しらの風景

自然と野鳥や生き物が大好き!自然の中には学びがいっぱい。
デザインの仕事をしながら、楽しく生きる智慧を探します。

南米の民族音楽WAYNO。(9/30*日)

2007-09-30 | 音楽大好き!
前回、南米の民族音楽を演奏するこのグループWAINO(ウエイノ)
の演奏をきいて、もう一度聞きたかったので
今日は家族を誘って出かけてきました。
WAINOの5人は、チリ、ペルー、コロンビアなどが出身国。
お一人富山在住の谷中さんという方がベース担当で
ニューヨークで知り合ったそうです。



場所は、ミッションスクールの講堂。
私は初めて入りました。北陸で初めて入ったという
大きなパイプオルガンが置いてあり、イスは教会風。
舞台のバックも質素ながらステンドグラス風です。

前に聞いたときも感じたのですが、演奏を聴いていると
ほんとに不思議と南米の風が流れて来ます。
標高の高い場所に自分がいて、
高く広がりゆく空を感じる錯覚に陥ります。
そこで羊などを飼って生活したなら気持ちいいだろうなぁ~!
とひたすら空想の世界までしっかりイメージされて目に浮かびます。
曲の始まりにいろんな鳥の声(音)が入るのも心地いい。

民族衣装パンチョを身にまとい、奏でる楽器は、
どれも素朴であたたかい音。演奏曲の一曲
「コンドルは飛んでいく」が一番イメージが伝わり
易いかもしれませんね。南米など行ったことも無いのに
郷愁を誘われるのは何故なのでしょう。

帰りにCDを買って、サインと握手をもらって帰ってきました。
もちろん今はそのCDを聞きながら、ブログを書いています。
ここしばらくは南米の音の世界に浸っていたい感じです。

郷土文学の朗読会。(9/29*土)

2007-09-29 | アート大好き!

(今夜の金沢・梅の橋)

お知り合いが朗読会のメンバーでチケットをいただいていました。
かつては北陸の玄関口として栄えた金沢・橋場町に
小さな朗読小屋があり、その中での今回の朗読会は
「秋・朗読で彩る郷土文学」。9月中のイベントだったのですが
ギリギリやっと今日になって出かけてきました。


メニューは日替わりで石川ゆかりの作家、
五木寛之、井上靖、井上雪、曾野綾子、加能作次郎、谷崎潤一郎、
永瀬清子、中野重治、中原中也、濱口國雄、水芦光子、室生犀星、
の作品から選ばれています。

今日、朗読されたのは民話「ちーふれ、ちふれ」・「怪物なまず」、
中野重治詩集数編、井上雪の『郭の女』より「梅の橋」、
井上靖の「驟雨」 でした。
私自身、郷土文学にはあまり詳しくないので
郷土文学に親しむいい機会となりました。

浅野川・梅の橋は私の家からすぐ近く。
この辺りはかつては、遊郭やサーカス小屋や飲食店が並ぶ
北陸で最も栄えた場所です。「梅の橋」の話の中では
その当時のにぎやかな町の様子が再現されていました。
暗い空間に物語の声だけが響き渡り、
その語りの中に吸い込まれていく感覚は独特です。

井上靖の「驟雨」では彼の自伝とも思えるような
思春期を迎えた少年の繊細な心の動きが描かれていました。
秋の夜長のほんのひととき、郷土文学の彩りの中に
入り込んだ時間でした。帰り道、梅の橋のたもとに立ち止まると
浅野川の流れが優しくすゞやかに通り過ぎていくのでした。

イヌガヤの実。(9/28*金)

2007-09-28 | 自然大好き!
昨夜は山梨から友人が来ていたので一年ぶりに会いました。
今日は雨の予報だったので、一緒に山に行く予定を
あきらめていたのですが、案の定、友人から電話があって
「晴れているので行こう!」というお誘い。
仕事の時間を仕切り直して歩いてきました。

彼女と一緒に山の中を歩くのは何年ぶりでしょう!
そういいながら、ゆっくりと医王山の山道を楽しみました。
道に落ちている山ブドウの実を拾って食べたり
ヤマボウシの実やキイチゴも見つけて味見!

そこで見つけたイヌガヤの実。
固い実のように見えますが
手にとると柔らかい実です。
指で押しつぶすと樹木のような香りの汁が出てきました。
そっと味見をすると甘い味です。
中には大きな種が入っています。
この種は食べられないそうですが
よく似たカヤの実はアクを取って煎ると、とても美味しい実らしい。
イヌガヤもカヤも実からは灯り用の油をとったそうです。


サラシナショウマに飛んできたミドリヒョウモンは
もう羽がボロボロ。こんな姿になっても飛んでいる姿は
表彰ものかもしれません。頑張って生きてきた証でもあります。

(うちの猫に毛並みがそっくりの毛虫は、
アカモンドクガの幼虫。歩くのが速い速い!)

(緑の葉に白い幼虫、足が黄色い変わった配色)

今日はとても風が強い日で木が風に揺れるのを見ていると、
先日読んだ本に出ていた「木と風の関係」というフレーズが
心の中を通り過ぎていきました。
のんびりしすぎて帰り道はアッという間に雨に降られたのですが
登り道の道すがら「雨が葉を濡らすときに、葉のミネラルが
雨水とともに落ちて来る・・」話を一緒にしていたので
雨の中を口を開けながら歩いて帰って来たのでした。

コミスジ。(9/27*木)

2007-09-27 | 生き物大好き!
最近、夜はずいぶん涼しくなりました。
晴れた夜は、お月さまがきれいで思わず見とれてしまいます。

朝のお散歩で飛んでいたのはコミスジ。
あまり羽ばたきせずに独特の飛び方をする蝶ですね。
羽を広げてとまる姿勢も個性的。

今日はそっと近づいて写してみました。
ちょっと羽が傷んでいますが
グリーンの金属光沢のような体の色が解りますね。

少し離れて写し始めて、少しづつ
驚かさないように近づいていきます。

イヌタデ。(9/26*水)

2007-09-26 | 植物大好き!
最近、あちこちで目につくタデ科の植物。
場所によって趣も違って見えます。
この場所にあるイヌタデの群落は、とても上品できれいでした。
さすがトラノオの仲間だという雰囲気があります。

イヌタデは犬蓼という和名で、葉に辛味がなく
役に立たないというところからついた名です。
そういえば、植物にはイヌやカラスが
つく名がいくつもありますね。

このイヌタデはアカマンマとも呼ばれ、
小さな頃は、おままごとなどに使って遊んだ
とても身じかで、親しみのある植物です。
きれいなピンク色のツブツブが魅力でした。

絵画ワークショップ。(9/25*火)

2007-09-25 | アート大好き!
今日の夕方は、お知り合いの方から頼まれて
絵画ワークショップをしてきました。
金沢市の養護学級や保健の先生たちの会合の場です。
全員で30人位集まってワイワイ楽しみました。


この絵画ワークショップは、自分で企画構成したもので
「絵を描くと気持ちが癒されていく」という自身の体験から
考え出したものです。もちろん上手い下手は全然関係ありません。
描くことを純粋に楽しめればOK!

今日は最初、人の集まりがまばらだったので
ちょっと不安でしたが、進行していくうちに
いい場の雰囲気になってきました。
ワークショップの時間が事前に聞いていた時間より
短かったのでちょっとあせりましたが
臨機応変さをいつも求められる場でもあります。
どんな場になろうとも、精一杯やる!それができれば
いつも自分には○をあげます。
集まったみなさんの雰囲気を見ながら
用意したいくつかのワークを選びながら進めました。
やったのは、以下・・・

テーマ:絵画ワークショップ

1. インタビュー色いろバスケット
   *フルーツバスケットの変形。
    色をテーマにした問いに答えてもらいます。
ex:・茶色の生き物を飼ったことのある人(どんなペット?)
  ・髪を染めている人(今度産まれてくる時は、
    どんな髪の色になりたいですか?)
  ・最近3日間で赤いものを食べた人(それは何?)
  ・今年になって虹を見た人(どこで?)・・・ってな具合です。
2. あなたが心安らぐものひとつ、絵に描いてください。
   *あなたが今、ホッとするもの何でもOK!です。
3. 私の色は、何色?
   *さて、自分って色に例えるなら
    何色なのでしょう。
4. 形から連想して絵を描こう!
   *用意していった形から連想するものを描き込んで、
    一枚の絵にして下さい。
5. 思い出の中の色。
  *見えない袋に入れた絵具を、つかんでもらい、
   その色にまつわる絵を全員に描いてもらう。
   描き上がったら、それぞれに紹介しあう。

ワークショップは、やっている私自身も楽しめる場です。
みんなから出てくる形や色、その人その人の個性が楽しい!
最後のテーマの「思い出の中の色」は赤だったので
いろんな人の赤にまつわる絵と話が面白かったです。

私にとって赤の鮮烈なイメージは
2月の沖縄の赤花(ハイビスカス)の赤。
金沢は雪に埋もれて無彩色の時期に
沖縄では赤花が光にそよいで咲いていました。
それはなんて羨ましい風景だったことか。

そういえば奇遇にも今日はうちの赤花が
今年、初めての花を咲かせました。
去年の冬を乗り越えて、やっと咲いたこの赤花の花が
どんなに待遠しかったことでしょう。

医王山をお散歩。(9/24*月)

2007-09-24 | 自然大好き!
久しぶりに医王山をお散歩しました。歩きはじめて
往復2時間くらいの距離しか歩かなかったのですが
いつも歩いている町中の卯辰山より
ずいぶん山の雰囲気が味わえる場所です。
熊避けの鈴があちこちから聞こえてきます。

去年も秋に出会った
イシザワオニグモをあちこちで見かけました。
コロンとした体つきが可愛いクモです。
ジョロウグモは木の上の方で、
イシザワオニグモは木の下の方でよく見かけました。
ちゃんと住み分けをしているのでしょうか。

歩いていると何人かの人に出会ったのですが
腰に竹籠をぶら下げたおじいさんに出会ったので
どんな美味しいものを見つけたのか尋ねてみました。

見せてあげようか、といって籠から穫り出したのは
大きなイッポンシメジでした。「朝7時から来ているけど
これ一本や。いつもの年ならもっと出ているけどなぁ!」

それから、このキノコの食べ方や
キノコ採りをするきっかけなどを話してくれました。
後ろ姿まで雰囲気のあるおじいさんでした。



山道ではアキギリのブルーの花が美しい。
ヤマボウシの甘くて赤い実を味わいました。


まだ野鳥たちの渡りの時期には早いらしく、
カケス、メジロ、ヤマガラ、ホオジロ、ウグイス、
アマツバメの姿を見ただけ、遠くからはリズミカルな
キツツキのドラミングが鳴り響いていました。

ツリフネソウ。(9/23*日)

2007-09-23 | 植物大好き!
この季節、山の畑で咲き始めるのはツリフネソウ。
色も形もかわいい花です。
船を釣ったような形の花なので、釣舟草。
ホウセンカと同じ仲間なので、
種はパチンと割れて飛び散ります。
アップにすると、まるで大きく開いた口を覗き込んでいるよう!
喉ちんこまで見えませんか?


そして、サイドから見るとこんな感じです。
名前の由来が解りやすい花ですよね。


今日もゴーヤが見事です!
お隣の畑のおばあちゃんが育てている菊の花と
大根の間引き菜をもらいました。畑づくりをしているお年寄りと
おしゃべりしている時間は、いつもとても楽しい!

そして今日は、先日、河北潟で落としてしまったらしい
図鑑を捜しに行きました。見つかって喜んだのもつかの間。
昨日の大降りの雨で、散々な姿になっていました。
このまま帰るのもしゃくなので、帰りに河北潟にある
酪農屋さんがやっているアイスクリーム屋さんに寄りました。
美味しいアイスを食べながら、
そこで飼われている動物たちと戯れました。


生まれてからまだそんなに経っていない子ウサギを
膝に乗せました!連れて帰りたいほど、かわい~い。
子牛たちも、まだ小さくて瞳があどけない。
ポニーに近づくと、追いかけられました。
すっかり動物達に癒された時間でした。
やっぱり、生き物っていいなぁ!

映画「幸せのスイッチ」78点。(9/22*土)

2007-09-22 | 映画大好き!
県女性センターのフェスティバルで映画を上映していたので
観てきました。「幸せのスイッチ」、以前見逃していた映画なので
ラッキーでした。久しぶりの映画です。

沢田研二が三人娘の父親役で町の電器屋さんという設定。
安い大型店に客を取られながらも
アフターサービスや細かい雑用を売りに毎日大忙しの毎日!
現代っ子の娘、特に次女には
効率が悪い仕事としか思えないのだが
父の仕事を手伝うハメになり、
そこから初めて父親の仕事の大変さややり甲斐を
理解していく。それが次女が社会人として
成長していく姿と結びついていく、というストーリー。

次女のすねた感じがリアル感があって
可愛げがない女の子を好演していて笑えました。
誰でも若い頃に、こんな閉塞的な気持ちを
抱えたことがあるのかもしれません。
私にもそんな覚えがあるような。

この小さな電器屋さんは、
近所の寄り合いの場にもなっているし
どんな細かな仕事でも、二つ返事で答えていく。
そのサービス精神が町の人たちの心を掴んでいます。

今の日本では、小さなお店が大型店進出の影で
消えつつあります。値段の安さより、この社会は
本当はこんな心の安心が欲しいのだと思います。
でも、それにはその人が持つ商売根性というか
人間としての力量が問われる気がします。

そう考えれば、値段の安さだけで商売できるのは
反対にとても簡単なことなのかもしれません。
人間力の弱まってしまった現代では、
こんなふうにすれば生き残れると解っていても
容易いことではないのでしょうね。
仕事って、突きつめるとその人の持つ
人間力(人としての魅力)によるところが大きいのだと
この映画を観て、改めて感じました。

また、父と娘の微妙な心のすれ違いや
日本人独特の親子の情が
上手に描かれていた映画だったと思いました。

ススキのある風景。(9/21*金)

2007-09-21 | 自然大好き!
家の近くには川が流れています。
お散歩のコースは、この川辺から歩き始めるのですが
今朝は、ススキの穂と川面が太陽の光を浴びて
キラキラしていました。
何気ない風景ですが、身じかにこんな風景があるのは幸せ!
なんて、先日東京へ出かけてきた私は思うのでした。

すべては自分の足下にある。
それはとてもささやかだけれど
小さな自分の足下の環境を守っていくことが地球を守ること。
自分の回りの人たちと楽しくやっていくことが
人と人をつないでいくこと。
時々、欲張りして大きなものを求めすぎて
自分に無力感を感じることもあったけど
ささやかから始めよう!
それが大きなものにつながっているって、
今は実感できる自分がいます。

猫のポーズ4。(9/20*木)

2007-09-20 | 猫大好き!
今日も朝から暑い日でした。
家で仕事をしていて、ふと振り返ると
2匹が不思議なポーズで寝ていました。

何だかとっても仲良しの微笑ましいポーズですよね。

前庭には、いろんなチョウたちが蜜を吸いにやってきます。
ツマグロヒョウモン♀が美しい羽を広げてくれました。
アゲハも忙しそうに飛び回ります。


朝のお散歩に出かけてみたものの、あまりの暑さに
引き返し、夕方のお散歩に変更!
しかし、ヤブ蚊に追いかけられて刺されて散々でした。
ハシボスガラス、ハシブトガラスが川にはたくさんいました。
水浴びするもの、石についている虫をたべているもの。
カラスもあまりの暑さに、水辺にしがみついている感じでした。

ツユクサの顔。(9/19*水)

2007-09-19 | 植物大好き!
まだまだ残暑が続く金沢です。
この暑さがお好みなのか、川の近くでは
たくさんのブルーの花をつけたツユクサでいっぱいです。
ツユクサは、「梅雨草」ではなく「露草」と書くらしい。
ブルーの花色が、どうも梅雨の季節とダブりますよね。

近づいてみると、まるで誰かさんの顔のように見えます。
幼い頃、青い花びらを集めて
汁を絞って遊んだことを思い出しました。

残暑きびしい日々に
このツユクサのブルーは、ほんのひととき
目に涼しさを与えてくれています。

萩の花、フジバカマの香り。(9/18*火)

2007-09-18 | 植物大好き!
山を歩くと、あちこちで目につくのは秋の七草のひとつ、萩の花。
いつもの年より、今年は咲き始めたのが早い!と
新聞には書かれていました。
萩の花には、ピンクと白の花色がありますが私が近くで
よく見かけるのはピンクの花です。写真で撮ろうと思ったら、
なかなかきれいに写すのが難しい花だと思います。

そういえば先日、フジバカマの記事を載せましたが
昨日、キゴ山で偶然、野生のフジバカマを見つけました。
今はもう絶滅に瀕しているようで、
なかなか見当たらない花になっているみたいです。
先っちょを一輪だけ、いただきました。
葉や茎を乾かすとクマリンという芳香成分を放ち、
とてもいい香りがするらしいので、
ぜひ、試してみたいものだと思っていました。


生の葉や花は、ほとんど香りはありませんでした。
お部屋に吊るした一輪がドライになったので、香りを嗅いでみました。
なるほど~!茎や葉、綿のようになった花からも
ほんとにいい香りがします。上品な甘い香りです。
中国ではお風呂に浮かべたという。

身じかな植物を、うまく生活に取り入れて楽しんだ先人たち。
私ももっと植物たちと仲良くなりたいな、と思っています。

キゴ山で合宿。(9/17*月)

2007-09-17 | 人間大好き!
(ホテイアオイの花)

(研修館の中で見つけた蝶は、キマダラモドキでしょうか。
死んでいたのですが拾ってそばに置き、
渋くてきれいな羽の模様とともに過ごしました)

昨日今日の2日間は、ワークショップの勉強会を
している仲間たちと年に一度の合宿ワークショップでした。
今回は医王山の下のキゴ山で合宿をしました。
4つのワークショップを2日間にわたり、
それぞれ担当者がテーマを持ちよって作り上げるというもの。
今年のテーマは、「命」、「目に見えない大切なもの」、
「死」、「能登沖地震」でした。
私はこの中の「目に見えない大切なもの」を担当しました。

いつものメンバーが中心に集まり
リラックスした雰囲気の中で、テーマを深め合いました。



朝は早めに起きて、朝日が昇る山と空の風景を
窓から眺めていると、後でメンバーの一人が起きてきたので
一緒に空の変化を楽しみました。
空を見ながら朝のおしゃべりも楽しかった!
その後は、全員でお散歩!私が日頃、大切にしていることの一つは
きれいな空気を自分の体の中に意識的に取り入れることです。
きれいな緑の空気を深~く深呼吸することによって
体内でその空気が血液となっていく。
要するに自然と自分とが合流する感覚です。
毎日、山を歩いているうちにいつのまにか、身についていました。

ワークが終わり、仲間たちとサヨナラをして
午後に家に帰ると、玄関で待っていてくれたのは
涼し気なホテイアオイの花でした。
しばらく留守にしていた間に咲き始めたのですね。
とてもうれしいお出迎えでした。

東京、印象に残った人たち。(9/16*日)

2007-09-16 | 人間大好き!
東京・下北沢で偶然に入ったお店には、私が遠くから
いつも心の中で見つめているインディアンの世界がありました。驚き!
写真上は、熊をデザインした木彫りのものです。
トーテムポールなどでも動物たちの姿が刻まれていますよね。


(バッファローの歯がついた飾り物は、儀式に使われたようです)

かつて東京で自分が住んでいた場所に、たどり着くことが出来ました。
人は帰巣本能があるのでしょうか。
金沢に住みながら、いつかきっとまた訪れたい!と思っていた場所。

特に下北沢の街は、大好きな街でした。
ここで偶然に出会った3人の人を紹介します。
名前はよく分からないので
私がネーミングした名前で!
まず、「ターコイズ・アイ・小林」
「ピーコックの赤いサボテンの花」、
「アフリカの優しい風人」。
きっと読んでいる人には???の名前でしょうが。(笑)

まず「ピーコックの赤いサボテンの花」の人です。
ピーコックは、昔はおしゃれな下北沢のショッピングセンターでした。
その中も懐かしくてひと回り!
けれど、中は以前とは全然アプローチの仕方が違う戦略で
客層をゲットしているようです。その変貌も感慨深い!
時代に乗れないと生き残れない商売の裏側の苦労も感じます。

そこでヨーグルトの試食販売をしていたおばさん。
新商品は、サボテンの実を混ぜてあるそうです。
ピンク色のサボテンの実の入ったヨーグルトを試食しながら
何故か話が盛り上がり、話しながら手のつけてないヨーグルトを
1個づつ娘たちに食べなさい!とその場で開けてくれたのです。
私にまでくれようとするので、それはちょっと遠慮!(笑)
60才という年より若く見えるおばさんに、そういうと
メガネを外して、顔を見せてくれて・・笑えました。
彼女は、まるでサボテンの花のようにステキでした。

「アフリカの優しい風人」は、下北の入ったお店で出会いました。
アフリカの人で、笑顔が優しい体の大きな男性でした。
天然石を使ったネックレスをひもで編んでいましたが
そのアクセサリーが、他のたくさんのお店のものより
個性的でステキでした。でも、値段もちょっと高め!
一目で気に入ったものがあったので
値段交渉!手に入れば私のところに来る運命。
入らなければ、あきらめるだけです。
思いがけず、1000円値切ってゲット!
そのお気に入りのネックレスは、その日私が着ていた濃いピンクの
インド綿の服と、あまりにもマッチしすぎていました。

さぁ、最後の「ターコイズ・アイ・小林」くん。
下北沢でいろんなお店を見て楽しんだのですが
何故か偶然?私を惹きつけたお店は、インディアンの香りがしました。
私が今、尊敬している人種があるとすれば先住民の人たちです。
自然を傷めることなく、共に生き続けてきた人たち。
目の前のものやお金より、生き方そのものを大切にしてきた人たち。
そんなスピリットを知り、どれだけ心が震えたことでしょう。
そんな人たちが、まだこの星には確かにいるのです。


大好きな星野道夫さんの本で知ったワタリガラスの神話。
そのストーリーを現した銀のアクセサリー。

先住民族の人たちの作った彫り物、動物たちをモチーフにした
デザインの素晴らしさ!それが目の前にありました。
思わず、しげしげと眺めお店の人に話しを聞きました。
とても若く見えた彼は38才だそうですが、
まるで初めて会う人じゃないように
ワタリガラスの神話の話をしたり、先住民の人たちの話で
盛り上がりました。お店の中で目立ったのはターコイズブルーの
石の色。私の大好きな深くて明るいブルー。
彼のイキイキとした目が印象的でした。名は小林さんというらしい。
こんな場所で、出会うと思わなかったこの空気感!
何だか感動もんでしたよ!値段が高すぎて、
ステッカーぐらいしか買えなかったけれど
写真をたくさん写させていただきました。
最後に、日本のアイヌの話をしました。
そうなんです、日本にもほんとはちゃんといるんですよね
先住民族が!その歴史は、アメリカなどの先住民たちと同様
悲しい歴史です。「ベールで隠している、
本当の姿をアイヌの人たちが見せてくれたんですよ!」
そんなふうに話す彼の背後に、
大いなるスピリットの影を感じたひとときでした。