線路端日誌

東海地方の鉄道を中心に、細かいネタからこつこつと。

西鉄宮地岳線2:香椎からゴルフ場まで

2006年12月31日 12時12分48秒 | 鉄道
EF81を撮るなどしながら門司から下り、香椎に着きました。
乗り継ぎ駅ではないのですが、JRの香椎と西鉄香椎とは、商店街を通ってすぐ。
松本清張『点と線』で登場するルートです。



走る電車は変わらないのに、駅ばかり立派になっていました。
3年前の春に香椎駅を訪れたことがあるのですが、その頃はまだ地平駅でした。


桜の木。3年前と変わらないのは、これぐらいでしょうか。

切符を買ってホームへ上がると、すぐに津屋崎行きがやってきました。
写真を撮る間もなく乗り込みます。
列車はワンマン運転。

面白かったのは駅到着前に流れるオルゴール。
何駅かに1度、チューリップの「心の旅」か「サボテンの花」が流れました。
ご当地、福岡出身のアーティストだからでしょうか。
それなら、「青春の影」や、井上陽水の歌も入れてはどうかと思いました。

昼間でも12分間隔の運転。しばしば行き違い待ちがあります。




2枚とも香椎花園にて。交換待ち間に撮影。

速くても時速70kmほどで走っては止まり、西鉄新宮へ。
ここから先が廃止対象区間。
次の古賀ゴルフ場前で降ります。



ずばり「ゴルフ場前」と付いた駅は、他に聞き覚えがありません。
背景の松の木がある辺りが、ゴルフ場です。

西鉄宮地岳線1:途中下車制度

2006年12月30日 21時55分02秒 | 鉄道
冬の18きっぷシーズンに入りました。
これを利用して、宮地岳線に乗りに行ってきました。

宮地岳線には途中下車制度がありました。
私鉄としては珍しいことかもしれません。


津屋崎駅の案内表示

上の写真にありますように、

・17キロ(運賃310円)より長い距離を乗車する場合、途中下車が出来る
・同じ運賃となる駅では降りられない。
 例えば津屋崎から貝塚までの切符を買ったら、千早では降りられない。
・回数券では途中下車不可。

とのこと。

これから訪問される際は、ご活用ください。


津屋崎から貝塚までの乗車券。「下車前途無効」の表示が無い。


貝塚から150円区間の乗車券。「下車前途無効」と記されています。

私がこの制度を知ったのは帰りの切符を買う時でした。
そのため、少し損をしてしまいました。

訪問記については、明日以降に・・・

いつまで残る?485系「雷鳥」

2006年12月27日 23時58分09秒 | JR(北陸)
来年3月ダイヤ改正の内容がJR各社から発表されています。
が、JR西日本からの485系置き換えに関する発表はありませんでした。

国鉄特急色の車両を使用して日常的に運転されている特急は、もはや「雷鳥」のみ。
パノラマクロを国鉄色に塗ってまで「雷鳥」を今の姿で走らせているのには、何か意地を感じます。
なんといっても、485系電車特急の歴史を物語る列車なのですから。


4041M特急「雷鳥41号」金沢行き 大阪にて。

国鉄色を塗りたくったパノラマクロ。もう見慣れてきました。


3504M 新快速敦賀行きと並ぶ「雷鳥」。
(途中で切り離されるため、行く先表示は「近江舞子」となっています)

以前公式発表されていたのでは、今年度末までに新型車両に置き換えとのことでした。
しかし、どうも来年度以降になりそうです。
北陸新幹線が開業するまで、もしかしてこのまま?

ぬれ煎餅届く

2006年12月23日 22時05分08秒 | 鉄道
11月にネット上で注文した、銚子電鉄名物「ぬれ煎餅」が、金沢の我が家に届きました。


箱にも、しっかりとイラストが入っていますね。


大手運送会社で荷物仕分けのアルバイトをした時、かなり乱暴に荷物を扱っているのを
見たことがあるので中身が心配でしたが、大丈夫でした。
ぬれ煎餅は割れにくいのでしょうか。

買ったのは、「うすむらさき」です。普通の味は、どうも私には味が濃すぎて…

一枚、早速取り出しました。
撮影後、私のお腹へ入りました(笑)


こんな紙が入っていました。
状況に応じ、新たに作ったようです。
誠実さを感じます。

届いたタイミングがよかったです。12月23日。
クリスマスプレゼントです。

JR東海、来年3月ダイヤ改正

2006年12月22日 23時11分34秒 | JR(東海)
JR東海から、来年春の在来線と、夏の新幹線のダイヤ改正が発表されました。

平成19年3月在来線ダイヤ改正及び平成19年7月新幹線ダイヤ改正について

静岡地区への313系投入が完了するのにあわせて、静岡地区を中心に列車の増発や運行パターンの見直しが行われます。

在来線のダイヤ改正は3月18日。
概要は、こちら。

1.静岡地区の東海道線で列車を増発
2.利用の多い区間で昼間時間帯の列車を増発
3.浜松~静岡間のホームライナーを増発
4.特急「しなの」金山駅停車列車を増加
5.快速「ムーンライトながら」の時刻修正
6.飯田線と中央東線特急「あずさ」との接続改善
7.東海道線新駅「野田新町」駅開業
8.特急「東海」を廃止
9.特急、ホームライナーの禁煙車を増やす

昼間時間帯の増発は、沼津・静岡・浜松の各都市圏とした近距離列車とのこと。
一方、富士~興津間、島田~掛川間では列車の運行本数の見直し、要するに減便が行われます。

新駅「野田新町」は、東海道線東刈谷~刈谷駅間に開業。
停車は普通列車のみです。

一番気になるのは、特急「東海」の廃止です。
これで、東海道本線のみを走る優等列車は特急「びわこエクスプレス」と急行「銀河」の2つだけになります。

ダイヤ改正の詳細は、こちらのPDFファイルに。

4枚目にポツンと書かれているのですが。
「セントラルライナー」の最高速度が、120キロから130キロに引き上げられます。
JR東海の快速系統での130キロ運転が、セントラルライナーで実現するとは。

北鉄石川線7200系の行先表示に変化

2006年12月20日 22時58分32秒 | 私鉄(北陸)
中間車を先頭車化した北鉄7200系の行先表示が、ダイヤ改正以後少し変わりました。
進行方向先頭車の窓ガラスの内側に、看板をぶら下げる方式なのは変わっていません。
変わったのは、表示が行先だけになり、ローマ字がついたことです。


こちらは、ダイヤ改正以前。
種別、行先が表示されています。


ダイヤ改正以後の写真。
種別表示が消え行先だけになりました。

アップの画像を。


石川線も国際化に合わせたのでしょうか?
けれども、ローマ字が小さすぎる気がします。
単純な運転系統ですから、外国人が迷うことも無いでしょうけど。

神岡鉄道の除雪車、新天地で再起

2006年12月19日 12時09分00秒 | 私鉄(東海)
廃止となった神岡鉄道で使用されていた除雪車が、樽見鉄道で初の試運転を行ったそうです。

『神岡の除雪車、樽見鉄道へ』中日新聞 12月19日
↓こちらは写真付です。
『神岡鉄道の除雪車両、樽見鉄道に貸し出し』岐阜新聞、12月19日

除雪車は、既に11月中に神岡から本巣へ運ばれていて、本巣で目撃されていました。
ラッセル、ロータリー、両方備えた優れものです。
18日、本巣と神海の間で初の試運転が3往復行われたそうです。

昨年度まではTDE10を2両連結して除雪を行っていました。
しかしそれでは不十分だったのは周知のとおり。
まして、除雪用のためだけに大型DLを所有するのは不効率です。
除雪車両の導入は効率化のためにも必要なことで、その点で樽見鉄道はラッキーでした。

記事の中で気になったのは、この除雪車、本年度は神岡鉄道から無償賃貸だということ。
来年度に「近代化補助金」を活用し、正式な購入を目指すそうです。

神岡鉄道観光化、再来年5月をめどに計画

2006年12月18日 11時02分43秒 | 私鉄(北陸)
11月30日で営業を終了した神岡鉄道ですが、飛騨市は観光鉄道として再生する方針を掲げていました。
このたび、鉄道再開が正式に決まったそうです。
どうも、DMVの導入も検討課題になっているようです。

『神岡鉄道観光鉄道化、08年5月めどに 飛騨市計画』 岐阜新聞12月16日付け

記事をまとめますと、以下のとおりです。
・施設を飛騨市が保有、運行は鉄道事業会社に委託する上下分離方式を採用
・財源として、三井金属鉱業からの寄付金15億円を充当。うち5億円が開業資金、10億円は
 経営が行き詰まった場合の軌道撤去費に。
・車両は新型とし、軌道と道路で利用できるマイクロバスサイズの車両などの導入も検討。
 おくひだ号や機関車も予備車として保存。
・誘客の柱は神岡鉱山の産業遺産や神通峡の渓谷美

“軌道と道路で利用できるマイクロバスサイズの車両”つまり、DMVでしょうか。
新型車両が導入されるのは以前報じられていましたが、おくひだ号ことKM151やKM101、
それにKMDD13も残すのは予想外です。

市長曰く、
「5年で黒字化できなければ存続の意味は無く、軌道は撤去せざるを得ない。成功させる自身はある」

産業遺産の観光と聞いても、あまりピンときません。
どこまで人をひきつけられるのか、注目です。

車内の栓抜き

2006年12月17日 14時01分04秒 | JR(北陸)
北陸地方に大量に残っている急行形電車。
どれもこれも古いのですが、テーブルのところに栓抜きまで残っている車両もあります。


クモハ475-17の車内にて。

現在では駅で瓶ジュースが売っているということも無く、無用の長物と化している装備。
傷が、この窓辺で過ぎた時間の長さを思わせます。

日本が上り調子の時代。
この栓抜きでジュースの栓を抜き、瓶を片手に談笑する旅行者たち・・・
昔の様子を、少し想像してしまいました。

看板使用の6040「新安城」行き

2006年12月16日 11時02分38秒 | 名鉄
名鉄では、行先表示に幕を使用せずにタテ看板を使用するケースが、築港線で常時見られます。
液晶表示の3150系などでは設定一つで表示が出来るはずですが、それでも看板を使用しています。

先日目撃したのは、幕に行先が入っているにも関わらず、西尾線でタテ看板を使用しているシーンです。


西尾駅にて。車両は6040F。

「新安城」のタテ看板は久しぶりに見た気がします。
6040Fは、この日新安城と西尾の間を普通列車でずっと折り返す運用に入っていたようです。
看板を裏返せば、あっという間に「西尾」行きを表示に。
わざわざ幕を動かすより、手早く表示を変えられるから板を使っていたのでしょうか。