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老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

冬に向ってのベランダ風景

2016年11月10日 21時44分52秒 | 自宅の様子(ベランダ/室内園芸)
 奥浜名湖一人旅と、浜名湖畔での高校時代の友人とのテニスツアーを兼ねて楽しんできましたが、夕方に帰宅するとベランダが大きく変化。冬に向っての、我が家の慣例の準備が着々と進んでいました。

 留守中に、ツレアイが冬仕度してくれていたのは
<吊るし柿作り>・出発前の7日に近くのスーパーで仕入れていた愛宕柿(アタゴガキ)の皮を剥いて、ベランダに吊ってくれていました。
・ベランダなので、干せる数に制限があり、今回は18個を仕込みましたが、3週間もすると甘くて美味しい大好物の吊るし柿ができますので、その後更に仕込みます。
・例年、ヒヨドリなどの鳥害に備えて、園芸用のネットで覆っていますが、先日のアジの干物で被害にあったアリも今のところはまだ来ていないようです。
・私は子どもの頃に良くおやつ代わりに食べた、この渋柿を剥いた皮を干したものも、懐かしく楽しみにしているのですが、今回はこの皮は廃棄されていました。残念!! 次回の仕込み時には確保を期します。

<メジロ用鳥かご設置>
・これも我が家の年中行事で、この時期になるとメジロが団地でも飛び回るようになり、ベランダにツレアイが作った特製の鳥かごを設置して、中に半分に切ったミカンを入れておきます。
・この籠はアルミワイヤーでの特製ですが、大きな特徴はメジロは出入りできるが、ヒヨドリなどの大型の鳥は入れないような、隙間があけてあります。
・メジロがベランダに姿を見せるのは、例年11月半ばから3月末頃まで、丁度温州ミカンが出回りの時期で、ミカンをつつく姿を身近に見られるのは、我が家の冬場の癒し風景です。

※奥浜名湖などの様子は明日以降お知らせします。(まさ)

渋柿の皮を剥いて、紐で吊るして、自家製吊るし柿の準備完了

園芸用のネットで被って鳥対策

こちらはメジロ専用の鳥かご

同上、こちらは丸型です

紅葉を求めて大阪を“散輪”

2016年11月07日 20時03分55秒 | 旅行/色々な風景
「散輪」という言葉を始めて使いました。
歩く代わりに自転車で近くをウロウロする場合に、“散”とは言いにくいので、“散”の方が適切かと思い、使ってみました。

今日も好天気で、大阪城や近くの樹木の紅葉を見たくなったのですが、帰りに重い買い物が必要だったので、歩きではなく自転車でということにしました。

自宅から大川沿いの散歩コースを大阪城まで行き、大阪城を大きく一回りしてきました。計10km位はあったと思いますが、流石に自転車では歩くのと比べてかなり楽でした。

お目当ての紅葉は、前にも紹介したアメリカハナミズキの赤さが目立ちますが、その他ケヤキやサクラが段々と色を付け初め、一部のイチョウも黄色に染まっていました。
大阪城周囲のハゼが所々で鮮やかな赤い葉を見せていましたが、まだ大阪ではモミジ類の紅葉は、それ程目立ちませんでした。

そんな大阪の秋を、沢山のインバウンドが楽しんでいました。(まさ)


メタセコイア

カツラとヌマスギ

ケヤキ

サクラ

イチョウ

ハゼ

ハゼと大阪城

秋晴れの中の大阪城

原発事故発生に伴う賠償金負担問題

2016年11月06日 19時33分45秒 | 原発関係
 先日書き込んだように、福島原発の廃炉費用については東電が負担の方向で調整が進んでいるようで、“何とか納得”と思ったのもつかの間、何と事故に伴う賠償費用の負担を新電力にも求める案が出てきているようです。

 しかも、あきれることに、この対象は福島事故原発だけでなく、将来の新たな事故も対象にするという案のようです。
何でも、「2011年までは電力会社が原発事故に伴う賠償金の積み立てをしていなかった(電気料金に上乗せしていなかった)ので、それまでの間原発による電力の利用者にも負担を求める」ということのようです。(11月3日 毎日新聞)

 これでは、原発は「トイレのないマンション」ではなく、一度走ってしまえば後はなんとかなると、全く他人任せの「ブレーキがない車」のようなものでしょう。

 福島原発の事故という恐ろしい現実を経験し、その事故処理の目途も付いていないだけでなく、膨れ上がる賠償金や廃炉費用の総額さえ見通しが立たない状態で、今後に起こりうるかもしれない事故に対する賠償問題の分担方法を打ち合わせるのはおかしい限りで、国民の納得など得られないでしょう。

 常識的に考えれば、“福島の事故で見られるように、万一原発の事故が起これば、大変なことになるので、原発は原則禁止とする。それでも尚原発を継続したいのならその場合は、事故発生時の対応や賠償などは私企業の全面責任という覚悟で対応すること”とするのが、まともな対応ではないでしょうか。

 また、福島原発の事故にも懲りずに、この地震・火山・津波・台風などの自然災害の宝庫ともいえる日本で、未だに将来の事故までを想定しながら危険極まりない原発を稼動させる原発とは一体何なのでしょうか。そこには人間の英知など全く感じられません。(まさ)

オプジーボの高額化の背景

2016年11月05日 20時16分10秒 | 高齢化社会での生活・終括・社会保障など
 4月及び7月にこのブログでも、年間3,500万円もの費用が掛ると言われるオプジーボなどの高額医薬について触れましたが、余りにも高額な薬価設定に対して医療保険制度の存続危機を感じると共に、このような高額の薬価が設定されたことに驚くのは私だけではないでしょう。
 
 私が非常に親しくしているサイエンスライターである「あきなか」さんは、生命科学から素粒子まで、自然科学の分野なら何にでも精通していますが、この度「科学と現実のはざまから」(http://blog.livedoor.jp/akinaka0629/)という彼のブログの中で、この度“オプジーボ薬価の大混迷”という題でオプジーボの高額設定の背景などを非常に詳しく説明してくれました。要するに

・厚生労働省が日本で2014年7月にメラノーマの治療薬として承認しましたが、メラノーマとは悪性黒色腫と呼ばれる深刻な皮膚がんの一種で患者の数がそれ程多くないので、厚労省は対象者を1年間に最大500人弱ぐらいだろうと予測し、原価計算方式によって高額の薬価を設定した。

・しかし、2014年12月にオプジーボをメラノーマの治療薬として承認していた米食品医薬品局が、たった3カ月後の翌2015年3月に非小胞肺がんの治療薬としても承認し、これに追従して日本の厚労省も2015年末にオプジーボの適応拡大として肺がん使用も承認した。

・このように、効用が肺がんに広がったことでオプジーボの対象患者は、当初のメラノーマで予測した500人の100倍の5万人にも増大したといわれ、こうして超高額の医薬は国民的な規模でがん治療に使われ始めた。

・流石にこれには薬価設定者である厚労省も大慌てで、役所に似合わないスピードで検討し、通常なら2018年であるはずのこの薬の薬価改定を、2017年に最大25%引き下げる異例の決定をしたようです。

 私などは、この分野には全くの素人で新聞やインターネットで拾い集めた情報だけで動いていますが、流石に彼はこの分野の専門家。経過や背景などを見事に説明してくれています。
その他の自然科学の分野に関する最新の情報なども、自分の経験を交えて詳しく説明してくれていますので、ご興味のある方は、彼のこのブログをご覧ください。(ブックマークに追加しておきました)

 また、彼には著作に「現代素粒子物語」(講談社・ブルーバックス)「青色に挑んだ男たち」(日本経済新聞社)。共著書に「現代免疫物語」「新・現代免疫物語」「現代免疫物語beyond」(いずれも講談社・ブルーバックス)などがありますので、ご興味がある方はご覧下さい。(まさ)