老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

身近な言葉の語源  家政などに関するもの その③ ~はで/はんなり~

2022年08月19日 19時08分01秒 | 面白い言葉や語源など

 久しぶりに朝晩は少し涼しくて秋の気配を感じましたが、今日は政治の熱い話題から離れて、語源の話題です、


はで(派手):
 “姿・形・色彩・服装・行動などが、華やかで人目をひくこと”を「派手」と言いますが、この語源は以外にも音楽にあるようです。

 即ち、「派手」は当て字で、元々は「破手」と言い、三味線組歌の用語で、古典的な組歌を「本手組」や「本手」と言うのに対して、従来の奏法ではなく細かくにぎやかな奏法を「破手組」や「破手」と言ったようです。

 これから、“華やかで美しいさまを表す”語として用いられるようになり、更に人の気質や態度にも意味が拡大し、江戸末期には「目立ちすぎる華やかさ」の意味が強調されるようになり、「粋」や「風流」などと一部は同じ意味で扱われるようになったが、どちらかというとそれらよりも劣る言葉として位置づけられていたようです。


はんなり:
 京言葉の代表ともされていて、京都・大阪を中心に現在でも用いられている言葉です。

 単に「きれい」とか「美しい」ではなくて、“上品さと気品さを兼ね備えている上、明るくて華やかなさま”を言いますが、その語源としては諸説あり、

「華(花)あり」が語源となった。

・「はな」(華、花)に、状態を表す接尾語「り」が付き、その後、撥音便化した。 

・「はな(華、花)+ナリ」の音変化。
などと言われていますが、「華(花)あり」が最有力なようです。(まさ)




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