線路端日誌

東海地方の鉄道を中心に、細かいネタからこつこつと。

石川線旧型車現況

2006年08月27日 23時27分44秒 | 私鉄(北陸)

8月25日、鶴来にて。

前から、モハ3761(車号表記がありません)、モハ3751、さらに先行き不明なモハ3752。
後ろの二両は連結された状態です。

しばしば留置場所が変わっていることから、2両単位で構内をうろつくことがあると推測されます。

そろそろ、大聖寺行きのほうは準備が始まるのではないでしょうか。

-お知らせ-
8月末~9月前半は、私、旅行やら何やらと、なかなか更新ができない日々が続きそうです。
ネットカフェ等から更新できるときには更新するよう努力いたしますが、どうしても更新が滞りがちになります。ご容赦くださいm(_ _)m

名鉄の保存車・旧谷汲駅

2006年08月26日 12時24分07秒 | 名鉄

駅舎。このサイズでは分かりづらいですが、駅名表は(旧)谷汲駅となっていました。


待合室の中には写真やグッズなど、谷汲線の歴史を語るものが飾られていました。
写真を見ていると、5年前谷汲線にのめりこんでいた頃を思い出しました。

駅構内へ入っていきます。

  
改札口に近いほうにモ755、長瀬方にモ514が停められ、どちらも中を見学できます。
まずはモ755から。

  
モ755車内、2枚。

モ514よりは製造年があとですが、それでも昭和一桁製。
何度も座って揺られたいすに座り一息つくと、ニスの香りが鼻をくすぐりました。


モ514車内。

1+2列のクロスシートが、千鳥足状に配列されています。
独りがけのシートに座り、窓の桟に腕を付いて景色を眺めていると、びりびりと振動がきたものでした。

モ755の方には屋根がありますが、こちらには屋根が無く、雨ざらしの状態です。
そのため町が車庫を200万円かけて建設、そこへ移動させることになったそうです。

参考記事
みんなで押して!丸窓電車 旧名鉄谷汲駅で車庫入れイベント 中日新聞

それがこちら。


ホームで谷汲駅のグッズ(谷汲浪漫鉄道と書かれた手提げ袋)を買ったとき、「20日に車庫入れイベントをやりますので、ぜひその日にも来てください」といわれましたが、私は用事があって行けませんでした。

モ514のブレーキは壊れてしまっているそうで、無事に作業が終了したのかどうか心配ですが、悪いニュースが新聞に載ってないということは、無事に車庫入れが完了したのでしょうね。

8月14日訪問・撮影

こちらの記事へトラックバックさせていただきました。2番線入線後の514号です。
まことの徒然なる日記 谷汲駅にモ514

敦賀直流化、ダイヤ発表。待望の交直流新車も登場。

2006年08月24日 11時19分38秒 | JR(北陸)
JR西日本 北陸線・湖西線が敦賀まで直流化、湖北地域のダイヤが大きく変わります

京阪神地区用のPDFファイルです。

これによりますと、

・湖北地域(米原・近江今津以北)の列車はすべて新型車両での運転に。
 125系、223系、そして521系。
 ただ、521系の使用開始は11月下旬以降のため、しばらくは在来車で運転する列車もあるとのこと。

・データイムは湖西線の新快速が敦賀まで直通運転。現在長浜始終着の新快速は2本のうち1本を近江塩津まで直通運転
・朝夕ラッシュ時においても、現行より本数の大幅増加、利便性の向上が図られる

ダイヤ改正後の時刻表が楽しみになってきました。

北陸地区用のPDFはこちら

こちらには、交直流電車(521系)は、敦賀~福井間で一部普通列車として運転とあります。直通新快速だけで敦賀以南をまかなえる、昼間時間帯がそうなるのでしょうか。

同じPDFにあるものですが、高山線活性化社会実験に合わせて列車の増発が行われるそうです。神岡鉄道がなくなるのが11月末ですから、猪谷までは現在より多少はアクセスしやすくなり、出かけやすくなりそうです。

名鉄、怒涛の大量増備計画

2006年08月23日 09時55分33秒 | JR(東海)
こんな記事が、ありました。

中部経済新聞8月22日 名鉄、新型車両300両以上投入へ

過去五年間の新規導入車両の合計は、114両。

これでも十分大きな変化のあった時期だと名鉄では言えると思うのですが、そのさらに3倍弱に相当…

7000系やSR系統が消えることは確実でしょうが、そのほかはどこに淘汰の波が押し寄せるのでしょうか。

案外、更新はされないし都市型ワンマンにあたって非貫通で不便な6500系あたりがターゲットに…というのは、私の勝手な妄想です。

とりあえず、瀬戸線の旧型車から、今の名鉄の記録をしていかなければ。

名鉄の保存車・金公園

2006年08月22日 14時08分57秒 | JR(東海)
   北側から、まず一枚。

   南側から、もう一枚。

ご覧のとおり普段はフェンスに囲まれた状態で保存されています。
祭りのときなどのイベントの際には、外へ引き出して保存することも検討されているらしいです。

そういえば、毎年恒例になりつつあった路面電車を引っ張る大会も、ここからさほど離れていないところで行われていました。

フェンスには、513号の説明や保存までの経緯などの書かれたポスターが、三枚貼られていました。

   そのうち、一枚。

当初は屋根付きの計画だったそうですが、資金が足りず、とりあえず今の状態で保存が開始されました。
早いところ屋根を付けたほうがいいのですが、それを実現するために、あといくらぐらい必要なのでしょうか…

   おまけ。連結器についていた、何か。

これを使って、モ600が故障したモ780を引っ張って市ノ坪へ連れて行くのを見たことがあります。

北陸鉄道旧型車の行く末決まる

2006年08月20日 09時49分06秒 | 私鉄(北陸)
譲渡先公募の北鉄電車2両 かつて走った南加賀へ 北陸中日新聞

決まりました譲渡先は、石川県加賀市の町づくりNPO法人と、能美市。

加賀市の方に譲渡されるのは、モハ3751。加賀市大聖寺八間道(はちけんみち)の旧大聖寺川沿いに設置される予定とのこと。
すでにレールも敷かれ、9月中の電車の到着を待つばかり。加南線でも走っていたのが縁になったそうです。

能美市の方に譲渡されるのは、モハ3761。
合併前の町の歴史を語る遺産として受け入れを決定。設置場所は未定とのことです。
旧根上、寺井、辰口三町をつないでいた能美線(鶴来ー新寺井)が縁になったそうです。

大聖寺の方、9月に搬入ということは、もうすぐです。
地図を見てみましたが、JR大聖寺駅からさほど遠くありません。公開が開始されたら、また見に行こうかと思います。

ところで、残る旧型車1両、モハ3752はどうなるのやら。

この件については、前に二件ほど書きました。
・北陸鉄道旧型車、払い下げへ!! 5月19日

・石川線旧型車放出~続報~ 7月6日

名鉄→福鉄の保存車・高柳(仮)

2006年08月19日 10時00分18秒 | 私鉄(北陸)
39年前廃線 市内電車線で活躍の車両 “老後”は再び金沢で! 北陸中日新聞

記事によりますと、

・今回金沢に来たのは福井鉄道モ562(←北陸鉄道モハ2202)
・JR貨物・北陸ロジスティックスが現在、預かっている。
・石川・富山両県の企業から譲渡の申し入れがあるが、自治体による保存を希望している

とのことです。

今年三月に廃車になっていたのですね。結局走っているところは見られずじまい・・・

現在、高柳のスーパーセンター武蔵金沢店の駐車場に展示されているとのことで、暑い中見に行ってきました。

 
本当に、駐車場に展示されています。

 

パンタは外されています。どこか別のところにでも保管されているのでしょうか。

落書き電車だった時代もあるためか、よく見ると子どもの手形が側面にいっぱい・・・

現存する旧金沢市電、もう1両は鉄道総研にいるらしいのですが、こちらはいまどのような状態なのでしょうか。

バッテリートラムの実験に使われたと聞きますが。

こちらの記事へトラックバックを送信致しました。
猫電車日記さん モノクロームの広島 2006 8.6(5)
http://d.hatena.ne.jp/Cat-Tram/20060817

名鉄の保存車・手力大橋駅

2006年08月18日 10時15分16秒 | JR(東海)
 
橋のたもとに鎮座する603号。名鉄各務原線とは少し離れたところにあります。

ブック式行き先表示板は盗まれてしまったようで、代わりの物がかけられています。きちんと名鉄書体です。

この手力大橋駅、最初はシーフード、そのあとラーメン屋、居酒屋と、ころころ店が変わり、一時期は完全休業でした。
そして現在は、看板を見る限りでは、なんと託児施設となっているようです。子どもたちに囲まれて余生を過ごす・・・これで業態が落ち着くのでしょうか。

この車両にはクロスシートがしっかりと残っているのですが、託児施設では、中には入れませんね・・・ちなみに訪問日はお盆中のため休園でした。

ちなみに、手力大橋とは、このような橋です。

大橋なのかは疑問・・・

撮影・訪問、8月13日。

名鉄の保存車・旧名鉄美濃駅

2006年08月17日 11時50分35秒 | JR(東海)
平成の名鉄廃線ラッシュの先陣を切って1999年に廃止された、美濃町線新関ー美濃間。
終着駅だった美濃駅では、現在駅舎と車両の保存が行われています。

見に行ってきましたので、書きます。


駅舎も駅名標識以外は現役時代と変わらず。


改札口。出入り口の上の時刻表は、美濃町線に急行が設定されている頃のものでした。

駅待合室には、数多くのきっぷやチョロQ、昔の発車時刻表などの各種名鉄グッズが展示されていました。
その他、土佐電鉄の時刻表や最初期の「電車でGo!」(←運転できる!)も展示されていました。

ここを見ているだけでも時間が過ぎてしまいそうなので、駅の中へ入ります。


右から、601号、512号、593号の並び。

車内を見ていきます。まずは512号から。


特徴的だったシートは残念ながら撤去されています。
その代わり、かなりマニアックな部品が展示されていました。
私にはそれが何なのか、よく分かりませんでしたが、見る人が見れば宝の山なのでしょう。

次に、601号へ。

 
シートはわずかながら残されていました。

こちらの車内には、古本(主に鉄道雑誌)の棚が置かれ、販売されていました。

さて、最後に593号へ。


台車は土佐電へ持っていかれたそうで、ここでは現役時代とは違うものを履いていました。570形あたりのものでしょうか?


593号の車内は、広告も含めて現役時代のままで、少しほっとしました。

新聞によると、最近593号の1枚窓ガラスが割られたそうです。直さないでそのままにされていますが、それは文化財の価値について考えて欲しい、と管理者の方が考えられているからなのだそうです。


870形の前頭部カット。
まだ整備中で、中の見学は出来ないそうです。


最後に、涼しげな一枚を。
この日の旧美濃駅は「風鈴まつり」という催しの最中のようで、そこらじゅうに風鈴がぶら下げられ、チリンチリンと音色を奏でていました。

Canon PowerShotA540にて撮影。訪問・撮影:8月12日。