線路端日誌

東海地方の鉄道を中心に、細かいネタからこつこつと。

名鉄柳津駅

2007年02月25日 18時17分11秒 | 名鉄
名鉄のローカル線、竹鼻線にある柳津駅。
曲線上に駅があり、ホームと車両の間とが空いて危ないとかで、移転するらしいです。


1800系の笠松行きが到着。

らしいです、というのは、記事を探してもウェブ上では見つけられなかったからです。
紙の中日新聞には、確かにそう書いてありました。


駅前には小さな商店も。

小さいながらも旧柳津町(現岐阜市)の玄関口で、駅員も配置されている駅です。
近くには巨大SC「カラフルタウン」や、病院があります。


駅周辺図。

「足元にご注意ください」というアナウンスが流れていましたが、それだけではやはり危ない、
ということなのでしょう。

竹鼻線には、まだSFカード対応工事の波は押し寄せていませんが、新・柳津駅を嚆矢として、
今後整備が進んでいくと予想されます。

豊鉄モ3702号、来月25日引退

2007年02月24日 18時04分11秒 | 私鉄(東海)
豊橋鉄道市内線の名物車両として親しまれていた、モ3702号。
名鉄からの譲渡車によって車両が一気に置き換わってからも残っていましたが、ついにラストランです。

『レトロ電車「モ3702号」さようならイベント』 豊橋鉄道

3月17日から25日の間で、色々とイベントが行われます。
さようなら運行が行われるのは17,18,24,25日。
24日は一往復、それ以外は2往復運行されます。
一般客が乗れないものもあります…

運転概要は、こちら(PDFファイル)

さらに、最終運行の後には赤岩口車庫で撮影会も行われます。
すべての形式の車両が並ぶそうです。

このほか、ラストランセレモニーや、他の車両へのヘッドマークの掲出なども行われるそうです。

私は一度しか乗ったことがありませんが、昭和一桁生まれの割には悪くない乗り心地であったように思います。
優れた車両だったからこそ、今まで残ってきたのでしょうね。

鉄道コレクション名鉄3700系

2007年02月18日 21時45分27秒 | 名鉄
Nゲージサイズの鉄道グッズ、鉄道コレクションシリーズ。
名鉄(旧)3700系2両セットが1月に発売されていましたが、ようやく手に入れました。


名鉄3700系セットは、最初から2両セット。

2両で1575円。
他のシリーズと異なり集めやすいのはいいのですが、1両あたりの値段は高くなります。それでも買ってしまうわけですが。


モ3706。

現在の名鉄にも3700系がありますが、そちらとは別物。
この3700系は、1950~60年代に、木造HL車から流用した足回りに
新造した車体を載せて誕生したものです。
登場時の塗装はクリーム+チョコレート色。
その後スカーレットに赤帯、クリーム色に赤帯などと変わり、最後は赤一色でした。
両開きドアバージョンの3730系とともに1997年まで走っていたのですが、残念ながら私は撮ることも乗ることも叶いませんでした。


ク2706。

高松琴平電鉄の車両とは異なり、名鉄バージョンは2両とも低運転台です。

この鉄道コレクション、Bトレのように動力化できるとのこと。
走らせて楽しむことを目的に買う人も多いのでしょうね。

「浪漫」最後の来名

2007年02月17日 18時39分59秒 | JR(東海)
3月上旬の運用を最後に引退する、東のお座敷JT「浪漫」。
おととい名古屋へやってきて、昨日長野へ帰っていきました。
今回が最後の来名になるはずなので、見に行ってきました。


名古屋車両区からDE10で引き出されてきた「浪漫」。

「浪漫」は名古屋地区へもよく来るJTでした。私が初めて見たのも、名古屋駅のこのホームでした。


エスコート役、EF64-42号機と連結。

名古屋へは中央西線を通ってやってくることがほとんどでした。
さらに先へと行くときにはEF65、車両区へ入るときにはDE10に付け替えられるため、
名古屋では長い時間とまることが多かったです。


出発を待つ。


ハイカラなロゴと、駅名標。日本中の駅名表を、貴婦人は見てきたのでしょう。

平日にもかかわらず、結構な人出でした。
名古屋駅へJTを撮影に出かけたのは久しぶりでしたが、以前よりも係員さんの数が多かったように思いました。

10年以上もの間、さまざまなところを走り抜けた「浪漫」。
さようなら。

名古屋本線木曽川堤駅

2007年02月11日 21時27分01秒 | 名鉄
現在名鉄では、SFカードシステムへの対応工事とともに無人駅にも自動改札機が設置されるようになり、
以前のようにちょっと入って撮影、ということは出来なくなりつつあります。
工事に際してはホーム上屋等の変化があるため、撮影地も少しづつ消えていくことになります。


木曽川鉄橋を渡り終え愛知県に入った3500系+3100系の急行列車。

木曽川を鉄橋で渡るシーンが撮影できる木曽川堤駅も、8日に訪れたところ工事が始まりそうな気配でした。
ほのぼのとした駅ですが、近代化の波は押し寄せてくるようです。



名鉄の小駅によくある、小さな待合スペース。
SFカード対応化工事が行われた駅の多くでは、このような待合スペースが消えてしまいました。
改札から一続きに上屋が設置されるようになったので、旅客サービスの向上にはなっているのでしょう。
ですが、1ファンとしては、見慣れたものが無くなっていくのは寂しいものです。

帰ってくるたびに、景色は変わっていきます。

373系使用の米原口普通列車

2007年02月10日 22時03分54秒 | JR(東海)
10月のダイヤ改正より、373系が平日午前中に米原ー大垣間で2往復走るようになりました。
仕事探しのため岐阜へ向かう途中、ようやく撮影&乗車することが出来ました。


クモハ373-5以下3連、静シスF5編成。米原にて。
米原発10:44、大垣行き208F。

373系を使用した普通列車自体は「ムーンライトながら」絡みでこれまでも見られましたので、
「普通」表示自体はさほど珍しく感じません。


「大垣」表示。出来れば「米原」表示を撮りたかったところ。

普通列車では、行先表示に種別は表示されないみたいです。
ただ、「大垣」とだけ出ているのには、新鮮な感じがします。
この幕の中には、果たしてこれ以外にはどんな行先が入っているのでしょう。


青い駅名標と373系。かつて165系、今373系。

2ドアですが、デッキの無い373系。
どうしてこのような運用が存在しているのか、詳しいことは分かりません。
恐らく車両不足なのでしょうが。

3月改正では、373系を使用する特急「東海」が無くなります。
その時に、この運用には変化があるのでしょうか。
あるうちに、乗っておく、撮っておくことが大切でしょうね。

373系は、平日のみ、こんな運用をされているようです。

大垣7:31~209F~8:07米原:32~202F~9:05大垣
大垣9:22~213F~10:02米原:44~208F~11:16大垣

ICaエコポイント

2007年02月04日 13時21分44秒 | 鉄道
北陸鉄道バスのICカード乗車券、アイカ(Ica)。
2月1日より、新たなポイントサービス、エコポイントサービスがスタートしました。

ICaかんたんガイド 6.エコポイントサービスについて 北陸鉄道HP

この制度は、アイカを利用してバスや買い物でエコポイントをため、バス運賃で利用するもので、
マイカーから公共交通への利用転換によるCO2削減、中心市街地の活性化を目的にしているそうです。

2月1日スタート!エコポイントでお得にエコライフ(PDF)

上のようなデザインのポスターが、いろいろなところに貼られています。
茶色の季節に、鮮やかな緑色のポスターは眼を惹きます。

エコポイント利用の仕組みをまとめると、以下のとおりになります。

■まず、エコポイントをためる
 ○バス利用
  →バス利用金額100円につき1ポイント、アイカへ加算される
 ○加盟店での買い物
  →加盟店ステッカーがある店で2000円以上の買い物をすると、20ポイント券がもらえる
  →ポイント券をポイント端末設置場所に提出することで、エコポイントがアイカに加算される
 ○カーシェアリングでためる
  →カーシェアリング会員になることで、ポイントがたまる

■ポイント還元
 ○アイカのエコポイントが100ポイント以上になると、アイカへの入金時や定期券の次回購入時に、
  自動的に100ポイント=100円でポイント還元されるそうです(定期券運賃には充当できず)

2007年1月31日以前のアイカは対応していないそうです。
対応手続きが必要になるそうで、その点では少し面倒です。

面白い制度だな、と思いました。
これによって商店街の売り上げやバスの乗客が増加するのかどうかは分かりませんが、下げ止めには貢献するかもしれないです。

それにしても、鉄道線の方がアイカに対応するのはいつの日になることか
(連絡定期券には対応していますが)。

ポートラム、立山連峰、ポートラブ

2007年02月03日 18時48分29秒 | 私鉄(北陸)
高岡の次に、富山へと向かいました。

現在ポートラムでは、沿線と共同でバレンタイン企画「PORT LOVE」が行われています。
それにあわせて黄色(0603)とオレンジ色(0602)の編成には、ラッピングがなされたとのことなので、出かけてきました。

天気がいいので、まずは岩瀬浜付近の立山連峰バックの絵を見に行くことにしました。

結果はこちら。

日が傾いてきた時間帯(15時台)だったこともあり、山肌のコントラストが増していました。

岩瀬浜まで向かう途中で、ラッピング編成とすれ違いました。
この日この時間帯には、1本しか走っていないことを確認。もう一本は城川原で昼寝…

立山バックの写真を撮ってから、岩瀬浜で待つことしばし。
平日なだけあってカップルはいない駅に、ラッピング編成がやってきました。


オレンジ色編成TLR0602。


もぐくん(左)とはなちゃん(右)がいちゃついてます(笑)
他のとれねこたちはどうしている?


リボンを模したラッピング。遠くからでも目立ちそうです。

  

 

左上から時計回りで。
1.ドアにもハートマーク。ここから中に入ると…
2.二人分の席の後ろにハートマーク。カップル席?
3.車内。吊り手にも何かくっつけてあるのに注目。
4.運転台後ろの飾りつけ。

凄まじくファンシーです。
岩瀬浜から富山駅北まで、これに乗って帰りました。
車内では90年代のラブソングが流れ、ドリカムや大滝詠一、サザンなどの曲が流れていました。
途中駅から乗ってきた高校生も驚いていて、携帯で写真を撮ったりしていました。

ところで、「PORT LOVE」とは、
「岩瀬カナル会館へライトレールを利用して行き、設置してある鐘を二人で鳴らした後に想いを
メッセージボードに書き込むことを目的とした」デートプランなのだそうです。
バレンタインデーが間近の休日に対象のポートラムに乗るとチョコレートのプレゼントもあるそうです。

恋人のいる鉄な方は、ぜひどうぞ。
富山ライトレール株式会社/バレンタイン企画

万葉線を撮る

2007年02月02日 18時21分21秒 | 私鉄(北陸)
火曜日に万葉線を訪れました。
この季節の北陸らしからぬ晴天ポカポカ陽気で、撮影には最適日でした。
冬の北陸らしさは出ませんが・・・

今回の万葉線訪問では、500万人乗車達成記念フリー乗車を利用しました。


実は普段のフリー切符は使ったことが無く、デザインがどう違うのかよく分かりません。
右側にある6並びの写真は、この切符のために撮られたのでしょうか。

さて、今回は吉久付近と庄川鉄橋へ行きました。


名物“猫電車”7072号。吉久にて撮影。

電車正面に猫の顔。側面にはいろいろな動物たち…アイトラムに負けないぐらい目立ちます。

猫電車については、Cat-Tramさんが詳しく書かれています。
猫電車日記‐万葉線 猫電車のこと‐

「猫電車」の正式名称は「アニマル電車」で、もうこの塗装になってから10年にもなっているそうです。
また、高岡駅側の前面のネコがオス、越ノ潟側のネコはメスなのだそうです。
写真に写っているのは高岡駅側の顔なので、オスですね。
次回はメスの方も撮らなくては。


六渡寺へ向け長い橋を渡るMLRV1000型第2編成。六渡寺ー庄川口にて。

万葉線の撮影名所のひとつである庄川鉄橋付近では、六渡寺側から立山連峰が見えました。
立山連峰と万葉線という写真は、アイトラム車内の液晶ディスプレイでも表示されていました。
名物なのでしょうが、今回は撮影せず。また次回に…いつになるのやら。

それにしても青空が綺麗です。もっとローアングルで撮れば、並行する道路橋を隠せたかな。

ここらで撮影を切り上げ、高岡駅まで戻り、次の目的地・ポートラムへ向かいました。
戻る途中で米島口車庫を車内からのぞいてみたところ、アイトラム第3編成は車庫の中にいました。
まだ整備中のようです。

北陸鉄道7700系、営業運転開始

2007年02月01日 10時58分43秒 | 私鉄(北陸)
11月に金沢へ運ばれてきてから3ヵ月弱。
ようやく、元京王3000系あらため北陸鉄道7700系の営業運転が開始されました。


野町駅に到着した7701F。

石川線用ということで、形式は「7700」に。
鶴来方先頭車がクハ7711、野町方先頭車はモハ7701になりました。
浅野川線用の8900系と大きく異なる点は足回りです。
整備しやすくするためか、7000系と同じ台車、制御器、抵抗器等を用いています。
また、2Mの8900系と違い、組成は1M1Tになっています。
北国に必須のスノープロウは7000系と同一の小型のものを備えています。

参考:浅野川線8900系


他にも変化は多く、ドアチャイムと側面の開閉ボタン、SIV(クハに装備)は、石川線用としては初装備です。
また、これまで石川線では2両目の行先表示を出さないのが慣例でしたが、7700系では
表示されるようになっています。


掲げられている記念ヘッドマーク。石川線全線開通80周年とあります。

少し石川線の歴史をたどってみます。

石川線の最初の区間、新野々市(現:西金沢)~鶴来が石川鉄道によって開業したのは1915年。
当時はナローゲージ・蒸気動力だったそうです。
改軌、電化が1921年に行われ、その翌年、馬車鉄道だった金沢電気軌道線の改軌・電化により
白菊町(現在廃止)~新野々市で直通運転が開始され、白菊町~鶴来がつながりました。
そして1927年、金名鉄道により鶴来~神社前(現:加賀一の宮)が蒸気動力で開業され、
石川線全通、となりました。
もっとも、電化によって加賀一の宮までの直通が実現したのはその2年後のこと。

かつての「石川総線」は元の会社がいくつもあり、非常に面倒くさいです。
北陸鉄道、という形になったのは、戦時1943年のことでした。

ようやく走り始めた7700系。末永い活躍を。