しらの風景

自然と野鳥や生き物が大好き!自然の中には学びがいっぱい。
デザインの仕事をしながら、楽しく生きる智慧を探します。

アケビのつる。(4/15*土)

2006-04-15 | 食べもの大好き!
桜の咲く季節は何故か早起き。
今朝は近くの山をお散歩。そこで見つけたアケビのつる。
この前まではまだつるが出てなかったのに
植物の成長はとっても早い!これは毎年、春に味わう我が家の珍味。
ほのかな香りと苦みが心地いい。
ついでにそばにあった柔らかそうなノカンゾウも摘んだ。
途中、スギナを取っているおばあさんにも出会った。
お茶ですか?と聞くと、そうよ、初めて作るの!というお返事。
そうそう、こんなふうに春は野草摘みが楽しいのだ!
高台に登ると桜の花が満開。八重の濃紅の梅も同時に咲いている。
メジロの群れが賑やかに移動しているし
太い嘴のシメの群れにも会えた。夏鳥たちももう渡ってきたらしく
キビタキ、コマドリ、ヤブサメの声もする。
そして、今日の目玉はノウサギちゃん。
薮の中に何かいるぞ!と思って覗き込んでみると
ぴょんぴょん跳んでいった。
こんな近くに住んでいたんだ!と思うとうれしくなった。
朝のお散歩、いい空気と生き物たちとの出合い。
それが私をいつも元気にしてくれるのだ。

ヘラサギのTシャツ。(4/13*木)

2006-04-14 | アート大好き!
『工房でTシャツ作りをしているので遊びに来ない?』
と版画作家の親しい友人が声をかけてくれたので、
昨日は午前中に急いで仕事の直しをUPしてから、山手の工房に出かけた。
友人はネコをテーマにしたイラストのTシャツを仕上げている所だった。
『何か作ってみれば?』と誘われて私もTシャツ作りに挑戦することに!
その場で、絵柄をスケッチして作り始めた。
趣味がバードウォッチングの私のテーマは野鳥。
今回描いてみたイラストは『ヘラサギ』。
4時間くらいでシルクスクリーンで仕上げるとすると
2、3色使用かな?と思い、形と色でこの野鳥を選んでみた。
学生時代にはシルクで作品づくりもしたことがあるが
今回は何十年ぶり。工房にいる講師の方にいろいろ教えてもらいながら
昔のカンを取り戻しつつ創り上げた。さぁ、出来上がった
このTシャツを着て、いつかヘラサギに会いにいきたいな!

ホタルイカ。(4/13*木)

2006-04-13 | 食べもの大好き!
魚やさんの前に立って魚を見ていると、
朝採れの生ホタルイカの前に次々とお客さんが来て
『これ生で食べれるがか?』
(金沢弁訳:これ生で食べれますか?)と聞いていく。
そのたびに魚やの兄ちゃんは
『寄生虫の関係で生で食べて!とは言えんげん』
(金沢弁訳:食べて!とは云えないよ)と返事する。
『ほなら、わしは醤油かけて食うわ、ははは~』とお客さん。
兄ちゃんも『わしも生で食うけど』と返事。

今はホタルイカの旬らしい。
お隣の富山県の富山湾で採れるホタルイカ。
蛍のように光を放って美しいのは私も知っている。
この魚やさんは富山県の氷見漁港からの魚を扱っているので
生のホタルイカが並んでいるんだと思う。
いつも茹で揚げたものをたまに買う程度の私は
ホタルイカのファンがそんなにいるとは知らなかった。
『サッと塩で茹でて食べると美味しいよ!』と
隣のおばちゃんが私に声をかけていく。
つられて買ったホタルイカは一皿400円。
生のホタルイカを買ったのは初めて!!
さっそく家で茹でて味見!す、る、と、うま~い!!
ホタルイカの美味しさを初めて知ったような気がした。
内蔵がとろけるように甘くて美味しいのだ。
カニみそ、エビみその類いだな。
体長3cmくらいの春の珍味、新しい発見に喜びあり!


雪解け一番はクロッカス。(4/12*水)

2006-04-12 | 植物大好き!
山の畑には、まだ雪が残っている。
ここは里より2、3週間は季節が遅い。
フキノトウももう一度味わうことができる!
その中で一番に咲き出したのがこのクロッカスの花。
家の前に植えてあるクロッカスはもうとっくに
葉だけになっているのにここでは今から咲き始める。
白や薄紫、白と紫の混合といろんな種類を数年前に植えたのだが
今でて来ているのは紫と黄色のクロッカスの花。
ここは冬が厳しいのできっと原種に近い強いものだけが残ったのだろう。
水仙もやっと葉がでて来たばかりだ。
サクランボの木やザクロの木、ブルーベリーの木も植えてはあるが
雪の重みでボキボキ木が折れてしまっていて
なかなか上手く育たない。リンゴの木もダメだったなぁ。
それに加えこの畑は、草の力がとても強い。
なるべく自然農に近い形で野菜作りをしているので
草も仲間と思ってやっている。
そして、最近は草もモリモリ食べている(笑)
もうすぐ出てくるセリやヨモギ。
薬草も多いのでそんな草はお茶用に乾かして使う。
これからどんなに沢山の草が生えてくるか
また紹介していきますね!

桜風呂。(4/11*火)

2006-04-11 | 植物大好き!
昨日の朝『給食がないからお昼に帰るね~』
と学校に出かけた小学生の娘。お昼になっても帰って来ないので
『また、寄り道してるな~』と思っていたら案の定、
他の子たちより2時間くらい遅れて帰宅。
手には桜の花の袋入り、何だか喜々としている。
校庭に桜の花がたくさん落ちていたので友だちを誘って
拾っていたらしい。最後には、先生に『もう帰れ!』と
校庭を追い出されて帰ってきたという。
『今夜は桜風呂にしよう!』と張り切っていた。
そういえば、今までバラの花びらを子どもたちと集めて
バラ風呂をしたことがあったっけ?
夜、用事があって出かけていて帰宅すると
『お母さん、桜風呂入って!』と娘の声。
上の姉が『桜風呂なかなか良かったよ~』という。
桜の花をよく見ると満開に近いきれいな花。
野鳥に食べられた跡でもないらしく
きっと土曜日の強風で地面に落とされてしまった花たちだ。
かすかに香る桜の匂い。
季節をこんなふうに楽しむのも、なかなかオツかもしれないね!

カエルの卵。(4/10*月)

2006-04-10 | 生き物大好き!
山の畑に行くと、まだ雪が残っていた。
家から車で20分のところにある我が家の畑は
富山県との県境、山に囲まれている。
畑に作った小さなビオトープを覗き込むと
今年もトノサマカエルの卵が見つかった。
しかし、どうしたのか毎年産卵してある
クロサンショウウオの卵は見つからない。
穴を掘って、ブルーシートをかぶせ雨水を溜めただけの
この小さな池には『こんな場所を捜していたよ!』というように
いろんな生き物が住み着きはじめた。

もう少ししたらこの池でオタマジャクシが泳ぎだすが
ヤゴやイモリ、マツモムシなどの天敵も多く、
いったい何匹カエルになれるのかわからない。
しかし、そんな中でも春をすぎると、
今度はモリアオガエルの産卵も始まる。
そんな自然の営みを横に見ながらの畑仕事は
いつも心がホッとするひとときだ。
空では渡ってきたばかりのサシバが羽ばたきながら
ピックーイ、ピックーイと春を告げていた。

春の珍客・ヤツガシラ。(4/9*日)

2006-04-09 | 野鳥大好き!
4月の探鳥会は、どんな鳥に出会えるのかワクワクする。
朝からどんより曇り空の今日は、普正寺の森での探鳥会だった。
ここは金沢の街中からもそんなに遠くなく
渡りの鳥が見られる場所なので野鳥の会・石川支部での
定例探鳥会の場所になっている。
桜が咲き始めていたが森の中ではまだ花らしい花は見当たらない。
アケビの花の蕾が膨らんできていた。
ここは日本海にも近く、川の河口も近い。
川沿いの道を歩いていると
ハマダイコンがきれいな花を咲かせていた。
今日の目玉は何といっても、珍鳥ヤツガシラが見れたこと。
しばらく同じ枝にとまっていたので
きっと今日の参加者は全員見れたと思う。
地面に降りていることが多い鳥だが、
今日は高い木の上に停まっていた。
双眼鏡で覗き込むと大きな嘴と頭の大きな冠羽が
とても個性的な鳥なので見ていて飽きない。
背中の白と黒の模様もとてもきれい!
これから夏鳥も渡ってくる季節になり
野山へ出かけるのがますます楽しくなるぞ!
(写真はハマダイコンの薄紫色の花)

名園のカラス。(4/8*土)

2006-04-08 | 野鳥大好き!
兼六園を歩いていて出会ったのがこのカラス。
どうも人慣れしている様子で恐がりもせずすぐそばに来て
愛嬌を振りまいていた。頭の羽がほわほわした感じでかわいい!
羽の色もこうしてみたら、黒光りしていてとてもきれいだ。
このカラスはくちばしが太いのでハシブトガラス。
声はカァーカァーと澄んでいる。
街中で見かけるもう一種類のカラスの方はくちばしが
細くて声は濁ってガァ~ガァ~と鳴く。
こっちのカラスはくちばしが細いことから名はハシボソガラス。

物まねも上手く、ワンワンと吠えるカラスを見たことがあるし
雑誌では、雪の坂道を歩いて上り
仰向けになり頭から滑って遊ぶカラスを知った。
人の顔もちゃんと識別できるらしいし、なかなかの利口者だ。

こんな賢いカラスを増えすぎたといって嫌ってしまうのは、
街中をゴミの山にしている人間のエゴにしか思えないな。

沈丁花。(4/7*金)

2006-04-07 | 植物大好き!
庭で咲き始めた沈丁花。
この花の香りが好きな私はまちの中を歩いていても
この香りがすると、ふと立ち止まって花のありかを捜してしまう。
小さな挿し木をした枝を庭の隅っこに植えてから何年経つだろう。
今は結構大きくなってたくさんの花を咲かせている。
さっそく一枝切ってきて家の中の花瓶にさすと
家の中に花の香りが漂う。柑橘系のようなすっきりとした甘い香り。
原産は中国で日本に野生のものはないらしい。
輸入されたのが雄株だったので実がつかないらしいが、
雌株には赤い実がつくという。
いつの間にか日本の土地で愛されて
春を告げる花になっている。


サンシュユ。(4/6*木)

2006-04-06 | 植物大好き!
春になり、いろんな花が咲き始め
風景が一気に華やかになってきて何だか心も軽くなっていく。
花の力は大したものだと思う。
私の歩く道で見つけたこの黄色く可愛い花はサンシュユの花。
赤く色付く実は薬効成分があるため、植物に詳しくない人でも
どこかでサンシュユという名前だけなら聞いたことがあるかもしれない。
遠目で見るのと近くで見るのと花の印象は違うことが多く、
私は両方を楽しむのが好き。
やがて花が散り、葉が出てきて、実が色付いていく。
ゆっくりと姿を変えていく植物に寄り添って季節を過ごしていくと
自分の中のリズムも穏やかになり、自然の中に溶けていくような気がする。
植物には、そんな大きな力があるなと時々心の隅っこで感じている。


兼六園の梅。(4/5*水)

2006-04-05 | 植物大好き!
兼六園の梅が見頃だろうと思い、
仕事の時間があいたので春休みの娘と梅園へ。
ここへは亡き父と梅が満開の頃、一緒に歩いた思い出がある。
兼六園は家から歩ける距離にあるので四季を通じて訪れたりする。
梅園に近づくともう梅の花のいい香りが漂ってきて
そこはもう梅を見にきた多くの人で賑わっていた。
白梅や紅梅と色とりどりの花が満開に近く美しい。
その中でも、大きく曲がりくねった老木に咲く梅の花は圧巻であった。
そんなに広くない梅園の園内を何度もぐるぐるとまわり
梅の花を楽しんだ。楽しんでいるのは人間ばかりではなく
メジロやヒヨドリも人目を気にすることなく
梅の花の蜜を吸うのを楽しんでいた。
桜の蕾はまだ堅かったが
うまくすると春先の寒さでここ兼六園では
梅と桜が同時に楽しめる稀な花見になるらしい。

新聞投稿『お花見』(4/4*火)

2006-04-04 | 新聞投稿大好き!
金沢はまだ桜の花は蕾み状態です。関東の方では宴たけなわのようですね。毎年桜の季節はこの花に圧倒されます。そして、散ったあとの寂しさをしみじみと味わってしまいます。あなたの地域では、もう桜は咲きましたか?(写真は桜より一足早く咲いた近所のサクランボの花。花は甘酸っぱくとてもいい匂いで、私はいつも通りがかりに立ち止まって胸いっぱいにこの香りを楽しんでいます)

テーマ『お花見』・・・・・・・・・・・・

 日本人で生まれて来てよかったと思うのは、このお花見の季節!春になり全てがこの桜の花一色で包まれた世界は、本当に見事で美しい。特に、今年のように北陸の長く寒い冬を乗り越えたあとに迎える桜の開花は、味わいもひとしおで、気分をとても明るく晴れやかにさせてくれる。
 老いも若きも桜を愛でるこの『お花見』という日本古来の風習は、これからもずっと日本人の『花を愛でる心』として引き継がれていくことだろう。
 私の住む金沢には桜の名所も多く、兼六園、卯辰山、犀川とどこに行ってもお花見が楽しめる。今年はどこでお花見をしようか?これから楽しい場所選びが待っている。

つくしの佃煮。(4/3*月)

2006-04-03 | 食べもの大好き!
昨日は忙しくてざるいっぱいの
つくしのはかまとりが終わったのはもう夜中だった。
めげそうになるのを小学生の娘と励ましあいながら
はかま取りをして、終わった時には二人で思わず抱き合って
喜びを分かち合った。それから深夜にお料理。
2回に分けて、熱く熱したフライパンにごま油を入れて
煙りがでてきたら一気につくしを入れてお塩をふりかける。
しんなりしてきたら、酒、みりん、お醤油で味付けして煮詰める。
味見をした娘が『あっ、美味しい!!』と笑顔でいう。
ごま油が香ばしくて美味しい春の1品のできあがり!!
ちょっと苦労したけれど、見た目もかわいい春の大事なイベント。
今の季節にしかできないことを生活の中に取り込めたら
それは幸せ!ぜひ、お試しあれ!


友人宅へ。(4/2*日)

2006-04-02 | 人間大好き!
年に何度か家族で親友宅にお泊まりにいく。
昨日は昨年末のおもちつき以来のお泊まり!
親友とは20才の時に知り合ってからの長~いつきあい。
いつの間にか家族ぐるみでお付き合いをするようになった。
ご主人が大工さんをしているので、今は自分たちで建てた
こんなふうなステキなお家に住んでいる。

子どもも大人も一緒に食べて飲んで話してワイワイとにぎやか!
子どもたちが産まれる前から
ずっとこんなふうに同じ時間を共有してきた。
今回、親友とは久しぶりに朝の4時近くまで
学生時代のノリのようにあれこれいろんな話をした。
そして、今日は子どもの借りてきた映画のDVDを
みんなで一緒に見たりして過ごした。

帰りに友人宅のまわりの休耕田に去年の種がこぼれて
芽を出したレンゲ草の苗を見つけて鉢植えに持ち帰ってきた。
このレンゲの花の咲く頃に
また、みんなで遊びに行けたらいいなぁ!



つくし摘み。(4/1*土)

2006-04-01 | 植物大好き!
近所を歩いていると空き地につくしがたくさん出ていた。
小学生の娘に『つくし摘もうか!』というと
『摘もう摘もう!』と言う返事。二人でつくしを摘み始めた。
幼い頃『つくしは食べれるんだよ!』と教えたら
それから、毎年どこかでつくしを摘んできて
『お母さん、お料理して!』と持ち帰ってくる。
自分が採ってきたものを食べるという喜びは
人間の本能に近いものかもしれないと思う。
『もう帰ろうか』というと『楽しくてやめれない』という娘。
つくしはごま和えにしたり、おひたしにしたり、みそ汁の具にしたり。
先日、長女が『つくしは花粉症にいいんだって!』といってたなぁ。
そうだろうなぁと思う。
この雑草といわれる植物たちの逞しさには目を見張るものがある。
野菜は大事に育ててもなかなかうまく育たないのに
雑草たちは抜かれても踏まれても何のその!
みるみる復活してくるしたたか者。
こんなパワーを身体の中に取り込めば、
食べた人もパワー百倍になるのは頷けることかも。
今回は、つくしの頭も丸ごと使って佃煮に挑戦!