木の葉に隠れていますが、右と左に大きな枯れ枝が
木の又にかかっているのがわかるでしょうか?
これが右。
これが左側のもの。
まるで大きな鳥の巣のようですが,よく見ると
大きな枝がボキボキ折って使われていて、
これはクマが木の実などを食べるときに作るクマ棚というもの。
エサを食べるために枝を折ったものが積み重なるらしい。
いつも歩いている道に落ちている黒い実、たくさん。
ふと上を見上げると、ウワミズザクラの実ではありませんか!
いつかこの実で果実酒を漬けてみたいと思いつつ、
あまりに高木のため手が届きません。
クマ棚があったのは,このウワズミザクラの木の上。
さっそく調べてみると,ウワミズザクラはクマの大好物らしく、
栗の木同様、クマ棚をよく作る木だそうだ。
さっそく今日はクマの爪痕を探してみると・・・
しっかりありました。見事なクマの痕跡。
手の痕がはっきりとわかります。
いつも私はこの木の下を歩いていたのでした。
ツキノワグマに詳しい宮崎学さんのブログで
いろいろと学ばせていただくと、
クマは音をたてずに近づいて来ると云う。
私はこれまでクマは大きいから音でわかるだろうと、タカをくくっていた。
それが間違いだと知って、今日はこの道を歩くのに
この道の入り口に掛けてある備え付けの鈴を、初めて使った。