫を捜しましたが
もう姿はありません。もうどこかで蛹になってしまったのかも!
車を置いて、林道を少し歩いてみることにしました。
ムラサキシキブの実が美しい!

見つけたムカゴをむしゃむしゃ。
この実は何でしょう?花のような形をしています。



道の脇で見つけたのはイモリ。気温が低くて動けない?
おとなしいのをいい事に裏返しになってもらいました。(写真上)
触るとぷにょぷにょした感触で、じっとしています。

今度は友人が「ヘビ!」と叫んだので見ると
私の歩く三歩先くらいに枯れ葉とともにマムシが!!
友人が気づかないと踏んでいたかもしれません。
危機一髪!どうして道の真ん中にいるのでしょう。


ハラハラドキドキしての帰り道。
車を運転していると、あらまた今度は友人が
「しらちゃん、今、ヘビ踏んだよ~!」というのですが
私は全然気づきませんでした。
Uターンして見ると、道にいたのはヤマカガシです。

(見たくないかもしれないけれど、
アップで見せてあげたいくらいきれいな色でした)
死んでいなかったのでよかった。
双眼鏡で覗いて見ると体色の模様がきれいでした。
ヤマカガシに噛まれて亡くなった人もいるらしい。
みなさんも気をつけてくださいね!

この日は、他にも道路にうずくまるヘビを見たので
何だか爬虫類の森に出かけてしまったような気分でした。

コハクチョウ。(10/22*月)

2007-10-22 | 野鳥大好き!
昨日の探鳥会に参加したメンバーの一人が
「来る途中でコハクチョウの群れを見たよ!」と言っていたので
探鳥会が終わってからコハクチョウを見に行こう!と
みんなを誘って寄り道しました。
広い水田地帯をあちこち捜すと、
いましたいました、コハクチョウの群れが。
今の時期は体の白いコハクチョウの群れはとても見つけやすい。
驚かさないように少し離れた場所で
車の中から観察しました。

グレーっぽい体色したのが若鳥で、計14羽で
一生懸命に落ち穂でもついばんでいるのでしょうか。
一羽の幼鳥の嘴がとても赤い色に見えました。

そのうちにまた3羽が飛んで来て、旋回しながら
群れの中に混じりました。計17羽の冬の使者。
もうすぐあっという間に冬の景色がやってくるのでしょうね。
のどかなコハクチョウの群れの様子に
見ているみんなものどかな気分になりながら
この日は帰途に着いたのでした。

津幡森林公園探鳥会。(10/20*日)

2007-10-21 | 自然大好き!

この場所での支部の探鳥会は初めてです。
ここは津幡町にある県の森林公園、とても広~い公園です。
遠くには能登の方の宝達山が見えます。

森林事務所の前から、カマンニャチ池まで降りて行くと
カモたちのにぎやかな声が聞こえだしました。
奥の方にはきれいなオシドリも見えます。池のカモたちを見たあとは
森の中をゆっくりと歩きました。今日は22種の野鳥たちが見れました↓
(カイツブリ、オシドリ、マガモ、カルガモ、キンクロハジロ、
トビ、ハヤブサ、キジバト、コゲラ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、
ウグイス、エナガ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、
ホオジロ、カワラヒワ、カケス、ハシボスガラス)

今日、私をうっとりさせたのはヒイラギモクセイ。
香りにつられてたどり着いたらこの木の前でした。


どちらかというとキンモクセイより
クチナシの花に近い香り。そばでトイレの消臭剤
なんて夢のないことをいったのは誰?

森の中では他の生き物たちにもいろいろ会えましたよ!

(大きなヤマナメクジ)

(道のあちこちに咲いていたクルマバハグマ)

(ウスキシャチホコ幼虫は、体色の緑のグラデーションがきれい!
ススキの葉が食草のようです。体を曲げるのも自由自在!)

(葉でじっとしていたアカタテハ。気温が低かったせいでしょうか)

ヤマナシ。(10/20*土)

2007-10-20 | 植物大好き!
曇り空の下をお散歩。川沿いを歩いていると
背中のブルーをきらめかせて飛んでいくカワセミ。
キセキレイやセグロセキレイがにぎやか!
道に落ちた柿の実をついばんでいるのはハシボソガラス。
到着したばかりのジョウビタキが
しきりにヒッ、ヒッ、と高い声で鳴いている。

卯辰山に続く道を歩いていると、風に吹かれたのか
足下にいくつも実がころがっている。
あらっと思い、匂いを嗅ぐとほんのりいい香り。
小さくて固い梨の実のような感じ。
少しかじってみると、やっぱり梨に似た味。
思わず、また拾い集める私。
何だか宮澤賢治の童話に出て来る実のような気がする。
サルナシは確か、キーウィーの仲間だったし・・
あとで調べるのに、一緒に落ちていた葉も持ち帰ろっと。

帰り道、卯辰山の友人宅に図鑑がある!と思い、寄り道して
一緒に捜すと、あった、あった、これはヤマナシの実だったね~!
「ヤマナシ」は日本古来のナシ。
果物の梨の原種で、これから品種改良されたという。
やっぱり賢治の童話に出て来る名前の実です。
だから名前だけは知っていたヤマナシ。
本物に会えてうれしかったよ!
昔はこの若い実を煮たり茹でたりして食用にしたという。
それで島根県などでは、ユデナシともいわれているそう。

いつもの癖で、これを見逃す手はない!
ジャ~ン!さっそくヤマナシ酒を作ってみたのでした。

オナガグモ。(10/19*金)

2007-10-19 | 生き物大好き!
久しぶりで会ったオナガグモ
デジカメで写すにはピントが合わないので
手のひらをバックに!

尾が長くて変わった形のクモで
なかなかクモとは気づかないことも多いとか。
風に吹かれているとまるで松葉が揺れているよう。
出現期は5月から8月とあるのに
10月に出会ったオナガグモ。
印象深いクモで、名前も覚えやすいクモです。

ベニスズメの幼虫。(10/18*木)

2007-10-18 | 生き物大好き!
先日、絵画教室に来ている子ども達を連れて
秋を捜しに山へ行きました。
ドングリや葉っぱやお花や気に入ったものを
それぞれが袋の中に入れていきます。
もう、はしゃいではしゃいでうるさいくらい!
子どもは誰でも本当は自然が大好きなんだと思います。

そこで見つけたのは、
道の脇のツリフネソウにくっついていた幼虫。
ベニスズメという蛾の終齢幼虫です。目玉模様がお見事!

(まるでヘビのように見えますね)

(驚かすとこんな格好もします)
でも最初はグリーンのただのイモムシなんですよ。
終齢幼虫になると尾先が白くなり模様も迫力が出てきます。
子ども達を呼んで見せると興味津々。
私が撫でてみせると、怖くない?と言いながら
真似して撫でています。しまいには、ツリフネソウから
はがそうとするのですが幼虫も負けてはいません。
必死で茎にしがみついて幼虫の勝利!
子どもの方があきらめてしまいました。

ベニスズメの成虫はきれいなピンク色した蛾です。
前に仲間たちと富山の大きな古民家で泊まった時に
食事時に部屋に入ってきました。
その時のこの蛾の色の美しさは印象的でした。

私も以前は、蛾がとても苦手だったのですが
自然の中を観察していると、
いつの間にか苦手意識が薄れてきました。
どんな生き物にもそれぞれの役割があって
その与えられた環境の中で必死に生きている姿は
やっぱりとても愛しい姿に映ります。

山を彩るアザミの花。(10/17*水)

2007-10-17 | 植物大好き!

昨日訪れた一里野の山では、
あちこちでアザミの花が咲き乱れていました。
アザミの仲間はとても似ていて種類も多いので
図鑑とにらめっこ、こちらはサワアザミの仲間でしょうか。
(写真上:淡いパープルが美しい!
 まるで上品な花火のようです)

こちらはヤマボクチの仲間でしょうか。
ボクチは、火口(ほくち=火を移しとるもの)で
乾燥したこの葉から綿毛をとりだして使ったそうです。
花の基部には、白いクモの糸のような綿毛が密生していて
独特の雰囲気でした。


中学生の頃、友人のお母さんの一番好きな花が
「アザミ」と聞いて、葉がトゲトゲで花も地味なアザミが
たくさんの花の中で何故一番好きなのか?疑問でした。
当時の私には、それが理解し難くて妙に印象に残ったのですが
今、山の風景を目の前にすると
「アザミ」と答えた人の気持ちがわかるような気がします。