線路端日誌

東海地方の鉄道を中心に、細かいネタからこつこつと。

名鉄、12月27日に大規模なダイヤ改正

2008年10月30日 21時38分12秒 | 名鉄
名鉄から、12月27日(土)のダイヤ改正が発表されました。新種別「ミュースカイ」の登場、特急の運行系統変更、急行・普通列車の一部削減が行われるそうです。

名古屋鉄道『平成20年12月27日(土)にダイヤ改正を実施~ もっと身近に ますます便利 ~』

予想外に大きな変化となりました。主だったものをまとめてみます。

<登場・変化>
・空港アクセスの快速特急が「ミュースカイ」という種別に
・犬山~河和線系統の一部特別車特急が毎時1本から2本へ
・名古屋本線の一部特別車快特・特急運行系統を再編。昼間帯は、

 現行・豊橋~岐阜3本/時、豊橋~中部国際空港1本/時、岐阜~中部国際空港1本/時
 改正後・豊橋~新鵜沼2本、豊橋~岐阜2本、岐阜~中部国際空港2本

 へと切替えられます。
・特急・急行・準急列車の停車駅増加
・平日夕~夜間に、河和~佐屋間の一部特別車特急を運行
・夕方の「ミュースカイ」数本を新鵜沼・新可児行きに
・土休日にも各務原線に「ミュースカイ」(←快速特急)・中部国際空港行きを1本設定
・土休日朝のミュースカイの編成増強

<消滅・減少>
・1000系を使用する全車特別車特急
・豊橋~中部国際空港の特急列車は朝を除き消滅
・本線系統の急行のうち、毎時2本が岐阜行きから一宮止めに変更
・本線系統の快速急行の多くを急行に切替
・各務原線~名古屋方面の直通列車(朝夕除く)
・夕方運行している岐阜~三柿野の急行2本廃止
 (急行を当該区間で普通格下げ、その分、岐阜~三柿野の区間普通列車廃止?)
・全車自由席特急(早朝・深夜の2本)
・名古屋~津島系統の快速急行
・昼間帯の犬山~赤池(一部豊田市)間を直通普通列車の犬山~岩倉間
・犬山岩倉間の昼間帯普通列車1本。二つあわせ、犬山~岩倉間普通列車は毎時2本減少

どうも、特急・急行・準急の停車駅を増やし、普通列車を削減するというのがこのダイヤ改正、さらには3年間の辿り着くところだったようです。一部特別車特急化も、そのためだったのでしょう。改正後の利用者の評判はどうなるのか、気になります。


金山駅手前の渡り線を通る、中部国際空港発豊橋行き特急列車。これも1本除き消滅

この他、忘れてならないのは、1000系「パノラマスーパー」(全車特別車編成)と7000系「パノラマカー」が、このダイヤ改正で定期運用を外れるということです。7000系自体はしばらくはイベント列車用として残るようですが、名鉄の「パノラマ」時代はいよいよ終りに近づきました。

7011Fの団体列車

2008年10月30日 20時29分09秒 | 名鉄
10月25・26日、犬山遊園~三柿野間で7011Fを使用した団体列車が運行されました。


三柿野にて


「犬山のりもの大博覧会」


3150系との並び

団体列車は、犬山モンキーパークのイベント「のりもの大博覧会」に合わせた、パノラマカー運転台見学ツアーとして運行されたものでした。生憎の天気でしたが、三柿野駅には多くのファンが集まっていました。

運用復帰した西濃鉄道DE10 501

2008年10月26日 19時50分01秒 | 貨物列車
今月発売の鉄道雑誌に西濃鉄道DE10 501号機が運用に復帰したという情報がありましたので、出かけてみました。


ホキ9500形を連ねて乙女坂に到着したDE10 501。1025列車

現在の西濃鉄道の運行区間は市橋線美濃赤坂~乙女坂で、矢橋(やばし)工業から出荷される石灰石を輸送する列車が、一日3往復運行されています。写真は11時台に設定されている下り列車で、名古屋臨海鉄道~JR東海道本線を経てきた空車のホキ編成です。


編成を解放、機回しへ向かう


奥が猿岩駅?


反対側へと移動

列車の歩みは非常にゆっくりしたものでしたが、機関車の入換では予想以上に速度を上げて走っていました。近づきすぎるとやはり危険です。

雑誌によると、全般検査を出場したのは9月。それからひと月以上経っていますが、まだヘッドマークがついていました。取り付けは赤坂方のみでした。

この後、ホキへの石灰石積み込みが始まり、DE10はピットに合わせてホキを動かすため奥の方に入ってしまいました。赤坂行きの発車時刻まで時間があるので、この間は、昼飯線の廃線跡を辿っていました。それについてはまた、調べがついてから書こうかと思います。なにぶん、良く分からない路線なので・・・


出発時刻20分ほど前

工場のサイレンの音、次いで汽笛を鳴らし、少しづつ前進を続け、ようやく撮れそうなところまで出てきたのが上の写真です。


美濃赤坂~乙女坂にて

周囲の開けたところは無いのですが、わずかながら田んぼ沿いに走るところがあります。宅地化が進んでいるようで、そのうちこのような絵は撮れなくなるかも知れません。

樽見鉄道、大垣発着が6番線→7番線へ

2008年10月25日 23時01分57秒 | 名鉄
10月1日から、樽見鉄道の大垣駅での発着番線が7番線へと変わりました。南北自由通路改築工事に伴うものだそうです。


7番線に停車する本巣行きハイモ230


新設された切符売り場


乗り場変更を告げる掲示


掲示

7番線ホームが綺麗になっていることからして、恒久的なものなのでしょうか。

養老鉄道:開業1周年記念HMと「徳山ダム号」

2008年10月25日 22時46分32秒 | 私鉄(東海)
養老鉄道は様々な系統板を掲げて運行されており、前々から気になっていたのですが、今日、初めて撮影をしてきました。


開業1周年記念ヘッドマーク 室ー大垣にて (拡大できます)


大垣方 大垣にて (拡大できます)

現在、養老鉄道では2系統・3種類のヘッドマークを掲げた列車が運行されています。そのうちの一つ・開業1周年記念ヘッドマークは、11月3日まで掲出される予定となっています。掲出される列車も固定されており、時刻は下の公式リリース、また駅掲示で公表されています。

公式リリース(PDFファイル)



徳山ダム号 室ー大垣にて (拡大できます)

もうひとつは、9月下旬から、この10月25・26日までの土休日、大垣~揖斐間で運行されている「徳山ダム号」です。徳山ダム・谷汲山華厳寺などを周遊する、揖斐川町企画の観光周遊バスに合わせたもので、定期列車にこの系統板が掲げられています。

揖斐川町「日本一の徳山ダムと250万本のコスモス畑観光周遊バス」(PDFファイル)

イベントなどにあわせて系統板を掲げるのは、以前の名鉄を髣髴とさせて面白いです。次はどのようなものが見られるのでしょうか。

北陸鉄道石川線鶴来ー加賀一の宮間廃止へ

2008年10月23日 20時58分29秒 | 私鉄(北陸)
北陸鉄道石川線の末端部、鶴来ー加賀一の宮間の廃止が発表されました。

北國新聞『来年11月までに廃止 北鉄石川線 鶴来-加賀一の宮の2・1キロ』
http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20081023104.htm

同区間の一列車当たりの輸送人員が通常期は一日約五人、さらに施設の老朽化が進み、維持・更新に必要な費用が今後五年間で約五億円に上ることから、廃止が決まりました。北陸信越運輸局へ23日に届け出、来年11月までに廃止するそうです。

十数年前にあった中鶴来駅付近にあった高校が移転して以降、この区間は白山ひめ神社への参詣客で賑わう初詣シーズンの為だけに残してきたような状況でした。巨額の費用を投じてまで残すに値しないという結論は、無理も無いことなのかもしれませんが、寂しいです。

記事の中で気になるのは、廃止区間を除いても石川線の赤字が年間五千万円あるということです。浅野川線に比べ、石川線は施設も車両も良い状態とは言えません。他の都市に比べて貧弱だった金沢都市圏の道路も整備が進んでいる状況にあり、非常に心配です。


わずかながら、手取川沿いの区間も見られるのですが・・・  加賀一の宮~中鶴来にて

名鉄:7101Fの“遠征”

2008年10月20日 23時32分08秒 | 名鉄
7000系中間車からの改造車、7101Fが、この土日、犬山地区へと姿を見せました。


新鵜沼→犬山の回送。7101F+7041F 犬山遊園にて

7101Fは、普通・犬山行き891列車で7041Fにぶらさがって犬山エリアに入りました。犬山到着後は新鵜沼までの間を回送列車として走り、7101Fが先頭に立つ姿が見られました。


新可児行き953列車 善師野ー西可児にて

回送列車として犬山に到着後、犬山検車区に入り、単独編成となって犬山9:47発新可児行きに充当されました。普段であれば、犬山~新可児の折り返し運用が続くのですが、この日曜日は午前中に犬山地区を離れてしまったようです。

7011F 白帯復活記念列車走る

2008年10月19日 22時23分33秒 | 名鉄
パノラマカー全廃に向けたイベントの一環として7011Fに白帯が復活することとなり、今日、10/19(日)、それを記念する特別列車の運行と撮影会が実施されました。


三柿野行き特別列車 二十軒~名電各務原にて (拡大できます)

特別列車は中小田井から客を乗せ、終点・三柿野まで途中駅での客扱い無しで運行されました。この列車への乗車は、1dayまたは2dayフリー切符の所持を条件として配布される整理券制がとられ、そのためか、P6さよならイベントほどの乗車率はなかったようです。一説には、キセル乗車撃退のためだとか・・・

三柿野到着後は1番線で撮影会となりました。




(拡大できます)



お決まりの、各種系統板の掲示も行われました。豊橋方、岐阜方、それぞれで別の掲示が行われており、板または幕が切り替わるたび、人の移動が起きていました。


詳細不明の「青い鳥」


「みはま」

明日以降は通常の運用につくはずなのですが、通過一時間ほど前に列車の中から見た“にんじんカーブ”などは物凄い人出でした。遠方からの方も当然、居られたことでしょう。

明日はいよいよ・・・

2008年10月18日 21時42分04秒 | 名鉄
人身事故の影響で車両運用が混乱しているようですが、岐阜~須ヶ口のP4折り返し運用は、通常通りのんびりしたものでした。


黒田ー木曽川堤にて

半端な構図になってしまいましたが、いい色になった田んぼとの組み合わせを撮ることができました。来週にはもう見られないでしょうね、たぶん。

さて、明日はいよいよ、7011Fが白帯を巻いた姿が復活します(既に巻かれているという話ですが)。


名古屋臨海鉄道昭和町線

2008年10月13日 19時38分45秒 | 貨物列車
5000系+5300系の快走列車を撮影した日、午前中に名古屋臨海鉄道昭和町線沿いに歩いてみました。昭和町線は東港駅と昭和町駅を結ぶ路線で、東亜合成名古屋工場で生産される化学薬品が輸送されています。


県道西側 昭和町駅にて


県道東側

昭和町駅は県道(かなり広い)で分断されており、東側と西側に荷役設備が分かれているようです。


現在の終点


苛性ソーダの荷役中

国道の西側を歩くと発着線があり、更にその奥へ行くと苛性ソーダの荷役設備があり、線路は終ります。独特な雰囲気があり、列車の走っている姿を見てみたかったのですが、この日は無理でした。


留置中?の関西化製品輸送タキ5450


コキ200

発着線付近には、何両もタキ5450が留置されているのが見られました。実際にここで使われているのかどうか、浅学ゆえ、よく分かりません。


新鋭ND601 東港にて

東港駅へ戻ると、今年登場したばかりの新型DLが停まっていました。一つ目のDLが、これで少しづつ置き換えられていくのでしょうね。

以上、みたままの記事でした。