線路端日誌

東海地方の鉄道を中心に、細かいネタからこつこつと。

福鉄200型以外の現況

2007年05月31日 09時33分35秒 | 私鉄(北陸)
モハ203編成を追いかける合間、他の車両についてもチェックしてみました。880形は、だいぶ広告車が増えました。


882-883。新福鉄色。市役所前付近にて


884-885。「県民福井」ラッピング車。武生新付近にて


886-887。「NTTドコモ」ラッピング車。公園口にて。 


888-889。「コカ・コーラ」ラッピング車。市役所前ー福井駅前にて。

色とりどりの路面電車が走り回る姿は賑やかでいいものです。岐阜時代は赤一色しか身に纏わなかったので、新福鉄色も含め、どれも880形には目新しく感じます。

880形現況 武生→
 880-881 新福鉄色
 882-883 新福鉄色
 884-885 県民福井全面広告車
 886-887 ドコモ全面広告車
 888-889 コカ・コーラ全面広告車


西武生駅に進入する770形。

一方、770形には車体全面を使った広告車はありませんでした。
2編成の側面に、小さめに広告が掲示されているだけです。

770形現況
 770-771 新福鉄色(側面にラブ・アースの広告)
 772-773 新福鉄色
 774-775 新福鉄色
 776-777 新福鉄色(側面に労働基準監督署の広告)

在来車ですが、600形601、602号は西武生に留置されたまま。610形は見つけられませんでした。掲示板の情報によりますと、現在工場に入っているとか。

これらは、5月27日現在での見たまま情報です。スポンサーが同じままでも、ちょくちょく絵柄が変わったりするので、観察の続け甲斐がありそうです。

福井鉄道モハ203編成

2007年05月27日 23時20分50秒 | 私鉄(北陸)
福井鉄道モハ200型第3編成が急行色(初代塗装)に復元されたということが話題になっています。Cat‐Tramさんや、T.Shimadaさんがブログで取り上げられています。走り始めてから1週間以上たった今日、私も出かけてきました。


通称“ヒゲ線”へ入っていくモハ203編成。

この塗装は、200型が登場してから1984年ごろまで纏っていた塗装なのだそうです。そのころは他の車両も同じような塗装を纏っていましたが、この200型は白帯によって急行車である事を示威していたといえます。白帯によって他の車両よりワンランク上の車両であることを示すのには、名鉄7000系も以前そうだったのを思い出します。


880形と並ぶ。 市役所前にて。

旧岐阜車導入以前の車両は、現在では収容力を生かせる朝夕中心の運用になっています。しかし、この日は昼間も203編成が運用についていました。旧塗装復元のお披露目でしょうか。


復元されたヘッドマーク。丸の中は「福鉄」

どうしても、旧書体の「福」は出せませんでした。悔しいです。
この看板、なかなか様になっています。雰囲気が一番大事なのです。

当日、880形と770形の車体広告の状況もだいたい把握することができました。またぼちぼち書きたいと思います。

「ホリデーライナーかなざわ」登場

2007年05月26日 19時16分14秒 | JR(北陸)
今日、JR金沢駅周辺では新たな商業施設がオープンしたそうです。これにあわせて、富山発金沢行き快速も列車名を改めて登場です。


疾走する「ホリデーライナーかなざわ」。 森本ー津幡間にて。

一番列車に使用されたのは、クハ455-47以下3連でした。今日は2本とも新北陸色の475系が使用されていました。ヘッドマークの掲出は金沢方先頭車のみでした。少し寂しい気もします。


ヘッドマークのアップ。風でホロが膨らんでいる。

快速とはいえ線形の良い区間ではとばすようで、急行列車の雰囲気を味わうことができるかもしれません。

越美北線復旧記念:「おくえつ号」運転へ

2007年05月25日 21時43分12秒 | JR(北陸)
6月30日、約3年ぶりに越美北線が復旧します。それにあわせて、国鉄色キハ58・28を使用した臨時列車が運転されることが発表されました。越前大野の国鉄色キハ58は離脱しているので、恐らく高岡車でしょう。

『越美北線全線復旧記念臨時列車「おくえつ号」の運転』JR西日本

「おくえつ号」は1980年から'97年まで越美北線で運行されていた臨時快速列車の愛称名です。“リバイバル”という冠が列車名に付かないのは、往年の「おくえつ号」はキハ23・53形、キハ120形が使用されていたためでしょうね。

「おくえつ号」の運行日は6月30日(土)と7月1日(日)の2日間。福井ー越前大野間を1日1往復します。各駅停車で、かつ全車自由席なので乗車券だけで乗ることができます。写真を撮りたい人にとってありがたいことに、福井から越前大野までの往路では、美山駅で12分の行き違い待ちがあるとのことです。

今回は発表されませんでしたが、越前大野駅ほか主な駅で「おくえつ号」運転にあわせたイベントも予定されているそうです。6月上旬には発表されるそうなので、こちらは待ちましょう。


福井駅に佇むキハ58 1114。当日は国鉄色キハ58が使用される。

名鉄2200系にもポケモンラッピング車登場へ

2007年05月23日 21時10分24秒 | 名鉄
「劇場版ポケットモンスター」共同プロモーションの第2弾として、新たに2200系1本がポケモンキャラクターラッピング車両となり、「ラブピカ号」として運行されることが名鉄から発表されました。運行開始は5月27日。当日は中部国際空港駅で発車式が行われるとのことです。

『ポケモンキャラクターをラッピングした2200系車両「ラブピカ号」の運行を開始』 名古屋鉄道


2200系のラッピング車は初となる 山王ー金山間にて。

ニュースリリースにイメージ画が載っています。外装にラッピングが施され、さらに一般席車内にはポケモンのポスターが掲出され、室内の宣伝物ほぼすべてをポケモンで統一するという力の入れようです。

ポケモンキャンペーンには名古屋グランパスエイトも参加するそうで、トヨタスタジアムでイベントが行われます。それにあわせて、ラッピング車が豊橋行き特急と三河線普通に運用されることも発表されています。豊橋行き特急には2200系ラッピング車、三河線普通には3700系が運用されるとのことで、ファンとしてはこちらも注目です。豊橋行き特急には、今のところ2200系は定期で充当されていませんし、都市型ワンマン線区となった三河線に3700系が入線することは久しぶりのことです。

運転期限は、9月2日まで。他のラッピング車(2011F「ポケモンμスカイ」、3703F「ドキドキぼうけんランド号」)も同じ日までの運行と書かれています。当初は8月限りとのことでしたから、少し延長されたことになります。


3703F(画質悪い…) 堀田にて


2111F、「ポケモンミュースカイ号」。神宮前にて。

※当初「ラッピングは両先頭車2両」と書きましたが、画像掲示板等を見るに6両全部にラッピングが施されているようです。そのため文章を一部訂正しました。失礼いたしました。

高山本線復旧、正式発表

2007年05月22日 19時44分48秒 | JR(東海)
昨日、不通中の高山本線角川~猪谷間の運転再開予定日が発表されました。

『高山線全線の運転再開について』JR東海

運転再開予定日は、9月8日だそうです。夏の18きっぷの期限ぎりぎりか、切れて間もない頃ですね。また、「おわら臨」も間に合いません。結局、金沢にいる大学4年のうちで、JRからの直通おわら臨を撮るチャンスはなくなってしまいました。

新聞記事でも報じられています。
『JR高山線、9月8日に全線再開 約3年ぶり』岐阜新聞、5月22日

一時は52キロが不通になってしまったわけですが、3年かけて、復旧が実現します。廃止にならなくて一安心、と、JR東海に感謝ですね。


小さい画像ですが、濃飛バスによる代行輸送を。

「元気宣言、能登」七尾線ヘッドマーク

2007年05月19日 13時21分15秒 | JR(北陸)
4月末から6月までの予定で、七尾線415系11編成に前後で異なるタイプのヘッドマークが取り付けられています。


475系急行色と並ぶ。 金沢駅にて。

能登の地震から2ヶ月近くたちました。最近聞いた話ですが、のと鉄道穴水駅では
待合室のテレビが落ちて壊れてしまう揺れだったそうです。


七尾方ヘッドマーク。

「元気宣言、能登」タイプが付いています。489系「能登」のヘッドマークの片隅にでもつけておけば、もっとアピールできるのでは?と思いました。大都市圏では、電車は走る広告媒体ですし。


金沢方ヘッドマーク。

金沢方先頭車のヘッドマークは、「やっぱ能登はいいぞいね」。いいよね、という言葉が能登の方言では「~ぞいね」だということを、このヘッドマークで初めて知りました。金沢では「~がいね」「~やさかい」なので。たとえば、「新幹線なんて造らんでいいがいね」なんて感じで。

6月末まで掲示される予定ですが、その後このヘッドマークはどうなるのでしょうね。

種別の英訳:Semi? or Sub?

2007年05月18日 19時12分23秒 | 名鉄
国際化とやらの昨今ですが、この国には「準急」や「快速特急」、「快速急行」など、どう英語に訳したらいいのかいま一つ分からない列車種別がいっぱい。そんな中、名鉄では同じ「準急」や「回送」でも、瀬戸線と本線系で英訳が異なります。


本線系、3500系の「準急」。英訳は、「Semi Express」。


瀬戸線、6757の「準急」。英訳は、「Sub Express」。

どっちが正しいのでしょうか。私には分かりません。
瀬戸線と本線系を意図的に分けているわけではないはずです。

名鉄では、1999年ごろからローマ字併記の種別・行先表示幕への交換が少しずつ進められていました。その時は種別の英訳として、「準急」では Sub Express、「回送」では Out of Service が使用されていました。特急や急行、普通の英訳は、今と変わりません。

しかし、2004年から方針が変わりました。2004年は、翌年の空港線開業に向けて、7000系も含めた種別・行先表示幕の交換が加速していた年でした。その際、新しいタイプの幕が採用されたのです。この時の幕が、3500系の写真の幕です。「準急」では Semi Express、「回送」では Not in Service が採用されました。どうもこの変更が決まったのは急だったのか、2004年5月に先行落成した2000系は、登場当初の回送表示には Out of Service という英訳が付いていました。いつからか、変わってしまいましたが。
英語訳とは関係がありませんが、特急、快速急行、急行は、幕の色も若干変わりました。

瀬戸線は、車両数が多くないことから2004年以前に旧タイプのローマ字併記幕への交換が完了していたようです。本線系で新しいタイプの幕が採用されるようになってからも、こちらの幕は旧タイプのまま残りました。そのため、本線系と瀬戸線車両では種別幕の英訳が異なる状態となりました。

瀬戸線車両は、このような細かい点でも本線系と異なるのですが、恐らく、新しく投入される車両では本線系と同じになるのでしょうね。

名鉄駅の列車案内装置

2007年05月17日 17時37分04秒 | 名鉄
ホーム上で列車の種別・行先を案内する装置は、最近ではLEDが主流になっています。名鉄もその流れの中にありますが、昔ながらの「行灯式」種別・行先案内装置が太田川駅に残っています。


次発列車は全車特別車特急河和行き4両編成。 太田川駅にて。

原理はいたって単純。灯りを灯して、伝える情報を照らしだすだけです。ただ、多様な行先にはどうしても対応しきれないことから、パタパタと板が切り替わる方式や、LED式などへと多くは切り替えられました。


1000系特急が入線。

このタイプの装置は、私が写真を撮りだす様になった頃でも支線区では結構残っていました。揖斐線黒野駅や忠節駅にもあり、廃止まで使われていましたので、眼にされた方も多いはずです。路線廃止後、一部は鉄道部品即売会でオークションに出されていましたので、お金持ちのどなたかがお持ちのはずです。
古い本を見るに、かつては神宮前駅や堀田駅もこのタイプの案内装置だったようです。種別・行先の多様な名古屋本線だったことから、もっと表示の種類が多かったことでしょう。


おまけ:名鉄名古屋駅の案内装置。

液晶ではなくブラウン管テレビを使用したものです。これはこれで見やすいのですが、いつまで残るやら。

福井鉄道モハ200型近況

2007年05月16日 21時49分59秒 | 私鉄(北陸)
旧名鉄車によって車両の近代化が図られてから、早一年たちました。従来車は朝夕中心の運用となり、武生新や西武生で昼寝をする姿を見ることが多くなりました。

現在残っている従来車の中で最も人気が高いのは、おそらくモ200型でしょう。昭和30年代に製造された、「湘南顔」の連接車です。3編成が在籍していますが、うち2編成の塗装に変化があったとのことで、岐阜から金沢へ帰る道すがら立ち寄ってみました。


西武生の側線に佇むモハ201編成。

以前生命保険の広告塗装をまとっていたモハ201編成は、クリーム色に紺帯の旧来の塗装に戻されました。塗り立てなのか、少し違和感を覚えます。


かたわらにはモハ141。西武生にて。

昨年10月14・15日のさよなら運転後、どこかに保存されるという話がありましたが、まだ行く先が決まっていないのでしょうか。さよなら運転時でも相当痛んでいるように見えたのですが、心配です。


おまけ:日刊県民福井車のデザインが変わっていました。武生新ー西武生にて。
かつて岐阜で走っていた、770系による中日新聞ラッピング車とデザインが似ています。


モハ202編成、まさかの新塗装。福井駅前にて。

ドコモの広告をまとっていたモハ202編成は、旧名鉄の小型車と同じような塗装になりました。車体が大きいのを生かしてか、昨年新たに制定された福井鉄道のロゴマークが前面窓下と側面幕板部に入っています。

今回、203編成の方は見ることができませんでした。入庫しているのでしょうか。モ880形の広告塗装車にも変化が出ているらしいので、またそのうちに出かけてみたいと思います。