線路端日誌

東海地方の鉄道を中心に、細かいネタからこつこつと。

キヤ141系、金沢へ

2007年12月22日 13時05分32秒 | JR(北陸)
昨日、キヤ141系が金沢へやってきました。


金沢ー西金沢にて

12:30頃通過して行きました。おわら臨でキハ181系を京都から金沢まで持ってきたときと、ほぼ同じダイヤでした。逆光でもいいや、と開き直ってこの場所で撮影したのですが、太陽をバックにした構図というのはやはり難しいです。流し撮りもシンクロしきれていないため、写真は撮影後に少しいじりました。

このキヤ141、電気関係の計測装置は備えていないそうで、現在もクモヤ443系が時折走っている模様。いつ撮れるやら・・・

JR東海、3月15日ダイヤ改正

2007年12月21日 14時09分09秒 | JR(東海)
JRグループ来年3月ダイヤ改正の詳細が、昨日各社から発表されました。
当ブログではJR東海についてみていくことにします。

『平成20年3月ダイヤ改正について』JR東海 詳細PDF

新幹線では、
・毎時2本の博多「のぞみ」のうち1本をN700系に。N700系の列車増加
・朝夕の東海道・山陽直通列車増強
・東京~広島間で「のぞみ」を毎時3本に増発
・全ての列車が品川・新横浜停車に
・「ひかり」の運行体系変更及び増発、増停車の実施
・「こだま」の増発及び区間延長
が行われます。

一方在来線では、
・特急列車の時刻変更
・名古屋発7時台、高山発12時台の「ひだ」を設定、名古屋14時台と高山17時台発の 季節臨への格下げ
・名古屋都市圏の中央線と東海道線で快速・普通列車を増発
が行われます。

細かい部分ですが、注目したいのは名古屋都市圏の快速・普通列車。
・キハ85系使用である「ホームライナー岡崎1号」消滅
・朝に名古屋発武豊行き普通列車を新規設定
・共和行き普通列車を新規設定
の三つが、ファン的には面白いところでしょうか。

「~岡崎」は、わざわざ岡崎までキハ85系を回送してまで走らせていた列車で、東海道線におけるキハ85系の定期列車の東限となっていました。快速列車の増発の陰で、あまり注目されずに消えていくことになるのでしょう。
東海道線と武豊線の直通列車は、これまで快速と区間快速で行われてきましたが、今回初めて全区間普通として直通列車が設定されました。東海道を走る気動車鈍行が一本増えたことになります。駅間距離があるので、快速と同じぐらいとばすでしょうが。
共和行きは、一瞬「既にあるのでは?」と思ってしまいましたが、新規設定です。共和行き、笠寺行き、刈谷行きと、名古屋から岡崎までの間で普通列車はこまごまと運転区間が設定されています。時刻表を見ていると興味深いです。

在来線では、大きな変化がもうひとつ。PDFファイルの一番最後のページの、一番下には、「銀河」の廃止という文字がありました。この時が来てしまいました。

名鉄、モノレール線を来年廃止へ

2007年12月20日 16時19分23秒 | 名鉄
去る12月17日、名鉄からモンキーパーク・モノレール線を廃止するという発表がなされました。今日廃止届出を提出し、来年12月27日限りで営業終了となります。

『モンキーパーク・モノレール線の廃止届出書提出について』名古屋鉄道

輸送人員の減少と車輌・施設の老朽化が進んでいることから、廃止を決定したそうです。

モンキーパーク・モノレール線は、1962年、犬山線犬山遊園駅と日本モンキーパークを結ぶ輸送手段として開業しました。途中、犬山成田山への最寄り駅として成田山駅があります。険しい地形がモノレール採用の決め手のひとつだったのでしょうが、各種雑誌等によりますと、後の羽田モノレールのテスト的な性格を持った路線であったともいわれています。近年では、ゲームソフト「電車でGo!名鉄編」で登場路線として採用され、このシリーズで唯一運転できるモノレール路線ということで、モノレール線をご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

車両は開業当初からのMRM100・200形3両編成2本が使用され続けてきました。登場時は銀色地に赤帯の塗装でしたが、現在は一本がケーブルテレビの車体広告車、もう一本は名鉄100周年記念塗装となっています。多客期には2本をつないで走ることも可能となっており、輸送需要に柔軟に対応できるようになっています。

モノレール車輌は名鉄の営業用車輌では7000系に次いで古い存在となっているため、いずれはこのような時が来るかもしれない、とは思っていました。しかし、決まってみるとやはり寂しいです。小さい頃から、見たり、乗ったり、撮ったりしてきた路線・車輌ですから・・・


今年のGWに見られた、2本連結の6連(再掲)

681系の小変化

2007年12月14日 23時48分47秒 | JR(北陸)
鉄道雑誌にも記事が乗っていましたが、681系の非貫通型先頭車では、最近前面ライトの間への手すりの取り付けが進んでいます。先日、「NO.DO.KA」のついでに試作車1000番台を撮ったのですが、後から見ると、この編成にも手すりが付いていました。


T07編成。西金沢ー金沢にて


拡大するとこんな感じです

手すりが付いたものの、足場が見当たらないのですが・・・
何のための設置なのか、よく分かりません。

名鉄、新可児ー御嵩間の廃止を地元へ打診

2007年12月13日 18時08分05秒 | 名鉄
今月11日に開かれた御嵩町議会で、名鉄から新可児ー御嵩間の廃線を見込んだ打診があったということが明らかにされたそうです。

『名鉄が広見線存続で打診 新可児ー御嵩区間』岐阜新聞、2007年12月12日

登壇した議員からの質問に対し、町長が「名鉄から地方公共団体として広見線の方向性や考えを来年末までに提示するよう唐突に話があった」と答弁したことで、存続問題が明らかになりました。期限付きで提示を求めてきた新可児ー御嵩間の利用者はここ10年で半減以下となり、営業係数は356円という状況。今後について、可児市は本年土中に発足する公共交通会議で検討、御嵩町としても鉄道対策懇談会を立ち上げ、存続ありきで対策をとっていく、とのことです。

名鉄広見線のうち、犬山ー新可児間は名古屋方面への直通列車も多数設定されていますが、今回の新可児ー御嵩間は、現在では朝夕を除いて区間内折り返しの運行形態をとっています。一時期LEカーが営業運転していた時期もありましたが、現在では電車のみでの運行です。2001年まで八百津線が明智から分岐していたこと、3400系がさよならイベントで走行した区間であることから、遠方のファンの方にも少しは覚えのある区間かもしれません。

同じエリア・同じような距離で、2001年9月限りで過去のものとなった八百津線は、廃止届出時の記事によると営業係数が367でした。新可児ー御嵩間の営業係数もこれに近いわけで、八百津線のようにならないために、沿線自治体としてどのような対策を打ち出せるか。ここ10年ほどで、岐阜県内の名鉄路線は次々と姿を消しました。広見線末端部も、そのようになってしまうのでしょうか。

長良川鉄道でラッセル車試運転~新聞より

2007年12月08日 11時23分33秒 | 私鉄(東海)
美濃太田から、長良川沿いに北濃まで北上する長良川鉄道。ここでもラッセル車の試運転が行われたそうです。

『線路の雪は任せろ!長良川鉄道でラッセル車試運転』中日新聞

機関車というより、モーターカーという方がふさわしい、小さなラッセル車です。ウイングやフランジャーの作動状態や、ブレーキの制動試験を行ったそうです。写真も付いています。このモーターカー、こんな色だったかな…

福井鉄道、12月ダイヤ改正を発表

2007年12月07日 21時03分05秒 | 私鉄(北陸)
福井鉄道から、12月16日よりダイヤ改正を行うという発表がされました。

『ダイヤ改正のお知らせ』福井鉄道(PDFファイル)

10月に新幸橋が開通したことで定時運行が可能となったことを受け、武生新~田原町間の所要時間短縮を図ったダイヤ改正を行うそうです。発表された内容は、以下のとおりです。

・昼間帯の武生新発列車を全て福井駅前行きに変更(現在は田原町行き)。
・田原町ー福井駅前間でシャトル便を毎時2往復運行。武生新発着列車とは市役所前で接続。シャトル便には800型を基本的に使用
・武生新7:32発急行列車を毎日運行に(日・祝の武生新7:00発急行は廃止)

福鉄は、昨年春の旧名鉄車導入に伴うダイヤ改正以降、武生新方面・田原町、両方面からの列車のほとんどが市役所前で一旦“ヒゲ線”へ入り、福井駅前へと立ち寄る運行形態となっていました。この運行形態は短命に終ることになります。

使い勝手の変わるダイヤ改正ですが、改正日の1週間前の発表という急な発表には驚きました。利便性向上による乗客増を狙ってなのか、合理化なのか、どちらと見たらいいのでしょうか。もうひとつよく分からないのは、市役所前~田原町間は毎時2本になるのか、どうか、ということです。武生新発の昼時間帯列車を、全て福井駅前行きとする、とプレスリリースにある一方、市役所前で接続するシャトル便は毎時2本。時刻表はまだ発表されていません…

ともあれ収容力の小ささから出番の少なかった800型が、ここでようやく脚光を浴びることになるわけなので、また見に行こうと思います。


市役所前にて

NO.DO.KA、金沢以西へ

2007年12月06日 17時46分11秒 | JR(北陸)
新潟のジョイフルトレイン「NO.DO.KA」が、金沢以西へと足を伸ばしました。この時期の金沢としては天気が珍しく良くなったので、撮影してきました。昨日加賀温泉へと送った団体客を迎えに、ひとまず大聖寺まで回送されるシーンです。


西金沢ー金沢にて

これまで撮影したのは天気が悪い時ばかりだったので、このように綺麗な青空の下で撮るのは初めてでした。最近は、この手の展望席を備えた車両は新たに登場しなくなりましたね。

この「NO.DO.KA」、形式としては485系ですが、もとは三両ともサロ189形なのですね。まったく面影はありませんが。

EF81 142号

2007年12月02日 16時08分28秒 | JR(北陸)
東金沢へ行くと、EF81 142号機が停まっていました。
JR東日本時代の名残で「赤2号」を纏っている車輌なので、見かけると「おっ」と思います。出発を待って、東金沢駅の側で撮影しました。


ポイント通過後のため、車体が傾いた

日本海縦貫線系等ではEF510形の投入が毎年行われていますが、この車輌はEF81の中でも新しいグループであり、今後も活躍が期待できると思われます。しかしいつ更新されるやら。