線路端日誌

東海地方の鉄道を中心に、細かいネタからこつこつと。

黒部峡谷鉄道を撮る

2007年09月14日 13時07分54秒 | 私鉄(北陸)
寺田付近で富山地鉄を撮影したあと、宇奈月温泉へと着きました。この駅周辺で、黒部峡谷鉄道を撮影しました。

富山地鉄の宇奈月温泉駅のホームから、黒部峡谷鉄道宇奈月駅の構内を見渡すことが出来ます。構内では、到着した列車の機関車、貨車、客車の入換作業が頻繁に行われていました。


EDR型機関車

公式サイトの車両紹介によると、このEDR型は、EDM型に出力増強等の改良をして誕生したものだそうです。Dは動軸4、Rはリニューアルの意。EHRというのも存在していますが、この日は見られませんでした。


DD型

奥の車庫にはこんな機関車が。ディーゼル機関車で、電化されていない黒薙線への貨物輸送等に活躍しているそうです。なかなか走っている姿を見ることは出来なさそうな機関車です。

このほか、凸型電機ED型は、入換作業に従事する姿を見ることはできたのですが撮影は出来ず。昭和10年前後製造のかなり古い機関車であり、現役なのには驚きます。


1000形

続いて客車。おなじみの開放型客車ですが、トンネル内では寒そう…


2500形

「リラックス車両」と呼ばれる車両で、窓が閉められます。乗車の際には通常料金に加えて特別料金が必要となる特別車両の一種です。

公式サイトによると、大正時代製造の単車も残っているそうです。さすがに客用には使わないでしょうが…


オト形

貨車は、客車等よりもさらに小さいものでした。写真では、何か積んでいますね。

ひととおり撮ったので、山彦橋を望める展望台へ移動します。
途中、駅構内にこんな列車が出てきていました。



撮影ポイントに移動して待っていると、この編成のまま橋を渡って山の中へと消えて行きました。


新山彦橋を渡っていく

人もちゃんと乗っています。立派な客貨混合列車ですね。


こちらは客車列車

客貨混合列車を撮った後しばらくすると、逆方向から客車列車がやってきました。全車が特別車両。まだ早い時間だったせいか、編成は短く、機関車は単機でした。

撮影はこれぐらいで切り上げ、地鉄線で山を下りました。今回は乗車しませんでしたが、今度来る時には乗りたいところです。

富山地鉄を撮る

2007年09月14日 00時02分34秒 | 私鉄(北陸)
立山線と本線の両方が撮ることのできる場所、ということで、寺田ー越中舟橋間で構えることにしました。このあたりの田んぼは、どこも稲穂が頭を垂れ、そこに朝露がおりていました。


元京阪3000系、現富山地方鉄道10030系

10030系は現在では2両編成8本と、富山地鉄の中で大きな勢力となっています。足回りは元営団またはJR車のものということですが、どちらにせよ乗り心地は良好でした。


普通富山行き12列車

富山地鉄のオリジナル車、14760形。塗装パターンが2つ存在しますが、この写真では登場時の塗装で4両編成が揃いました。


後ろ2両は14760形。

先頭1両が、クハ170形です。全5両のうち4両はこのタイプの顔で、10020形中間車からの改造車という経歴を持っています。現在の地鉄はワンマン列車主体となっている関係で、出番は減っているようです。


快速急行富山行きB114列車

快速急行は、平日朝の上り列車に2本設定されているだけの種別で、今回の撮影のある種「本命」はこれでした。しかし、14760形2本連結の4両編成で来るとは思っていなかったので驚きました。前2両が新塗装、後2両が旧塗装。しかし、いったいいつになったら統一されるのでしょうか。
この快速急行、幕がないようで、2本とも窓の部分に「快速急行」と掲示し、幕は「急行」でした。


170形+14720形

14720形は1962年製、富山地鉄では最古参の車両。なお、2両目がこの形式です。そろそろ後継車を…というところですが、結構、綺麗に使われているように見えました。


171

同じ170形でも、ライトの離れ具合が違うように見えるのは気のせいか本当か。

ひととおり撮った後、次の目的地・宇奈月温泉へと向かいました。